ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

私のことを忘れずに・・・ (38-31)

奴隷になってしまったヨセフは
変えられない環境の中で
変えられるものを探し
そして主人の信頼を勝ち得た。

なのに
その妻の言葉で無実の罪人となり
今、彼は監獄の中です。

それでもヨセフの生き方は変らなかった。
彼はここでもみんなの心をとらえた。

ある日、
エジプト王の給仕役と料理役とが
主君パロ王の暗殺容疑で投獄され
ヨセフは彼らの身の回りの世話を任せられました。

数日たったある朝
ヨセフは二人の顔色が悪いことに気づきました。

「どうしたのですか?顔色が悪いですよ」

彼らは言った。

「夢を見たんだ・・その意味が分からない・・」

ヨセフは彼らに言いました。

「解くのは神さまですよ。
      わたしが伺いをたてましょう。どうそお話ください」

給仕役の長はその夢をヨセフに話しました。

「一本のぶどうの木があったんだ・・・
 その木は三つの枝があって、
 芽を出し、ぶどうのふさが熟したんだ・・。
 わたしはその実をしぼり、
     その杯をパロの手にささげたのだが・・」

ヨセフはにっこり笑っていった。

「それは良かった。。
 三つの枝は三日。
 それで、あなたがしあわせになられたら、
 わたしの事をパロに話してださい。」


料理役の長は、そばでその解き明かしを聞き、
安心して、自分の夢をヨセフに話した。

「わたしの夢はこうだったんだ。
 白いパンのかごが三つ、わたしの頭の上にあった。
 一番上のかごには、パロのために作った食物があったんだが、
 鳥がそれを食べていた」

ヨセフは顔を曇らせた。
     三日後に彼が殺されることを
     告げなければならなかったからだ。

さて三日目はパロの誕生日でした。

パロはすべての家来のためにふるまいを設け
そして、
給仕役と、料理役の二人は
ヨセフの解き明かしのようになった。

疑惑のとけた給仕役の長は
狂喜のあまりヨセフの言葉をすっかり忘れてしまいました。





(~_~)・・・・
時はこうして空しく過ぎて・・・
はたして、ヨセフの運命やいかに・・・・