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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

わたしでなく、他の人に・・

=== 神が語られる ===                          
今日も彼は妻の父、ミデヤンの祭司エテロの羊の世話をしていた。
エジプトを逃れてから、それは変らないモーセの務めだった。
そして、神の山と呼ばれているホレブ(シナイ山)に来た時
彼はおのれの目を疑った。

石を投げれば届くほどのところに突然、火の手が上がったのだ。
その火は広がりもせず、消えもせず
ランプの炎のように一箇所で揺らめいていた。

恐怖と好奇心に引き寄せられて近づくと、声がした。

ぎょとして、思わず辺りを見回した。

誰もいなかった。

気のせいか・・・
狼狽した自分の気弱さに一瞬呆れながら
一歩踏み出すと

   モーセよ!!」
炎の中から呼びかけられた。

   「わたしはアブラハム、イサク、ヤコブの神。
    わたしはわたしの民を、乳と蜜の流れる地へ導きます。
    あなたはそのための指導者です。 
   さあ、イスラエルの長老を集め、今わたしが言ったことを告げなさい。
    そして、パロと交渉するのです」
モーセは仰天した。
若き日の苦い失敗がおくびとなってこみ上げてきた。

彼はあわてて首を振った。
   「だめです!不向きです!
   エジプト人として育てられたわたしを
   同胞は受け入れてくれません」

すると神は言われた。
   「あなたの手にあるものを投げなさい」
彼は手を見た。
恐れでこわばった手には杖があった。
片方の手でもぎ取るようにして、杖を捨てた。
するとそれは蛇となり、彼に向って鎌首をもたげた。
おおっ!!
彼は後ずさりした。

神は言った。
   「その尾をつかみなさい」
モーセは息を飲んだ。
及び腰のまま手だけを伸ばし、その尾を掴んだ。
一瞬、蛇の冷たさが手のひらに張り付いたようだった。

??? 夢か・・・・・・・・・

自分の手には、元の杖がしっかりと握られていた。

それから神は、モーセの手を皮膚病で真っ白にし、一瞬のうちに健康な手に戻された。

この不思議に、モーセは恐れ恐れおののいて地面に額を押し付けていた。
   「確かにあなたはわたしたちの神です。
   しかし、わたしにはできません。
   わたしは口下手なのです。
   どうか他の人にしてください」

神は少しばかり声を荒げて言われた。
   「あなたの兄弟レビ人のアロンがいるではないか!!
    彼をあなたの口としなさい」
モーセはもはや抗うことをあきらめた。
自分に出来なかったことを、
今から神の力にたよってなしえよう。
そう思った。
    「これからは、アロンがあなたの口になり
     あなたの代弁者だ。
     あなたは彼のために、神に代わるであろう」*1

彼は新たな決意の中に恐れを閉じ込めて、エテロのところに帰った。

すでにモーセを殺そうとしたパロは死に、
新しい王がエジプトを治めていたが
これからのことを思うと自分の命の保障は無かった。

モーセは義父に何も語らず
エテロにエジプトへ帰る許可を求め
妻子をロバに乗せた。



神からの使命をおびたモーセの前に、アロンが元気よく手を伸べてきた。
彼はモーセよりも年長だったにもかかわらず
すでに、自分の成すべきことをわきまえていて
年下のモーセを立ててくれた。
モーセはアロンの言葉と態度によって励まされ、
意気投合した二人は、勇んで長老たちのところに足を運んだ。

アロンは、神がモーセに語られた言葉を民に語った。
モーセも神が見せてくれた不思議を、彼らの前でしてみせた。
そうして、彼らの中に埋もれていた伝承を思い起こさせた。
民は狂喜し、先祖伝来の神の約束に希望を託した。

モーセはほっとした。

あとパロとの交渉に全身全霊を傾けるだけだ・・・




*1
ひよこ、ここでコケコッコ〜〜   \(◎o◎)/!
この後に神さまの言葉が続くのだけど・・・
もったいぶって、
出エジプトの最後、モーセの最後の時にコメントしますね。
もったいぶってるでしょう・・・