藤村実穂子さんで〜す。
1月3日(日)
ニュウーイヤーオペラコンサート生中継されました。
NHK教育・NHKFM
さあぁ〜、さあ、ヨシュア記の始まり始まり〜い・・・
その舞台のカーテンにはこんな言葉が美しく刺繍されていましたよ。
わたしはあなたに命じたではないか。
強く、また雄々しくあれ。
あなたがどこに行くにも、
あなたの神、主が共におられるゆえ、
恐れてはならない、おののいてはならない。 』
偉大な指導者モーセの死は、民の心を動揺させました。
若いヨシュアにはそんな民の心が敏感に伝わってきて、キリキリと胃が痛みました。
幼いときからモーセの元で訓練を受けたとはいえ、モーセのように民を導けるだろうか、民の信頼を得ることが出来るだろうか・・押し寄せる不安に、ヨシュアは会見の幕屋の前で頭をたれ続けました。
そんな彼に神様はおっしゃいます。
「ヨシュアよ、おまえが生きている間、おまえを負かす敵はいない。
なぜなら、わたしがあなたと共にいて、あなたを見放すことも、見捨てることもしないからだ。
さあ、強く、雄々しくありなさい。
あなたは、わたしがあなたの先祖に与えるといった地に、民を導くために、わたしが選んだ新しい指導者だ。
勝利の秘訣はモーセから学んだように、わたしの律法を守って、右にも左にもそれないことだ。
昼も夜もそのことを忘れるな。
そうすれば、あなたの道は栄え、勝利を得るのだ」
こうして注ぎ続けられる神様からのお言葉は、ヨシュアの心と身体とを奮い立たせました。
ヨシュアは天幕を出ると指導者として、張りのある美しい声で宣言しました。
「三日のうちにヨルダン川を渡るぞ!!
我々は行って、戦い、勝利し、その地に住むのだ!!
これは、神様の約束だ!!」
新しい若き指導者の確信に満ちた言葉は、集まった人たちに感動を与え、勇気が沸いてきて、誰ともなしに歓声が沸き起こりました。
これらの人々が民の中に帰って行くと、その行く所どこででも、期待に満ちたどよめきの輪が広がって行くのでした。