忙しく出立の準備に追われながらも
ヨシュアは確認しなければならない事があった・・
それは、ルベン人とガド人と、マナセの半部族についてだった・
彼らの代表を呼び寄せるとヨシュアは言った・・
我々は三日の後にヨルダン川を渡る・
「あなた方は戦うことの出来ない家族と、家畜をこの地に残して
私たちと一緒に川を渡り
我らの先頭に立って戦わなければならない」
集まった人たちは答えた・・
「もちろんです。
私たちはすでに土地を与えられました。
民の士気を損なわないように
我らは先頭に立って戦いましょう・・
私たちはモーセに従ったように
あなたに従って行きます」 (。ゝω・)ノ゛
「主の約束の地を獲得したら
あなた方はこの地に帰ってきて
再び家族と一緒に住むことが出来る」
「どうぞ、あなたの神、主がモーセと共におられたように
あなたと共におられますように。
だれであっても
あなたの命令にしたがわない者があれば
われらがただします。
あなたは、強く、また雄々しくあってください」
ルベン、ガド、マナセの半部族の頼もしい言葉に
ヨシュアは力づけられた。
そうして、かって自分がしたように
シッテムから密かに
二人の選りすぐりのスパイを放った・・
イスラエルの民は荷物をまとめ・
出立の時を待った・・
人々の声には活気があり
ざわめきの中に希望があった・・
そんな騒ぎの中
若者たちは興奮しつつも
武器の手入れに余念がなかった。
・