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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

ヨシュアの前に引きずり出されて・・


朝早く、ヨシュアの前に集められたイスラエルの男たちは、
部族ごとに並んでいた。

ユダを先祖とする部族、 イッサカルを先祖とする部族、
ゼブルンを先祖とする部族、 ルベンを先祖とする部族、
シメオンを先祖とする部族、 ガドを先祖とする部族、
エフライムを先祖とする部族、マナセを先祖とする部族、
ベニヤミンを先祖とする部族 ダンを先祖とする部族、
アセルを先祖とする部族、  ナフタリを先祖とする部族

それらの代表はみんなの前に出て、
一人一人、くじを引いてゆきました。
何百という視線が彼らの指先にそそがれ、
張り詰めた空気の中で
ユダを先祖とする部族の代表が、くじに当たりました。

一瞬、会衆の中にどよめきが起こり
当たらなかった部族の中からは深い安堵の息遣い
       当たったユダ部族の会衆からは、
驚きと戸惑いのさざ波が広がりました。 ( ̄釤 ̄;) 

なぜならそれは、
       アイ攻略を失敗させた「犯人」を、
突き止めるためのくじ引きだったからです。
                         
ヨシュアが指揮すると、人の流れが大きく動き
今度は、ユダ部族の中の、
各氏族の代表が前に出ました。
そして、同じようにくじを引いたのです。

すると、ゼラ人の氏族の代表が、
印のついたくじを引き当てました。
      彼は信じられないとでも言いたげに
      自分の引き当てたくじの先の、
      赤い印を見つめ続けました。

続いてゼラ人の家族の長が集められ、
同じようにくじを引くと
      ザブデに当たりました。

それで、ザブデの子どもたちが集められ、
同じようにくじを引きました。

すると、彼の子のカルミがくじを引き当てました。

カルミは、集められた自分の子供たちの顔を、食い入るように見つめました。
      私の息子の中に、神さまの掟に背いた者がいるというのか・・・
      どの子もどの子も真面目で、気が優しく、家族を愛し
      年老いた自分たちの面倒をも、よく見ていてくれていた。
      バカな、これは何かの間違いだ、いや、間違いであって欲しい・・
彼は頭の中で、何度も、何度も否定し、すがる思いで祈らずにはおられなかった。

しかし彼の子どもたちは、くじを引いた。

      ああ・・何ということだ
カルミの末の子アカンが、赤い印のくじを手にしていた。

彼は、ヨシュアの前に引きずられるようにして連れて行かれた。
頭をたれた彼の、血の気の失せた顔は、引き攣って歪んでいた。

カルミは自分の子どもの、どの子がくじを引き当てても
       ああ・・なんということだ、と思ったことだろう。
しかし、末っ子のあの子は、年老いて生まれた子で
       特別の思いがあったのだった。
       小さい時から病気がちで、二親がいつも懐に抱いていた。
今、ヨシュアの前に引きずられていったその子の背に
        カルミは取りすがりたいような衝動に駆られ
        気づくと、長男が彼の体を抱きかかえていた。

アカンは石のようにヨシュアの足元にうずくまった。
彼もまた、このような日が来ることを予感していた。
       あれは、魔が差したんだ。
しかし、今日までそれを告げる勇気がなかった。
眠れない夜に、寝苦しい日々に、うなされて目覚めるごとに、彼は後悔した。
しかし、唇は開かなかった。
       仮に告白しても罰は免れまい・・
アイの惨敗はさらに彼の心を重くした。
       私は罰せられるとしても・・
       妻や子は大丈夫だろうか・・
       年老いた父や母は・・・・
彼はそんなことを考えながら、何故か心が少し軽くなったような気がした。
自分ひとりの胸に収めるのに疲れていたのかもしれない・・

一時ざわついた会衆も、今は水を打ったように静まり返って
ヨシュアの足元にうずくまる男の、縮こまった背に注がれていた。


・・・・・・・・・ v(。・ω・。) 

アカンに何人の兄弟がいたのかも分りませんし、
            よって末っ子だったかどうだか・・