ギデオンは闇に紛れ、らくだの群にまぎれ U・◕ฺ・UU・◕ฺ・U
テントのそばで暖をとっている
男たちの傍らに身を潜め
聞き耳を立てた。
すると一人の男がテントの中から這い出して
焚き火のそばに坐った。
両手をかざし温めると、パンパンと自分の頬を叩いた。
「おい、どうした。まだ寝たりないのか?」
隣の男が声を掛けた。
「そうじゃないよ。変な夢を見たんだよ」
「嫌な夢だって」
「そうよ。
大麦のパン一つがわしらの陣地に転がり込んできてさ
天幕を打ち倒したんだ。
それでビックリして、目を覚ましたってわけさ」
「なんだって、それはよくない夢だな。
ギデオンだ!
きっと彼のことだ。
聞くところによればイスラエルの神が、
彼の手に我々を渡されたってゆうじゃあないか。
ただの噂だと思っていたが、そんなことを夢で見てしまうなんて・・
おい、俺たちは大丈夫なのか?」Σ( ̄ロ ̄lll)
火を囲む男たちの影がゆらゆらと頼りなげに揺れた。
そして、ギデオンの心には勝利の確信が与えられた。
ころあいを見計らって、焚き火の輪から抜け出し
プラと一緒に道々神さまをたたえ続けた。o(^O^*=*^O^)o
「さあ立て!!神さまは我らの手にミデアンの軍勢を渡されたぞ!!」
兵士たちは、既に神様から告げられていたように、
3組に分かれ、手にラッパと火の入った壷を持って、手際よく散っていった。
ギデオンたちが作戦の場所についたのは、ちょうど夜の12時ごろ。
ギデオンが合図をすると彼の組の兵は、
手にした壷を割り、高々と明かりをかざしてラッパを吹き鳴らし
「主のためだ!!ギデオンのためだ!!」と声を張り上げた。
すると、それぞれに分かれた他の二組も同じようにして、叫んだので、
こだまがこだまを呼んで
敵陣は大騒ぎ。
たった300人の声が、大軍のように響き渡り
明かりがゆらゆらと、回りを取り囲んでいたので
囲まれたか!!っと
闇の中で、互にぶつかり、激しい同士討ちが起こり、
ある者は慌てふためいて、武装もせずに逃げ出すしまつ・・
ギデオンはエフライムの山地にも使者を送って加勢を求めたので
彼らは、ミデアンの二人の王、オレブとゼエブを討ちとった。
彼らはその首を持って、ヨルダン川の西側にいたギデオンのもとへ向った。
彼らは怒っていた・・・。
「この戦が始まる前に
なぜ、我々を呼ばなかったのか」
と激しくギデオンに詰め寄った。
「え!わたしのしたことなんか取るに足りません。
あなた方は、敵の大将二人を討ちとられたではありませんか」
この言葉に彼らの溜飲も下りた。
そんなこんなで時間をとられ、
捕まえるべき敵を遠くまでも逃してしまったギデンとその一行は
休むまもなく疲れた身体に鞭打って、ヨルダン川を渡り先を急いだ。
急ぎすぎたせいか、食糧調達もままならず、
途中、スコテとペヌエルの人々に食糧を分けてくれるように頼みました。
が、ギデオンたちの勝利を疑って、体よく断られてしまったのです。o(*≧□≦)o ダメ〜!!
お腹がすいている時は、腹も立つもので・・
「我々が勝利して帰ってくるとき、
どうなるか覚えておくがよい」
とギデオンは言い添えました。o(▼皿▼メ;)
☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆
なるほどね・・
怒りがこみ上げてきたら・・腹を満たせ
せめて、深呼吸でもして、一息ついてからがいいみたい・・
あれ、ひよこもお腹が・・すいて来ましたぁ・・
まさか、年中空いてるんじゃあないでしょうね・・
・