ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

誰なんだ、相手は!ヨセフさんビックリ。

これは5月15日の続きです。

マリヤさん大丈夫ですか?
    大丈夫ではありませんよぉぉぉぉ〜〜
    ヨセフさんが私を受け入れてくれなかったら
    あたしの命は・・・グスン・

☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆○o*:;;;:*o○☆


マリヤとヨセフの婚約は、彼らが子供の時、
すでに両親や専門の仲人によって決められていました。

結婚話が具体的になったとき、
彼女は断る理由も見当たらず、素直に首を縦にふった。
年頃の娘が選ぶ普通の選択だった。

この時から、ヨセフはマリヤの許婚となり、
公に夫婦として認められたんだけど・・・
時に不幸があって、
だんな様と呼ばれる人に先立たれたりしたら
「やもめの処女」て呼ばれちゃうとか・・
         
結婚式は婚約から一年後なのにですぅ・・・。

マリヤは祈っていた。
ヨセフに、どうやって話すべきかを・・
     (何をでしたっけ?シッ!極秘なんですぅ)

そんな折、用事があって、彼が彼女の家に立ち寄った。
切れ切れの時間の合間をぬって、やっと二人の時を持てたとき
マリヤは、目眩をおぼえた。
愛おしさに満ち溢れたヨセフの、暖かなまなざしに・・・

彼女は、愛らしい唇を何度も噛んだ。
すらりと伸びた指を胸元で組み合わてせて、親指の爪をたてた。
      痛い!
彼女は自分を苛めながら、
ヨセフのまなざしの中に捉えられ
もだえ苦しんだ。
その息苦しさに耐えかねて、
絡みつく甘縄を、マリヤは自分の言葉で切り裂いた。

怪訝そうに見つめる眼差し、それを身に痛いほど感じて、
きらきら光るマリヤの眼が踊った。
それから・・・
ただうつむいて、心の中で祈るだけのマリヤを残して
ヨセフはいつの間にか居なくなっていた。

    いなくなって当然だ、とマリヤは思った。
    これは私の問題だ。
    周りからどんなひどいことを言われようと
    心にしっかりと神様のお言葉を握り締めて
    御心のままに生きるしかない。
    揺れ動いていた心が、この時定まった。

結婚もせずに身ごもった女は石打の刑とか・・、

たとえそうなったとしても・・・・彼女の心は今、
真っ蒼に晴れ渡った空の、その向こうにあるものに目を注いでいた。
天使のえくぼの様な雲が浮かんでいた。

マリヤはしばらく空を仰ぎ見て
それから、ゆっくりときびすを返した。
赤く爪あとの残る手のひらを、胸元に抱きかかえて・・

ヨセフは、荒々しく土ぼこりのたつ道を歩きながら
小石を蹴った。。
     なんてことだ!
     誰なんだ、相手は!

     (え!マリヤさんが言わなかったっけ?
      ビックリして聞き逃したの?)
 
     言いたい事が一杯あった。聞きたいことも一杯あった。
     しかし、言葉が出てこなかった。
     愛しいマリヤに、きつい言葉は使えなかった。

ヨセフは自分を責めていた。
大事に育ててきたものが、突然踏みにじられたのだ。
それを、あのマリヤの口から聞こうとは・・

無力さと虚しさが心の中を転げまわって、
空に輝く太陽さえも光を失って
無彩色の景色の中で、
豆粒ほどの小さな己の姿を見つめていた。 ハァ━(-д-;)━ァ...

    離婚だな、離婚しかないかぁ・・・
天井をにらみながら、そうつぶやくと
夜具をすっぽりとかぶって、うずくまったヨセフ。
そのまぶたの裏に突然、光が満ち溢れて声がした。

    「ダビデの子孫、ヨセフよ。離縁してはいけません。
     彼女は聖霊によって身ごもったのです。
     その名は「イエス」
     男の子です。
     その子は、特別な子供です」

その言葉が光を放ってヨセフを包むと・・・彼は、
深い眠りに落ちていった。

目覚めると、世界が一変していた。
彼の心は穏やかで
目に映るすべてがはっきりと鮮やかに輝いていた。 (o≧▽゚)o

    あのこを安心させてやろう。

ヨセフの足はもどかしそうに、マリヤの家へ向かった。


*****

その後ヨセフさんは、イエスちゃんが生まれるまで
マリヤさんを知る事がなかったそうで・・・
・・
マリヤさんの出産はドラマチックです。
その日は世界中でお祝いします。

いえ、ケーキとプレゼントしか、関心の無い人もいます。
お酒が飲めると喜ぶ人もいます。

クリスマスってなんだろう?

「プレゼント」
大いに関係がありそうです。

誕生日が12月25日だったかどうかも・
なんせ、むかぁ〜しのことなので・・
ケーキ屋さんが勝手につけたのでしょうかねぇ?
 「違います!」  
そうですか・・・どうも・・・(´_`illi)