ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

サムエル死す!

                                        サウルはすっきりとした気分で洞穴を出た。それから、精兵3000人を整列させて、谷間の向こう側の道を歩き始めた。


「サウル王様ぁ〜!」

突然、すずやかな声が辺りに響き渡った。
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「ややっ! その声はダビデ?!」
「はい、ダビデです。
これをご覧ください。あなたの衣の切れ端です」

王は目線を自分の衣の裾に注いだ。
周りの兵のどよめきが波紋のように広がった。

「先ほどの洞穴に私は隠れていたのです。そこにあなたが入ってこられたので、切り取ったものです」

ダビデは両手で切れ端を掲げ直して言った。

 「あの時、王様のお命は、私の手の中にありましたが、わたしは手をつけませんでした。あなたは油注がれたお方です。イスラエルの王は死んだ犬、一匹の蚤を追っているのです。どうか、周りの人の言葉に惑わされないでください」

その言葉にサウルの肩が震えた。
大粒の涙が、うめき声とともに溢れ出た。

ダビデよ、あなたは私よりも正しい。私は今日、あなたが神様に祝福されて、次期イスラエルの王だと分かりました。どうかその時、私の家系を絶やさないでください」
「王様、私は約束します。あなたの家系を絶やしません」

ダビデヨナタンのことを思って泣いた。
それからです、ダビデとサウルに油注いだ預言者サムエルが、息を引き取ったのは・・・。
イスラエル全土は喪に服し、彼はラマの地に葬られた。
サムエルが去った後も、サウルは彼を師と仰いで、事あるごとに彼だったらどうするだろうかと、思案した。しかし、サウルの心の病は一向によくならなかった。
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*「すっきりした」は、この 🚻 マークでしたぁ。

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ちょっと尾篭なお話ですが・・・
最近のことですが・・
ひよこが買い物に行く途中に四つ角があって、信号を渡ると目の前に交番があります。
おまわりさんは親切で、子供たちもよく立ちよったり、
挨拶したり、感謝のお花を持ってくる人がいたりして、感じの良い交番です。
その日、ひよこは交番の角を曲がり、一歩、二歩,三歩、
そこはもう、交番の裏側。
その壁に向かって、「すっきり」した人が立っていました。
それって、
子供っぽいいたずら?
スリルに満ちた快感?
権力へのささやかな抵抗?
笑顔で挨拶をしてくれるお巡りさんには何も言えませんでしたが・・
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