ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

神様はあなたを遣わして・


武具をつけろ!!
ナバルを捕まえろ!
いつになくダビデは苛立って  ε=(怒゚Д゚)ノノ 
400人の兵士に言った。
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ダビデは大金持ちのナバルが、パランの荒野で羊の毛を刈っていることを聞いたので、10人の若者を彼のところに遣わして、少しばかり食料を無心したのだった。
ところが、彼らは手ぶらで帰り、ナバルの言葉を漏らさす報告したので、ダビデの怒りが爆発したのだった。
そのころ一人の若者がナバルの妻に言った。

「奥様、お聞きください。先ほどダビデ様の御家来衆が、ご主人様の所に来られて、おっしゃるには
『主人ダビデが、あなたとあなたの家族と家畜とに、平安あれと言っています。
私たちは野原であなたの羊飼いと羊を守り、彼らは何一つ失うものはありませんでした。あなたの羊飼いたちに聞いてみてください。
今日は刈り取りの祝いの日と伺いました。それゆえどうか、お願いがあります。私たちのために、あなたの手元にある物を贈り物として、少し分けでくださいませんか』

彼らは丁寧に頭を下げ、ご主人に話されたのですが。

『なに?ダビデだと?
 誰のことか・エッサイの息子だとぉ・・
 このごろ、主人を捨てて逃げる僕が多いい。素性の知れない者にやる物などないわ』
   
私たちは、このやり取りをはらはらしながら見守っていましたが、 (゚Д゚|||)
日ごろ我らの言葉は無視されていましたので、誰も、言葉をさしはさむ者はいませんでした。本当にあの人たちは、我々によくしてくれ野にあって共にいるときには、我らの垣となってくれたのです。
奥様、この家に災いがくだらないよう、あなたがすべきことを考えてください」

「分かりました」f:id:pypyhiyoko:20210311124718j:plain

ナバルの妻アビガイルは、パン200個、ぶどう酒皮袋2つ、調理した羊5頭、いり麦60リットル、干し葡萄100房、ほしいちじく200をすぐに調えて、ロバに乗せ、自分もロバに乗った。

「さあ、お前たちは先に行って道案内をしておくれ」

アビガイルたちが山陰を下って行くと、ダビデの従者たちと出会った。彼女はなおも進んでダビデの前に出ると、ロバから降りて、地にひれ伏して言った。

ダビデ様、こたびのご無礼、お許しくださいませ。
 その非は私の上にのみ注いでください。
 しかし、私の言葉もお聞きください。夫ナバルはその名のとおり「よこしま」な人です。私はその場におりませんでしたので、遅ればせながら、贈り物をお届けに参りました。
あなた様は神様に祝福された方、神様にお伺いも立てずに、無駄な血を流されるお方ではありません。あなた様がイスラエルの王となられたとき汚点を残すようなことはなさいません」

ダビデは容姿端麗で聡明なアビガイルの言葉に心動かされ、
   
「よく言ってくれた。
 神様があなたを遣わして、私が罪を犯さないように守ってくださったのだ。あなたが来なかったら、ナバルの家の者の命はなかっただろう。だが、今あなたに約束しよう。私は自分の判断で無駄な罪は犯すまい。安心して家に帰りなさい」

さて、アビガイルが夫の元に引き返してくると、夫は豪勢な宴会を開いて、ドンちゃん騒ぎの真っ最中でした。
ナバルは酒によって、すでに出来上がっていたので、彼女はダビデの事を口にしませんでした。
翌日、日が高く上り、ナバルの酔いが醒めたころを見計らって、ダビデが言ったことを告げると、ナバルはビックリし、その心臓は石のように固まってしまった。
それから、10日ばかり床に臥して彼の息は止まった。
ダビデはナバルの死を聞くと、神様は私が受けた侮辱に報いてくださったと、神様を褒め称えました。
アビガイルに一目ぼれしたダビデは、アビガイルのもとに使者を遣わし、自分の妻となるように申しこむと、アビガイルは即答し、侍女五人を従えて、ダビデの元に行ったのであります。

・・・・

ああ・・それにしても・・
ダビデはこの後、エズレルのアヒノアムをも妻としました。それででしょうか、サウル王様はダビデの妻ミカル様を、無理やりガリム人ライシの子パルテに与えてしまったのでした。
・・・・
哀れミカル様・(´;д;`)
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