ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

神さましかおられません

『あなたは私たちを拒まれ、私たちを破り怒って、私たちから顔をそむけられるのですか』

外敵に次々勝利していった無敵のダビデでしたが、忘れられない戦もありました。、上の詩はそのときのダビデの苦悩を表した言葉の一部です。
それはダビデが北の方で敵と対戦中のことでした。戦況は芳しくなく、いつダビデ軍が押し捲られてもおかしくない状況でした。そこに息せき切って使者が飛び込んできました。
「敵が南方より攻め寄せ、イスラエルの町々を襲っています」

手薄になっていたのだ。時間がかかりすぎていたのだ。
そこを突いて南からエドム人が攻め上ってきた。軍隊の大半が北に集められていましたから・・
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このときのダビデの苦悩は大変なものでした。
神さまはイスラエルを見捨て、この国を真っ二つに裂き、
民の口に恐れの酒を注いで酔わせ、心揺さぶり、まとまりかけた国家を砕かれるのではと。
何が神さまのお怒りにふれてしまったのだろかと、自問自答する中で、ダビデは幻を見、必死にまさぐる手が探り当てたのは、勝利の旗、確信でした。。

シケム、スコテ、ギレアデ、マナセは依然として私のもの。ユダからは王が生まれ、エフライムからは勇士が誕生する。
モアブは私の召使、エドムは奴隷となり、ペリシテを倒して勝どきをあげさせよう。
ああ神さま、あの堅固な町エドムに私を入場させてくださるのは、そうでした、神さましかおられません。
神さまの助けがあれば、勝利は間違いなしだ。
よし、神様から与えられた勇気によって、勇ましく突き進むだけだ!!

ダビデは祈りの場から勢いよく立ち上がり、ヨアブに南の地の平定を託しました。

ダビデの祈りを聞かれた神様は、ヨアブとともに居られたので、彼の働きは凄まじく、思いもかけない大勝利となりました。
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詩篇60篇はそのときのダビデの祈りです。

外敵を平定したダビデは内政を固め、王国の基礎を固めたと以前も書きましたが、もう一度・・・それは以下のとうりでした。
軍の長には・ヨアブ(ダビデの妹の子・軍司令官)
史官には・ヨシャパテ(ダビデ王の顧問、最高の文官)
祭司には・ザドグとアヒメレク(アヒメレクの子アビヤタル?)
書記官には・・セラヤ(国務大臣のような地位)
ケレテ人及びペレテ人の長には・べナヤ(ダビデの親衛隊長)
大臣には・ダビデの子等(書記官のたぐい?)

    
国の安定は、王様の心もおおらかになるもので、神さまから神殿建築の許可はいただけませんでしたが、次なる思いがわきあがりました。
サウル王との約束です。王子ヨナタンとの約束です。さて、サウル家の家系はどうなっているのでしょうか。ダビデは早速調べにかかりました。