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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

ダビデ怒る!

サムエル記

ヨナタンそっくりの息子メピボセテ*1に会え、
親友との約束を何とか果たしたダビデは
心にゆとりが生まれました。

そんなおり、アンモン人ナハシ王の訃報が飛び込んできました。
ダビデは彼との交流を思い出し、
息子ハヌンに慰めの言葉をかけようと使者を派遣しました。
それから、新王の即位の祝福のためにも使者を送りました。

若い新王を取り囲むつかさたちは驚きました。
これはおかしい?なにかある?
つかさたちは戸惑い、疑った。
それで彼らは若い王に言った。
  
   「王様、ダビデがこのように使者を派遣してきましたが、
    そのまま鵜呑みにしてはなりません。
    あのダビデのこと、父君亡き後、この国をさぐり
    隙あらば攻め込んでこようとの企みかもしれません」

最初、友好的だったハヌン王はそれを聞くと
使者を捕まえ、そのひげの半分をそり落とし
着ている物も腰から下を切り離してしまいました。
そうして彼らを帰したのだから、たまらないのは彼らだ。
恥ずかしくて王の前に報告にも行けやぁしない。

そんなことがダビデ王の耳に入ったので、
王は彼らを憐れみ、
ひげが生えそろえるまでエルサレムの手前のエリコの町に
とどまるようにと伝えました。

使者のひげが伸びそろうと、
彼らは早速ダビデの前に膝をかがめ
自分たちの受けた屈辱を語りました。
その内容にダビデの体は怒りに震えた。

   「お前たちへの屈辱は、この私への屈辱。
    かならず、仕返しをしてやろう」

ダビデは彼らに宣言しました。
事の成り行きをじっと見守っていたハヌン王には
放ったスパイを通して
逐一ダビデの行動が報告されていました。
  
   ダビデはわれわれを憎んでいるぞ!!
   攻めてくるかもしれない。

        (あったり前でしょう。
         天下のダビデ王様のご好意に
         泥を塗ったんですからね。)

ハヌンは早速、3万3千人の兵士を雇い入れました。

それを聞いたダビデは、ヨアブの率いる全軍を派遣。
アンモン人は門の入り口でヨアブを待ち構えた。

よお〜し、束になってかかってこい。
ヨアブは彼らを睨み付けた。
彼が突撃の指揮棒を振ろうとしたとき
彼らの後ろで雄たけびが上がった。

    「わぁぁ〜〜!!」

ハヌンはヨアブたちを挟み撃ちにすべく、
彼らの後方に雇い入れたスリヤ人やマアカ王
それにトプ人を潜ませていたのだった。

      
チッ! はかられた!

ヨアブは一瞬ひるんだが、
そんな様子は微塵も見せなかった。
瞬時に兵士の中から選抜隊を組み
兄弟のアビシャイに残りの兵を託して言った。

   「良く聞くんだ!!
    われわれは今敵に挟み撃ちにされている。
    私は彼らとともに後方を守る。
    お前は城門に向かって突っ走れ!
    もし、私が手こずっていたら援軍を頼む。
    お前の軍が助けを求めたら
    かならず駆けつける。

    イスラエルの民を守るため、
    神さまに選ばれた町を守るため
    勇ましく戦うのだ!!
    主が共に居られるぞ!!」
ヨアブは大声で叫ぶと、選んだ兵を引き連れて
脱兎のごとく後方へと向かった。

死をもいとわぬヨアブと選抜隊。
彼らがスリヤ人に立ち向かって一歩踏み出した時
その気迫に飲み込まれたのでしょうか、
あら不思議?
スリヤ人は我先にと逃げ出してしまいました。

   「あ!あいつら何をやっているんだ!!」
遠くを見つめていたアンモン人の一人が叫びました。
それにつられて兵士の目が遠くの成り行きを確認してビックリ。
後ろから攻め上ってくるはずのスリヤ人たちが
尻尾を巻いて逃げ出していたからです。
それを見て、彼らもあわてました。
挟み撃ちだからこそ出来る作戦だったのに、
これではめちゃくちゃです。
彼らは我先にと門のうちに駆け込み、
かんぬきをかけてしまいました。

そんなわけで大した争いにはならず、
彼らは深追いもせずに
ダビデのもとに帰ってきました。

しかし、スリヤ人はくやしくてたまりません。
このままでは雇い主のハヌンに顔向けも出来ません。
それで体制を立て直し、イスラエルに太刀打ちするため
ユフラテ川の向こう側にいる仲間を集め
ヘラムに待機させました。
指揮を任されたのはハダデゼルの軍長ショバクでした。

  「なに、ハダデゼルの軍がへラムに集結した!
   よし! 今度はわしが指揮を執ろう。」

久々にダビデの戦魂に火がつきました。
彼はイスラエル軍を引き連れると、
スリヤ軍に体当たりです。
戦車の兵700人、騎兵40000人をたちまちのうちに倒し、
隊長のショバクをも倒したので
ハダデゼルの家来であった王たちはダビデに降伏し、
彼の元に仕えることになりました。

    (ダビデ王様は凄いです〜! でも、なにか・・・
     何だかわかりませんが、不吉な音が聞こえてきます。
     聞こえない。そうですか、 
     ひよこの耳には不気味な重低音の波が・・・。
     わっ! 毛が逆立ってきましたぁ。。。。)

こうしてその年の戦の時期は過ぎてゆきました。

年が改まり、再び戦の季節になりました。
ダビデはじっくりと練り上げた作戦を
ヨアブに託すと、
彼はダビデの期待にこたえてアンモン人を滅ぼし、
ラバを包囲しました。
そこへダビデから使者が来て言いました。

    「ヘテ人ウリヤを王の元につかわせ」

ヨアブは、はて?っと首をひねりましたが、
深く考えることも無く、彼を王の元に遣わしました。

   果たして、ヘテ人ウリヤとは何者なのか?



*1:彼にはすでにミカという子供があり、彼の子孫は長く続きました。

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