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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

ダビデに味方する者は前に進めえ〜〜!

あら!?
なにやら人だかりが・・・・

  「みんな聞いてくれ!
   ダビデが帰ってきたが。あんな年寄りでいいのかぁ?
   それでもダビデに付いて行くのかぁ〜!
   自分の天幕に帰れ!!」

ダビデの帰還歓迎のことで意見の食い違いが起こり
ユダ族とイスラエルの半分の人たちの間で不穏な空気が生まれた。

彼はその期を逃さず
不満分子の心の隙をついたのだった。

言葉巧みなその若者のに
イスラエルの人々は足を止め
聞き耳を立て、それから思案した。

そうして、一人二人と・・・
櫛の歯の抜け落ちるようにして
角笛の音に引き付けられて行った。

ダビデがそのことを知ったとき、
彼は顔をしかめた。
イスラエル分裂の引き金になるような気がしたのだ。

   「急げ!至急ユダの人々を集めるのだ。
    三日のうちに彼らと共に私の前に立て」

アマサはすぐさま出かけていったが、
約束の日には帰ってこなかった。

そこでダビデはアビシャイに言った。

    「私の親衛隊とヨアブ*1を連れてシバを追え!!」

彼らがギベオンに着いたとき、兵を引き連れたアマサに出会った。
それをいち早く見つけたのはヨアブだった。
アブシャロムの件でアマサにその職を奪われていた彼は
一瞬怒りがこみ上げてきた。

こんな役立たずに自分の地位を奪われるとは。
王様もどうかしている。

怒りを笑顔に包んで彼は言った。

   「やあ、兄弟元気かい。
    君が約束に遅れたので我々も駆けつけたのだ」

そういって近づき、親愛をこめて抱きしめるふりをして
右手で彼の髭を乱暴に掴んで引き寄せた。

その瞬間、アマサはウッと低くうめき
大きくひんむいた目を宙に浮かせ、ヨアブの肩に顎を乗せた。
ヨアブは左手に力をこめて大きくえぐると
彼を突き放した。
隠し持っていたナイフが彼の手に握られ血が滴っていた。

音もなくくず折れたアマサの腹から
おびただしい鮮血が溢れて
そのなかを臓物が生き物のようにうねりながら飛び出した。

ヨアブはそんな彼をグッと睨み付けると
何事もなかったかのように歩き出した。
    ヨアブって危ない!
    以前にも個人的な恨みからサウル王の優秀な家来をだまし討ちにしてるし。
    無抵抗な王子アブサロム様にも非情な槍を撃ち込んでるし・・・
    こんどだって、アマサは自分を売り込んで隊長になったわけでもないのに
    ほら、弟のアビシャイだって「兄さん、やりすぎだよ」って顔してない?

 


アビシャイは一瞬ビクッとしたが
ヨアブの後を追った。
兵士も後を追おうとしたが、
道の真ん中に倒れた悲惨なアマサを見て
立ちすくんだ。

するとヨアブの兵の一人が駆けてきて
アマサを土手下に転がした。
それでも人が立ち止まるので、
くの字に曲がって動かない彼の上に衣をかぶせた。
それからキッと顔を引き締めると言った。

  「ヨアブに従う者、
   ダビデに味方する者は前に進め。
   遅れをとるな!」

シバは全イスラエルの地を通ってベテマアカのアベルに行った。
そこで自分が属するビクリ族に
決起を呼びかけて立ち上がった時には
すでにヨアブたちが追いついて
町の周囲に土塁を積み上げ
城壁を破壊するための準備に取り掛かっていた。

その時一人の女が城壁からヨアブを名指しで呼んだ。

   「ヨアブは私だ」
   「本当にヨアブ様ですね」

と女は念を押して話し出した。

   「この町は昔からイスラエルに忠誠を尽くしてきた町で、
    平和を愛する町です。
    その町をあなたは破壊なさろうとゆうのですか」

   「いやそうではない。
    ダビデ王様に反旗をひるがえしたシバという男を捜しているのだ。
    彼さえ引き渡してもらえたらよいのだが」

   「わかりました。
    シバの首を城壁から投げ落としますので
    しばらく時間をください」
女がどんな風に町ちの人たちを説得したのか分からないが、
しばらくすると、女の声が頭上からして
男の首が落ちてきた。

ヨアブはラッパを吹き鳴らし、エルサレムへと戻っていった。

さて、
ヨアブはイスラエルの全軍の長
べナヤはケレテ人とペレテ人の長
アドラムは微募人の長(土木工事などの強制労働者を集める係の長)
ヨシャパテは史官
シワは書記官
ザドクとアビヤタルは祭司
イラはダビデの祭司
と書かれてありますが・・・

ヨアブは返り咲いたのですね。
彼ほどの優秀な人材がいなかったので
しぶしぶダビデが任命しなおしたのか・・
強引な彼のやり方は責められなかったのでしょうか?


  

*1:アブサロムの件でダビデに背いてから軍司令官の地位から退けられ、ヨアブの弟アビシャイの下の一部将となっていた。