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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

14:正月早々とんでもない言葉が飛び出してきましたぁ〜。

   「ヤラベアムに属する者の
    町に死ぬるをば犬之を食らひ
    野に死ぬるをば
    天空(そら)の鳥之を食らはん」

おお!
何とも恐ろしい言葉です。
ヤ、ヤラベアムってあのヤラベアム王様のこと?

    そうよ、10部族を神様から頂いた人よ。

それが何でこんな恐ろしい目にあうわけ?

   決まってるでしょ。
   神様の教えに積極的にそむいたからよ。
   預言者が来て警告したのにね。
   それに神様の愛するイスラエルの民をも
   偶像礼拝の罪に巻き込んでしまったし。
   指導者って責任重大だからね。

そうなんだ。
ところで最近の王様、どうしたのかしら・・・
何か悩み事でも・・

   それがね、王子様がご病気なのよ。
   色々お試しになられたけれど、
   一向に良くならなくって・・

あら、お城から誰か出てきたわよ。
ベールを深々とかぶって、あたりを伺っているわね。
怪しいと思わない? スパイかしら?

   ちょっともう少し近づかないと・・
   ・・・着ている物は質素だけど
   身のこなしに品があるような・・・

ひよこたちがピーチク、パーチク話してる間に
小さな行列は急ぎ足で通り過ぎてゆきました。

   後から知ったことですが、
   それはヤラベアム王のお后様で
   シロに住む預言者のもとへ
   息子の病気回復の祈願に向かわれたそうで、
   それは王様のたっての頼みだったとか。

どうして身分を偽って?

   その預言者はアヒヤ様で、
   10枚の布切れを渡して
   神様のお言葉を取り次がれた時
   条件を守るようにと念を押されたそうな。
   その条件を破っているってわかっていたので
   行きづらかったのかも・・・。

さて預言者アヒヤに神様のお言葉が・

   これから身分を偽ってヤラベアムの妻が来る。
   私が言うべき言葉を授けよう。

神様のお言葉が終わると
預言者の家のドアが叩かれました。

   ヤラベアムの妻よ入りなさい。
ヤラベアムの妻はビックリしました。
どうして顔も見ないうちに自分の名前がわかったのか
理解できませんでした。
それでも、おずおずと預言者の部屋へ入ると、
部屋の中央には真っ白な髭をたくわえた老人が
白く濁った目を彼女に向けていました。
どうやらその目は役に立たないようでしたが、
しわがれた声にはまだ力がありました。

   私はあなたに厳しいことを言わなければならない。
   帰ったらヤラベアムに伝えるのです。

   神様は言われました。
   あなたは私との約束を忘れ、ダビデの道からはずれ
   今までのすべての指導者にもなかったような悪をなし
   私をないがしろにして捨てた。
   それゆえ私はあなたの家に災いを下す。

   ヤラベアムの妻よ、
   あなたの足が町の門にかかるとき
   あなたの息子アビヤは死ぬ。

ヤラベアムの妻は目をみはり
何かを言おうとしましたが
その唇は乾き
パクパクと口を動かすだけで、声が出ません。

召使に支えられてやっとの思いで町までたどり着きましたが
門をくぐる勇気がありません。
もし預言者の言葉が真実なら
自分が門をくぐることで息子の命が亡くなるのですから・・

じりじりと時間ばかりが過ぎてゆきましたが
意を決して門をくぐり
息子の病室へと急ぎました。

宮殿中が思い空気で覆われていて
息子の病室が近づくほどに
すすり泣く声が彼女を包み込みました。
部屋に入れば、
ヤラベアムが枕辺に取りすがっている姿が目に飛び込んできて、

   ああ・・・

彼女は悲鳴に近い言葉を口からもらすと
その場にくず折れてしまいました。

イスラエルの民もこの王子の死をいたみ
喪に服しました。
彼だけが正しい道を歩んでいたからで、
これは神様の哀れみでした。

それからはヤラベアムには何一つ良いこともなく
失意のうちに亡くなりました。
彼は22年間イスラエルを治めました。


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聖書物語は悲しい場面からのスタートとなりましたが、
さらにさらに、厳しい場面へと突き進んでゆくことにまります。が、
混濁とした中に咲く花もあるわけで・・
せめてそれに希望をたくそうかと・・

今年も、自分流で聖書を読んでゆきますので
どうぞよろしく。