ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

ししが暴れて・・・

ああ!悲しいかな!
幾度となく、預言者を通し語られた警告にも耳を貸さず、
偶像から脱し得なかったイスラエル

十年前に捕囚にされたガリラヤ地方の民に続いて、サマリヤの人々も、アッシリアの地にばら撒かれるようにして、住まわされた。

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このとき、南ユダに命からがら逃げ延びた人も沢山いました。

だから、北イスラエルの10部族が全滅したとゆうわけではありませんね。

アッスリアの王は、がらすきになったイスラエルの地に、他国からの捕囚を入植させました。その人々はバビロンやクタ、アワ、ハマテおよびセパルワイムから連行されて来た人々で、意図的にサマリヤの町々に住まわせました。
こうしてその地で雑多な血が交じり合って、新たな新住民が誕生しました。

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住めば都で、この場所はいい所ではないかということになって、そうでしょうよ。神様が愛する民のために選ばれた土地ですからね。
彼等はほっとして小高い丘の上に、故郷を偲びながら神々を安置し礼拝しました。

バビロンの神は、スコテ・べノテ。
クタの神は、ネルガル。
ハマテの人々は、アシマを拝み、アワの人々はニブハズとタルタクに手を合わせた。
セパルワイムの人々は、アデランメレクとアナンメレクにわが子を生贄として捧げた。

彼等は戦で荒れた土地をならし、、、
イスラエル人が掘った井戸から水を汲み
彼らが耕した畑を耕して収穫を待った。

そんな彼らを突然ししが襲って、たくさんのけが人と死者が出る事件がありました。
ししは神様が送ったものでしたが、どうして神様からって分かったのかしら?

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この事件はすぐ、アッシリアの王様に伝えられました。

王様、あそこは特別の土地です。
なにやら大きな力が働いているようです。
捕虜の話では、イスラエルの神様の仕業だと申しております。
入植した民はその神を礼拝する方法を知らず、
ただ騒ぎ、恐れています。


それが原因だと申すのか?!
ばかばかしいことだが・・・、
あの地からつれてきた祭司がいたな、
そいつを連れて行け。
そうだ、ベテルに住まわせるがよ。

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それで、一人の祭司がベテルに戻されました。祭司は必死になって、イスラエルの神様を伝えました。
エジプトからどのように導かれ、約束の地まで来たか。途中の荒野で、神様から賜わった十戒のことなど・・。
神様との交わりの仕方、日々の生活のあり方、色々な規則。

この神様に従えば祝福が与えられる。神様はただお一人、イスラエルの神様しか居られません。しかし彼等は、最後まで耳を傾けませんでした。

そんな話は古すぎる。困ったときのために、沢山の神様をつくるのだ。今回のこともあるから、あんたの神様もその中に加えよう。

なんだって、
その神様に捧げ物をするのに、あんたでなければだめなのかい。七面倒臭いことを言う人だな。
我々に都合のよい場所で、必要な神様に、いつでも礼拝できるよう、その奉仕者は我々の中から選んでおくよ。
お前さんはここにいればいい。


北王国イスラエルが滅亡の危機にあったとき、南王国ユダはその災いから免れました。
それというのも、シリア、パレスチナの諸国はアッシリヤの前では、隷属か、滅びかの二者択一を迫られていました。
ユダは隷属を選んだのです。
そんな弱腰のユダにイスラエルは怒り、ダマスコの王と連合して、ユダを揺さぶったのでしたが、結局、ユダが頼ったアッシリヤに攻め取られてしまったのでした。

イスラエルの王ホセアの在位3年目に、神様を熱心に求める王がユダ王国に誕生しました。
25歳のヒゼキヤです。彼は29年間、エルサレムで王として働きました。列王記に続く歴代志にはくわしく書いてあります。その働きは目を見張るものでした。とにかく、ここではべた褒めです。

『彼のあとにも彼の先にも、ユダのすべての王のうちに彼に及ぶ者はなかった。すなわち彼は固く主に従って離れることなく、主がモーセに命じられた命令を守った』

高き所を除き、アシラ像を切り倒し、なんと、出エジプト時代のモーセが造った青銅の蛇も壊してしまいました。時代と共にその意味も変化し、偶像化していたからでしたが、勇気がいったことでしょう。


主がヒゼキヤと共に居られたので、戦は向かうところ敵なしで、ぺリシテ人を打ち破って、ガザとその領域にまでたっしました。そんなわけでアッシリヤへの貢物も途絶えていました。

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ヒゼキヤ王の第14年のこと。
来ましたぁ~!!
アッシリヤの王セナケリブの命を受けた大軍が攻めて来ました!!
あ!王様の名前が変わってますね。彼らの破壊力の強さにヒゼキヤは驚き、

ま、待ってください。
私が間違っていました。
貴方の要求には何でも応えます。
ですから、軍を引き上げてください。

ヒゼキヤは国のために、プライドをかなぐり捨て叫びました。返ってきた言葉はこうでした。

今までどおり、素直に貢を納めていればよかったのだ。
変な気を起すからこんなことになる。
よし!!  
4億5千万円を用意せよ!

ヒゼキヤ王は、がっくりと肩を落としました。そんな金額が果たして集めることが出来るのか・・。
すぐさま神殿と宮殿の宝物庫にある銀をかき集め、不足分は神殿の扉や柱の金箔を剥がしました。慌てていたので、ドアごと納めたりなんかして・・
剥がされた後の神殿は見るに忍びなかったでしょうね。
とにかく何とか間に合いそうです。

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王がホッと肩の力を抜くのと、肩で大きく息をしながら、王様の前に跪く者の荒い息とが重なりました。

申し上げます。
アッシリヤの王は前線の将軍と、主計長、参謀長に大軍をつけて、
上の池の水道のそばにテントを張りました。
彼らの申すには、王様とじきじきに話しあいたとのことです。

しかし、ヒゼキヤは自分の代わりに、房長官と、書記官、補佐官を休戦交渉の代表として送りだしました。果たして交渉はスムーズに進むのでしょうか?!