息子アハジヤの死を聞くと、母親のアタリヤは席を立った。息子の死を嘆くことよりも早く、彼女の脳裏に閃いたのは、幼い王子たちに代わって、自分が政権をとることでした。
だから、
アハジヤの子の王子様たちは?って探し回っても無駄。哀れ、アタリヤの命令で命を絶たれてしまったのですから。
神様のお約束は?
ダビデの家系は?
心配!!
しかしここに奇跡が・・
ヨアシ王子様だけは救い出され、王宮のそばの神殿の中で祭司エホヤダと、その妻に見守られて、6年間大切に育てられました。
だから、
アハジヤ王の後はその母親のアタリヤ。アタリヤの後は、彼女の孫のヨアシ。アハジヤ王の子です。
ピョ!!家系が守られました!
7歳で王となったヨアシ様、即位後、世話になった神殿を修理しました。幼い時の教えに従って生涯をすごすかと思いきや、育て親の祭司エホヤダが亡くなると、道をはずしてしまいます。それを戒めた、エホヤダの息子ゼカリヤの命をもとってしまいました。
だからでしょうか、彼の最後はスリヤ軍に大傷を負わせられ、自分の家来たちによって止めを刺されました。
アハジヤ王の後は母親のアタリヤ。アタリヤの後は、孫のヨアシ。アハジヤ王の子。ヨアシ王の子はアマジヤ。
彼はしっかりと父の仇をとりました。彼は強敵と戦うために、イスラエルの勇士を大枚をはたいて雇いましたが、預言者の助言によって、彼らを使わずに国へ返しました。アマジヤは内心、恐る恐る戦に行くも、自国兵士の勇ましい勝利の活躍に驚き有頂天。神様が助けてくださったのにね。
あ、また預言者がやってきました。
どうしたのでしょう?
なんと、
負かした敵の神々を持ち帰って、礼拝していたんですって。自力で勝ったものと勘違いしたのでしょうか?預言者の言葉なんか耳に入りません。それどころか増上慢になって、イスラエルの王ヨアシに戦いを挑んだのです。ヨアシは軽くあしらいましたが、
それがまたアマジヤ王の闘争心に火をつけました。
結果は決まっていました。
国の財宝は持ち去られ、
彼は、自国の民によって命を絶たれました。
アハジヤ王の子のヨアシ。ヨアシ王の子のアマジヤ。アマジヤ王の子のウジヤ。
彼は父アマジヤの正しい信仰をみならい、預言者の言葉にも忠実に従った。結果、国は栄え、強固になりました。
なのに、こんなことを書かなければならないのは悲しいことですが、祭壇で香を焚こうとしてしまったんですよぉ~~。祭司しか赦されないことなのにです。彼はその場でひどい皮膚病にかかり、死ぬまで直りませんでした。グスン。。。。
アハジヤ王の子のヨアシ。ヨアシ王の子のアマジヤ。アマジヤ王の子のウジヤ。ウジヤ王の子のヨタム。
主の道からそれてはならない。傲慢になってはならない。ヨタムは父の失敗をみて学びました。