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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

こんな人も神様はもちいられて・・・

わぁぁぁぁあ・・
どうしょう・・・
お弟子さんが慌ててて、
間違った人に、間違って油を注いだのでは?

え!
そんなことは無いって!
神様のお告げだっておっしゃるのね。

預言者エリシャの使者は、
肩で息をしながら、
軍事会議真っ最中の、その部屋の扉を押し開けました。

誰だ!

仁王立ちの若者。
その若者に、部屋中の鋭い視線が、一斉に向けられました。
埃まみれの粗末な服に、やはり埃にまみれた顔、
飛び出しそうに見開かれた目は充血していて、
彼らの視線を跳ね返して、、
まっすぐ中央の席を見据えています。

す、すみません!
引き止めたのですが、
暴れ馬のように、突き進んでしまって・・

後から駆け込んできた兵士の一人が
彼の肩に手を伸ばしたとき、

エヒウ将軍よ、
あなたにお伝えしたいことがあります。

その声は何者をも突き放して、
拒むことを許さない力があった。
ざわつく部屋の中央からエヒウが立ち上がり、
隣室へ行くと、
ひんやりとした空気がざわめきを消した。

使者は体にくくりつけていた油の瓶を手にした。
彼はそれをうやうやしく目の前に掲げた。
するとエヒウの膝が、自分の意思とは無関係に折れて曲がって、
使者の前に頭をたれていた。

首筋をぬるりと液体が垂れた。
使者が注いだ油がぽたりと床に滴り落ちて、
小さく丸く盛り上がり、黒い染みを残して消えた。
エヒウはそれを眺めていた。

イスラエルの神、主の言葉だ。
あなたを主の民イスラエルの王とする。
あなたはイスラエルの汚れを一掃するのだ。
主君アハブと、彼に属するすべての者を!イゼベルを!
バアルの祭司たちと、その神殿を、この国から聖絶するのだ!!
エリヤの預言を成就するのはお前だ!!

若者の声とは思えない、雷のような声がエヒウの頭上で響き渡り、
ふわりと彼の頬に使者の衣の裾がふれたと思うと、
その主は、脱兎のごとく部屋から飛び出して行った。

エヒウは、首の油を拭いながら会議の席に戻った。
使者の声が大きかったので、
内容はすでに知られていると思った。
が、
彼らは内容を聞き取れなかったようだ。
忠実な王の家来たちだ。
あの内容を知ったら、何をされるかわかったものではない。
エヒウの背中を冷たいものが走った。

あのおかしな若者は、
あなたに何の用があったのですか?

指揮官の一人が、列席の者たちを代弁をするかのように言った。
またもやエヒウの舌が勝手に動いて、
さっきの若者の言葉を語りだした。

さっと部屋の空気が張り詰めて、固まった。
それから、がたがたと椅子が動き出すまでは一瞬だった、
彼らは申し合わせたように、着ていた衣服を脱ぐと、
エヒウの足元に敷いて叫んだ。

王様バンザ〜ぃ!
あら〜、こんなに簡単に彼は受け入れられたってことは、
やっぱり、神様のお働き。

彼はすぐさま戦車に飛び乗ると、
エズレルに直行した。
そこには、負傷した王ヨラムと、
彼を見舞いに来ていたユダのアハジヤ王がいた。

エヒウは、たちまち二人の王を倒し、イゼベルを倒した。
サマリヤではエヒウの凶暴さに震え上がった養育者たちが、
彼の言うがままに70人ものアハブの子供たちを倒して、
その印をエズレルに届けた。
それを見てから、彼はサマリヤへ向った。途中で、
ユダのアハジヤ王の身内が、
王の安否を問うために下ってくるのに遭遇すると、
手間が省けたとばかりに42人を倒した。

サマリヤに着くとすぐさま、アハブの一族郎党を抹殺。
バアルのためのお祭りをするからと偽って、
イスラエル全土から、バアルの関係者を招待し・・・


神様は彼の業績を認めて、
その子孫は四代まで、
イスラエルの国を治めるとおっしゃいました。

でもね、エヒウは
ベテルとダンにある金の子牛礼拝を止めませんでした。

だからでしょうか、イスラエルはどんどん弱体化してゆくのです。
エリシャが涙ながらに預言したハザエルは、
そのとおりにイスラエルの民を苦しめました。

そうした中でエヒウは28年間、
イスラエルを治めて亡くなりました。

さて、アハジヤ王がエヒウの手にかかってしまったユダ王国は
どうなっているのでしょう?
心配ですね。