旧約聖書はへブル民族を通して、全ての人々にメシヤ(救い主)の
到来を知らせるための物語でした。
メシヤ到来を予感させる言葉が
鬼ごっこのように見え隠れしていて
定かではありません。
しかしそれは、春の訪れのように確かなもので
メシヤ誕生にむけ
さまざまな事柄が煮詰まって来ていました。
旧約聖書と新約聖書との間には約400年間も空白の時代があります。
何故、途切れてしまったのでしょうね?ピョ🐤?
旧約聖書は、キリスト誕生前約430年頃で終わっています。
そのころのユダヤはペルシャの一県となり、
バビロニア帰還後、色々あったけど、
それなりに穏やかに暮らしていました。
そんなおり、
西方からギリシャが台頭してきました。
前336年、若きアレキサンダー大王がギリシャ軍の総司令官におさまると、
あっという間に地中海沿岸を手中に収め、
大帝国を築いてしまいました。
当然、ユダヤ人もその支配下に置かれました。
が、生活は守られ、アレキサンドリヤにいたユダヤ人は
免税されるほどでした。ホッ🐣
大王の指示で、交易拡大、ギリシャ文化や公用語(ギリシャ語)の普及
のため、道路網も整備されました。
前323年、偉大なる王も亡くなりました。
すると、シリヤとエジプトの中間にあるパレスチナは、
最初シリアに統治され、
またすぐに、エジプトの支配下に置かれました。
エジプトもユダヤ人には寛容で、
ユダヤ人は各地に会堂を建てることが出来、
聖書(旧約)の教えを固く守って生活できました。
そんなわけで、当時のアレキサンドリヤは
天国のような時が過ぎると、またまたシリアの支配下に。
前175年~164年、ユダヤ人への大迫害が始まりました。
思いつくあらゆるやり方で民はいたぶられました。
だからこそ「来たりませ!救い主」との思いが、
暗黒政治の中での民のよりどころとなりました。
前167年~前63年、神殿を土足で踏みにじられ、
煮え湯を飲まされるような侮辱に、⚓
祭司マッタテヤは武器を手に立ち上がりました。
彼には優秀な5人の息子がいて、
意志半ばで落命した彼の後を立派に継いで、( ;∀;)
エルサレムを奪還。\(^_^)/
前63年~しかし、やっぱり・・・またローマが押し寄せてきて、
その支配下に屈することとなりました。
ユダヤの支配者に任じられたのは、
エサウの子孫、エドム人
のアンティパテルでした。
前37年~アンティパテルの死後、継承したのが、
息子のヘロデ大王です。
彼は自分の地位を守るべく、
ユダヤ人におべっかを使うことを厭いませんでしたが、
地位保身のためなら、残虐行為にも躊躇しない男でした。
新約聖書は、
そんなヘロデ大王の時代から始まっています。