ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

保証付き

預言者エリヤに続いて、無名の預言者が三人?一人は同人物かも?で登場。

f:id:pypyhiyoko:20210703161804j:plain


 アハブ王の時代のことです。スリヤのべネハダデ王は32人の王たちを率いて、サマリヤを包囲しました。それに対して、

「大丈夫、勝ちます」

とアハブ王を励ましたのは、無名の預言者でした。

人数的には明らかに負けなのに。無責任?

いいえ、神様からのお使いですから、保証付きです。

勝ちました!!

f:id:pypyhiyoko:20210703161902j:plain


アハブ王が勝利の美酒に酔いしれていると、また預言者が現れました。この人が先の無名の預言者と同じ?かどうか?同じでしょうね。とにかく言いました。

「彼らは来年また来る。おさおさ怠りなく気を引き締めて待て」

 敵は前回の敗因を分析し、万全を期してやって来ました。

預言者は言います。

「敵がどんなに研究しても勝敗は決まっている。我らの神は時も場所も選ばない」

結果は推して知るべしですが、スリヤの家来の入れ知恵で、べネハダデ王は身をやつしアハブ王の前にひれ伏して命乞いをしました。

気のいいアハブ王はすんなりこれを受け入れました。

めでたしめでたしのようですが・・

これは、神様のご意向に反することでした。

f:id:pypyhiyoko:20210703161538j:plain


無名預言者の子はアハブ王に言います。

「あなたは、神が与えた勝利を台無しにした。

お前はその王の代わりに殺される。

国民は彼の民に代わって滅びる」王上20:35

そんな言葉は、大勝利の後の王様にとって馬耳東風。

 

預言後、三年間はスリヤとイスラエルの関係は穏やかでした。

アハブ王とユダのヨシャパテ王の関係も良好。

アハブ王はヨシャパテ王に胸襟を開いて言いました。

「昔スリヤに奪われた土地を奪還したいんだ。協力してくれ」

王のお抱え預言者400人は「勝ち戦間違いなし」と声を揃えましたが、預言者ミカヤだけが異を唱えました。

アハブ王は怒ってミカヤを牢にぶち込んで戦に臨みました。軍配はミカヤに上がり、アハブ王は戦場の露と消えました。😿

 

f:id:pypyhiyoko:20210703161626j:plain

 母の二回目接種も無事終わりました。「一回目より、なんともない」とのこと。
それでも三日間くらいは、気を使って「今日は何を食べたい?何か食べたいものがあったら言ってね?」とか半病人扱いにしていました。( ´艸`)

 

f:id:pypyhiyoko:20210703162007j:plain



 

ヨナ書地図

f:id:pypyhiyoko:20210709122137p:plain二ネべ アッシリヤの首都。

    アッシリア帝国は約300年間世界を支配する。

    ソロモン治世末。へブル王国分裂の頃から強くなる。

    北イスラエル王国を併合し、滅ぼす。

ヨナは自国を滅ぼそうとする敵国の延命のため、神から選ばれた預言者。ヨナとしては素直に受け入れられず、港町ヨッパからタルシへの逃避行を試みる。タルシシはヨナにとっては世界の果てのイメージ。嵐に会って、大魚に飲みこまれて改心する。

御心に従って二ネべに行き、民を改心させるも、不満があった。そのことをとおして神の憐みの深さ広さに触れる。

エリヤ、いろいろ・・

 預言者エリヤの記事は多いいですね。

彼は特別なんです。

💛エリヤは死んでいませんからぁ。

Σ(・□・;)

生きたまま火の車に乗せられて消えました。

💛キリストが十字架にかかる前、山で祈っていると、モーセとエリヤが現れた。(これは新約聖書に出てきます)

💛エリヤはメシヤ(キリスト)が再び現れる前に、この世に登場する。旧約聖書の最後の巻で預言者マラキは言っています。

主の大いなる恐るべき日が来る前に、わたしは預言者エリヤをあなた方につかわす』   マラキ4:5

でも、別訳では「エリヤのような預言者を遣わす」としているので、はてな?ですが、

とにかく、誰か?来るのでしょうね。

💛列王記上17章から列王記下に続いて、アハブ王との絡みで登場しています。

・・・・・・・・・・・・・・

今まで登録した中より・・ 

 🌸

そのパンと肉はどこから? - ピヨピヨひよこ日 記

 f:id:pypyhiyoko:20210627000141j:plain

 

🌸

さあ、心をさだめよ! - ピヨピヨひよこ日記

f:id:pypyhiyoko:20210627000602j:plain



🌸

エリヤ再び - ピヨピヨひよこ日記

 f:id:pypyhiyoko:20210627000743j:plain

 

🌸

誓ったのです。 - ピヨピヨひよこ日記

f:id:pypyhiyoko:20210627002640j:plain

 

 コロナ渦の息苦しさを感じるこの頃ですが、藤井聡太二冠の活躍は一服の清涼剤のようですね。

どこかのインタビュー記事で「カントリーマアムのチョコまみれは・・とあって、「買ってきて」とリクエストがありました。

わたしは試合の内容よりも、勝負飯のほうが気になる方ですが・・それでも、

買ってくるでしょうね。

こうしてゆるゆると、宣伝に飲み込まれてゆくトホホ感も感じながら。(;´д`)トホホ

 

目まぐるしく変わって

王様がクルクル変わるのはイスラエル王国

 

f:id:pypyhiyoko:20210617124743j:plain

 

イスラエルのヤラベアム王が亡くなり、息子ナダブが王となり、

家来のバシャが謀反を起こして、ヤラベアム王家全滅。

預言者アヒヤの預言のとおりです。

 

f:id:pypyhiyoko:20210617124806j:plain

 

家来のバシャが王となり、息子エラが跡を継ぎましたが、

家来のジムリが宴席にあらわれ、エラ王を殺害。またまた謀反です。Σ(・□・;)

預言者エヒウの預言のとおりです。

 

f:id:pypyhiyoko:20210617124823j:plain

 

それを知ったイスラエルの民は怒って、軍長オムリを王にしました。

オムリ王が亡くなると、彼の息子が7代目イスラエルの王となりました。

かの悪名高きアハブ王とその妻イゼベルの時代に突入です!!

 

f:id:pypyhiyoko:20210617124844j:plain

 

そこに、預言者エリヤが颯爽とあらわれて、彼らに果敢に挑みます。

それは次回に続きます。

 

f:id:pypyhiyoko:20210617124913j:plain

 

pypyhiyoko.hatenablog.jp

 

 

pypyhiyoko.hatenablog.jp

 

*1:´∀`

心をとぎすませて

アヒヤの目はこのところ急速に衰えて、昼と夜の境さえおぼつかなくなっていた。そのぶん心眼は益々さえわたっていった。

ソロモン王はたくさんの異国の妻を召し抱えていた。その妻たちが自国の神々を持ち込んだため、国中に偶像があふれかえっていた。

    f:id:pypyhiyoko:20210610223658j:plain

シドン人の女神アシタロテ、

モアブの神ケモシ、

アモンの神ミルコムなどなど・・

 神様はそれをお嫌いになられて、統一国家を二分することを赦されたのだ。そして抜擢されたのがヤラベアムだった。

 あの日、アヒヤは神様のお言葉を彼に伝えた。

「わたしのしもべダビデがしたように、わたしの定めと戒めとを守るならば、わたしはあなたと共にいて、わたしがダビデのために建てたように、あなたのために堅固な家を建てて、イスラエルをあなたに与えよう」

 

ソロモン王亡き後、国はすぐ南北に分裂した。南のユダ王国初代王はレハベアム。ダビデ家の直系だ。かたや北王国はヤラベアム。ソロモンの家来だった。この騒ぎに腹を立てたレハベアム王は、ヤラベアム討伐隊18万人を招集したが、神の人シマヤに押しとどめられた。

f:id:pypyhiyoko:20210610235109j:plain

ヤラベアムの聡明さが仇となったのか。10部族の民の心が自分から離れないようにと、「金の子牛」をダンとべテルに設置した。これは偶像ではないか。彼はまたエルサレムで行われていた「仮庵の祭り」を模した。祭司もレビ人ではなかった。

祭りの最中に、南ユダから無名の神の人が遣わされて来て、ヤラベアムの非道を指摘し、預言もした。*1

この後、預言者の意味不明な行動で、南ユダからきた無名の神の人は亡くなってしまった。

それにしても、

イスラエルの建国はスタートからして偶像礼拝だった。最悪だ!これで「罪と言えばヤラベアム。ヤラベアムと言えば罪」と聖書の中に記録されるようになってしまった。

アヒヤはテーブルの上に手を置き、指先をゆるゆると動かして、お茶の入ったコップを取り上げ口元に運んだ。

f:id:pypyhiyoko:20210610235212j:plain


さて、そろそろヤラベアムの妻が身分を偽ってくるころだ。

少しかさついた唇をコップの淵に当てて、一口お茶を飲み干すと、尖ったのどぼとけがゆっくりと上下した。

アヒヤが慎重にテーブルの上にコップを置いたとき、ヤラベアムの妻が現れた。

 

f:id:pypyhiyoko:20210611075556j:plain

 

「おお、神様。これで良かったのでしょうか」

アヒヤは体中のエネルギーを奪われたようにぐったりして、テーブルに顔を押し付けて、つぶやいた。さっきまで目の前にヤラベアムの妻がいて、病床の息子アビヤの事を伺おうと必死のまなざしでアヒヤに迫ってくるのが、ひりひりと肌に染みた

 

f:id:pypyhiyoko:20210610235311j:plain



「ヤラベアムの妻よ。語るべき言葉はすでに神より頂いている。厳しい言葉だ。帰ったら夫に言いなさい。あなたは約束を守っていない。偶像にまみれ戒めを破って、私の民を巻き込んでいる。ヤラベアム王朝は滅びる。

さあ帰りなさい。あなたの息子アビヤは、あなたが町の門をくぐる時、死ぬだろう」

驚愕の塊を飲み込むと絶望のまなざしが宙を舞った。ぼやけた視界の向こうから湿った空気が押し寄せてきて、部屋全体を包んで消えていった。

・・・・・・・・・・・・

f:id:pypyhiyoko:20210610235352j:plain

アヒヤは深々と椅子に腰かけて、脱力した体を背に預け、手の甲をテーブルの上に乗せた。それからゆっくりと呼吸を整えていった。足の裏から頭のてっぺんへ突き抜けて行く微かな風の流れに身を任せた。唇がかすかに震えている。

「主よ‥・・おお・・」

アヒヤには見えるのだ。

彼女が町の門で躊躇している姿も、家の入口で泣き叫ぶ姿も。ヤラベアムが22年間玉座に座り、次男ナダブが王となることも。その二年後、バアシャの謀反によってナダブが倒れ、ヤラベアム王朝が崩壊することも‥‥

ダビデ王は遺言として息子ソロモンに残した言葉があった。

 

モーセの律法を守るならば、ダビデ王朝は続く」👑

 

f:id:pypyhiyoko:20210610235428j:plain

 

偉大なるダビデ王様のゆえに、南ユダ王国は北イスラエル王国よりも長らえるが、その末路がかすんでいる・・・アヒヤは頭を左右に振ってから、瞼をごしごしこすった。すると、かさかさと何かが音を立てだした。風だ。風が出てきた。アヒヤは心をとぎすませて、耳を傾けた。かすかにささやく声を求め、闇に輝く光を求めて…。

 

f:id:pypyhiyoko:20210611001338j:plain

 

*1:ヨシヤ王がやってきてこの祭壇を壊す