ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

   サムエル記

サウル逝く

「もちろんです。 あなたのおっしゃるとおりにいたしましょう」ダビデは絡みつく人々の視線を,、いとも簡単に跳ね除けて 即答した。小さなざわめきがダビデを取り囲んだが、ダビデは気にしなかった。肩透かしをくった者たちは、いまいましげに唇を噛んだ。王…

その地でなければ出来ない何かとは・・

アビシャイは少しばかり納得がいかなかった。 ダビデがサウル王を恐れて 異教のペリシテ人の地に逃れると言ったからだ。つい先日も彼はダビデと共に、サウル王の枕元まで忍び込んでいる。あの時、サウルの命は、槍一突きで彼の手中にあった。それをダビデは…

神様はあなたを遣わして・

武具をつけろ!! ナバルを捕まえろ! いつになくダビデは苛立って ε=(怒゚Д゚)ノノ 400人の兵士に言った。 ダビデは大金持ちのナバルが、パランの荒野で羊の毛を刈っていることを聞いたので、10人の若者を彼のところに遣わして、少しばかり食料を無心した…

サムエル死す!

サウルはすっきりとした気分で洞穴を出た。それから、精兵3000人を整列させて、谷間の向こう側の道を歩き始めた。 「サウル王様ぁ〜!」突然、すずやかな声が辺りに響き渡った。 「ややっ! その声はダビデ?!」 「はい、ダビデです。 これをご覧くださ…

ダビデ、危うし!!

「なに、ダビデがケイラの町にはいったと」サウル王は久々に、声を上げて笑った。 捜しあぐねていたダビデの居場所が知れたのだ。 「あそこは立派な門と貫の木のある町だったな。取り囲め、自分から逃げ場のないところに入り込んだぞ。神様が彼を私の手に渡…

僕らの友情は変わらないよ・・・

千載一遇のチャンスだ!! 王の家畜管理人のエドグは体が震えた。「申し上げます。ダビデを祭司アヒメレクの所で見ました。彼は神殿のパンとゴリアテの剣を手にしていました」エドグは、王を取り囲むようにして立っていた近衛兵たちを掻き分け前に飛び出すと…

君が言うことは何でもするよ

「お父様、あの人は私に言いました。 『逃してくれ!さもないとお前を殺す』と・・」 ミカルは恐ろしい形相をした父サウルが怖かった。 「なんだと、あいつがか! 王女に向かってよくも言ったものだ!ヽ(#`Д´)ノ 捜せ、殺してもよい。 とにかく奴の居場所を見…

明日は結婚式・・・

サウル王様って、ちょっとしつっこくないですかぁ・・竪琴の奏者として仕えさせるために、 ダビデの父親に人を使わして言わせた言葉がこれでした。 『ダビデをわたしに仕えさせてください。 彼はわたしの心にかないました。』 戦場に出てきた少年ダビデをサ…

いつものままで・・

おお!! サウル王は思わず叫び、そして手を叩いていた。 その眼下の先に横たわっていたのはゴリアテだった。 「まだか? まだ現れないのか?」彼が幾度目かの問いかけをしたとき、 どかどかと、入り乱れた複数の足音が重なって 少年ダビデが彼の前にひざを…

彼はわたしの心にかないました

「ダビデをわたしに仕えさせて下さい。 彼はわたしの心にかないました」エッサイはサウル王から来た使者の言葉を聞いた。 末っ子を手元から離すことへの寂しさはあったが、不安は無かった。それは預言者サムエルに油を注いで祈ってもらったおかげで、その子…

従うことは犠牲にまさる・・・

サムエルはサウルに言った。 「神様からのお言葉だ。 アマレク人を罰せよ。 彼らはお前たちの先祖が約束の地に行く途中、 領内を通過することを拒んだ。さあ、一人残らずだ。 牛も、ロバもすべての家畜もだ」 そこでサウルは、21万の兵を率いて、アマレク…

王子ヨナタン大活躍。しかし・・・

見張りの兵士があわただしくサウルの前にひれ伏して言った。 「申し上げます。敵地に変化あり。編隊は崩れ、兵士が右往左往しています」 その時サウルは、ギベアのはずれの ミグロンにあるざくろの木の下に600人の兵と共にました。 すぐ彼も岩の向こうに…

あなたは王であって、祭司ではない・・・

遅い、遅すぎる。 サウルは心の中で叫んでいた。 祭司サムエルを待っていたのだ。 すでに、約束の7日を過ぎている。それは彼が、30歳(?)で王位について2年目のことでした。サウルはその頃、二千の精兵を持って、ミクマシとべテルの山地にこもり、息子…

出陣だ!サウルの命令だ!

ゴクリ、ゴクリ、 目の前の男の喉が動いた。 震える手で注ぎ込んだ水がこぼれて 彼の胸元を濡らした。 サウルはジッと、そんな男の口元を見つめていた。男は無造作に器を投げ捨てると サウルに言った。 「助けてください。 アンモン人ナハシに取り囲まれまし…

あれが王様?

ミヅパはごった返していた。 サムエルの声に応えて、イスラエル全土から集まってきた人々だ。 彼らの話題は、初代王様のことだった。今日、それが知れるのだ。広場に集められた群衆は、部族ごとに整列し、 氏族ごとにきちんとまとまっていた。12部族の代表が…

大当たり〜ぃぃぃ!サムエルの預言

サウルに向かって、手を振りながら駆けてくる者がいた。 なじみの使用人だ。 「サウル様、ろばはすでに見つかりました。 ご主人様が、今、心配なさっておられるのはあなたです」神の丘として名高い タボルの樫の木の下では 神様を礼拝するために 三頭の子や…

さあさあ、皆様お立会い。吉と出るか凶と出るか

青年サウルは父が付けてくれた僕に言った。 この三日間、野宿をしつつ迷子のロバを捜し求めて 山野をさまよった。 しかし、その痕跡さえなかったのだ。 「そうですね。ツフまで来て見つからないければ・・ あ!そうです。思い出しました。 どうでしょう。 こ…

我々に王を与えよ!!と叫ぶ民に・・

サムエルは一人、自分の部屋で頭をかかえた。 「我々をさばく王を、我々に与えよ」 昼間、長老たちから聞いた言葉に胸がうずいた。 「あなたは年老いている。 あなたの息子たちは、あなたの道をあゆまない。 ゆえに、他国のように我々に王様をあたえよ」 つ…

主は今に至るまで、われらを助けられた

あのぉぉ・・ ちょっと、つかぬ事を伺いますが・・ 神様って、イスラエル大好き!神様ではなかったの? 今回の戦では、神様の晴れ舞台を演出しようと、 せっかく箱を担ぎ出してきたのに イスラエルの人たちは散々な目に合うし、 彼らを見限るかのように あっ…

またまた運ばれて・・・

あれから20年、 ここ、キリアテ・ヤリムのアビナダブの家に 神の箱は置かれています。どうして、ここにあるのかって・ そうよね、あの箱は、 ベテシメシ人ヨシュアの畑の岩の上に置いてあったのよね。・・・ちょっと、時間を戻してみましょう。 (な〜んて…

たらい回しにされて「神の箱」、いずくに・・・

エベネゼル(どこだろ?)この場所で、 イスラエル軍はペリシテ人と戦ったんだよね。 負け戦だったから、シロから神の箱を担ぎ出してきて、 (まさに神頼みだね) 奥の手を使ったんだけど、負けちゃって・・・ あげくに「神の箱」奪われて・・ おかしいね?神…

名前は、イカボテ・・・

エリの前にくずおれた兵士は、傷ついていた。どうした。 目の不自由なエリは状況を読み取ろうと 首を伸ばして耳を澄ました。 「息子は、・・」 と言いかけて言葉を呑んだ。「箱が、箱が奪われました!! ホフニ様とピネハス様も亡くなられ、 わが軍は負けま…

担出された「神の箱」、 戦場へ行く!

死者約4000人今、イスラエルはぺリシテ人と戦っています。 結果は芳しくなく、上記のような数字が出てしまっています。 昼も夜も、巧妙な作戦を立て、優秀な戦士を送り出しているのにです。策は出尽くしたのです。(_ _|||) ランプの明かりがゆらりとゆれまし…

それは、神様からのお言葉だ・・・

サムエルは眠い眼をグリっとこすって、立ち上がった。祭司、エリが呼んでいる。最近、とみに目の衰えが目立つエリが、何かの用を頼むのだろう。サムエルは走った。 「祭司様、お呼びですか」 暗闇の中でゴソリと音がした。 「なに、わしが呼んだと?夢だな、…

お前の家から、祭司職を剥奪する。(怒`・ω・´)

あらあら、かわ〜いい!! o(^O^*=*^O^)o 人々がいっせいに、右手をかざしています。゛;`;・(゜ε゜ ) その手には携帯が・・・(こんな姿を時々テレビで見るけど・・ちょっと?なんか?変でない?と思ってしまうことも・・ ふふふ、携帯持ってないひよこの観…

わたしの心は主によって喜び・・・

やっとこさ、子宝に恵まれたハンナは、幼子が乳離れすると、 その子を連れ、夫と共にシロに上りました。これは特別の旅でしたから、 生贄のための三歳の雄牛一頭を連れ、 小麦粉36リットル、皮袋に詰めたぶどう酒も 供え物として持ってゆきました。礼拝が…

この子が乳離れするまでは・・

「では、行って来るよ」 夫エルカナは彼女にそう言い残すと、家族を連れて出て行った。 シロに上って礼拝をするために。それは彼と、その家族にとって自然のことで、楽しみでもあった。。o(*^▽^*)o 昨年まで、ハンナにとっては辛い期間でもあったが、 今は事…

涙の涸れたその瞳は・・・

『そのころ、イスラエルには王がなかったので、自分の目に正しいと見るところをおこなった。』士師記21:今日からは「サムエル記」で〜す。嬉しいですね。これからは王様が現れて、秩序を正してくださるのね。ばざ〜〜い!!と、喜びたいところですが・・ …