テラはアブラムとその妻サライと孫のロトを連れて、
カルデヤのウルを出てカナンの地をめざしました。
ところが途中、カランの町に立ち寄ったまま、そこに住みついて、テラは亡くなりました。
悲しみにくれるアブラムに、このとき初めて神様が語りかけました。
「私に従ってきなさい。
そうすれば、あなたを大いなる国民の父としよう」
父親を失い心細かったのでしょうか、(すでに75歳ですが・・)
彼は、何の疑いもなく神様に従うのでした。
妻サライと甥のロト、それからカランで得た家畜や奴隷を伴って
父テラが目指した、カナンに着きました。
その土地はカナン人が住んでいましたが
シケムの樫の木のそばにテントを張ることにしました。
アブラムはこの地が緑豊に潤っているのに感心しました。
彼が感動していると、
神様は唐突に? 「この地をお前に上げようと言われたのです」
アブラムはビックリしましたが、喜びがいやまさりて
急いで記念の祭壇を築き、神様を讃美しました。
それからさらに南のほうにも行ってみました。
西のベテルと東のアイに囲まれた丘陵地、
そこから見える景色はまた格別です。
彼は感動してそこにも祭壇を築いて神様を礼拝しました。
行く当てのない彼の旅はゆっくりでしたが、
それでもネゲブにやってきました。
すると、ネゲブは激しい飢饉に見舞われていました。
彼は沢山の財産(奴隷や、家畜)がありましたから
すぐさま、エジプトにくだることにしました。
(●^o^●)・・・・
そこで、彼はひとつの失敗をしてしまいます・・
サライが美しすぎたのが原因なのですが・・・