ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

父と同じ轍を踏み・・・・ (38-22)

双子の兄弟が長子の特権と食べ物の交換をした頃、
国中が飢饉に見舞われていました。

それでイサクは、父アブラハムがしたように、ゲラルの町に移ってから
エジプトへ下ろうと考えました。
ところが神さまは「エジプトには行くな」と言います。


エジプトの町もそうでしたが、ゲラルの町でも、
女性は気をつけなければなりません。
特に美人ですが・・・
自分で美人だと思っている人もですが・・

イサクは父がしたように妻を「妹」と、呼ぶことにしました。
妻リベカはまだ若く美しかったからです。

町に着くとやっぱり町中の評判になりました。
沢山の男たちの目が注がれる中
ペリシテ人の王アビメレクの耳にも届きました。
王様はそんなに美しい女性なら、ぜひとも王宮に招き入れたいと思いました。


その日は雲ひとつなく晴れ上がった気持ちの良い日で
王様は高い王宮の一室から、自分の領土を満足げに見回していました。

緑豊なある一角に、仲睦まじいカップルが、陽射しをよけて坐っていました。
何気なく目をとめて見ていると、何とイサクとリベカ。
はて、彼らは兄弟ではなかったのか!
その様子は明らかに兄弟以上のものでしたから・・・

王様はビックリしました。
王家には以前、「妹」と名乗った人妻のおかげで、
大変な不幸に見舞われた事がありましたから・・・

王はイサクを呼び出してなじりました。
イサクは身を低くして、保身のためにしてしまいましたと告げました。
それで王は、
    「彼ら夫婦に危害を加える者は死刑に処す」
     とおふれをだしてくれました。


その年、イサクの蒔いた種から100倍の収穫があり
     たちまち大金持ちです。
     よそ者が繁栄するのは嫌なもの、
     嫌がらせがはじまり、
とうとう王様が言いました。

     「お前はあまりにも豊になりすぎた。
     どこか他へ行ってくれ、めざわりだ」


それでイサクはそこを引き払い、
父アブラハムが掘った井戸のあるところに行きました。

そこはすでに埋められていましたが、
修理すると、以前にもましておいしい水が得られました。
それから豊な水量をたたえた泉も発見。


すると、土地の羊飼いがいちゃもんをつけて奪ってしまいました。
    だからエクサ(言い争いの井戸)
    別の井戸もそうでしたので、
    怒りをこめてシテナ(怒りの井戸)と名づけました。

三度目です。僕たちは黙々と作業をしました。
やりました!!
前にも勝る素晴らしい井戸です。これには土地の人もビックリ、文句が言えません。
イサクは神さまをほめたたえて、レホポテ(広々とした場所の井戸)と名づけました。


それから、彼はベエルシバに行くと、神さまは彼に言いました。
     「私はお前の父、アブラハムの神である。
      アブラハムへの約束はお前への約束だ。
      私に従ってきなさい」

イサクは祭壇を築いて礼拝をし、その場所に住むことにしました。


そんなおりです。アビメレクが側近を連れて訪れたのは・・
    それは不可侵条約を結ぶためでした。
    イサクは以前のことには触れずに彼らをもてなし
    契約をむすびました。

・・・
音声
http://www.youtube.com/watch?v=iYS432vnT8s

・・

ヤコブの兄エサウは40歳になり、ヘテ人の娘二人を妻としました。
それは両親の痛みの種でした。