=== ラケルに一目ぼれ・・・ ===
ヤコブはべテルでの体験を通して、
「あなたは(神)わたしとともに居られ、守ってくださる」
という確信を確かなものとした。
それは三代目としての自覚でもあった。
そして直線距離で800キロメートルもあるその旅も(女の急ぎ足で半月以上かかる)
東の民の地の井戸のほとりで終わった。
なぜなら、彼は母の兄ラバンの娘ラケルと,その羊とを見つけたからだ。
ラバンはヤコブを歓迎し、ここに留まってくれるようにと願った。
ヤコブはラケルに一目惚れをしたので、
「わたしは、あなたの妹ラケルのために七年あなたに仕えましょう」
と言った。
ラバンも
「他人にやるよりもよい」
と、承知してくれた。
ヤコブの畜産技術は優れていたのでラバンの財産は大きくなった。
七年間はあっという間に過ぎた。
ヤコブはラケルを愛していたので、それはただ数日のようだった。
今夜は結婚式、ヤコブの胸は高鳴った。
夜を共にし満ち足りた思いで朝をむかえたヤコブは仰天した。
隣にいたのはなんと、姉のレアだったからだ。
ラバンはいった。
「妹を姉より先に嫁がせる習慣はこの辺りには無よ。
まずは一週間レアと過ごしなさい。
もう七年間働いたら妹と一緒になりなさい」
ヤコブはそのとおりにした。
どうしてもラケルと一緒になりたかったから・・
そして彼は、二人の妻を持った。いや?あと二人か???
彼は彼の祖父、アブラハムと同じような悩みを抱えたことになる。
*四人妻のお蔭で12人の子どもの父親になったヤコブ・・・・
名前 (意味) 妻たちの言い分
1 ルベン(子を見よ)..........夫がラケルを愛していたので、わたしの子を見て!!
2 シメオン(聞く) ..........神は夫に嫌われている女を哀れまれ、子を授けられた。
3 レビ(結ぶ) ..........三人も子どもを産み、夫の心はわたしと結ぶでしょう。
4 ユダ(ほめたたえる)........夫のことよりも、神をほめたたえます。
ここでレアの体は閉ざされた。
ラケルは精神的に追い詰められ、奴隷女ビルハを夫に差し出した。
5 ダン (正しく裁く)........神はわたしの願いを聞き入れてくださった。
6 ナフタリ (争う) ........わたしは姉と争ってついに勝った。
レアも女奴隷ジルパを夫に差し出した。
7 ガド(幸運)................こちらに幸運がきた。
8 アシェル(幸せと思う)......世の人はわたしを幸せ者と思うでしょう。
9 イッサカル(報酬を与える)..わたしが女奴隷を与えたので、神はその報酬を下さった。
10ゼブルン(ともに住む)......今度こそ夫はわたしと共に住むだろう。
(ここに一人だけ女の子ディナを加えます。
な〜んでか? それは後ほど・・・)
ついに神さまはラケルの体をひらかれた。
11 ヨセフ(取り去る、加える).神さまは、わたしの汚名を取り去った。
神さまは、もう一人子を加えてくださった。
経済的に祝福されたヤコブは、故郷に錦を飾りたかった。
兄エサウの復讐を恐れながらも、年老いた父にも会いたかった。
彼は伯父ラバンにその意を告げるのだが・・・
すったもんだの末、彼は故郷を目指す。
その旅の途中で彼の名はイスラエルと改名される。(この話は来週)
そして祝福の地ベツレヘムへ向う途中で最愛の妻ラケルは二度目の出産をする。
12 ベニヤミン(右手の子)
ラケルはベニヤミンと引き換えに亡くなった。
この名はヤコブがつけた名前。
音声
http://www.youtube.com/watch?v=uOH_00VbQsM
(●^o^●)・・・
兄は怖いし・
父には会いたし・
ヤコブ、どうなる?