ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

この品物の持ち主が・・・ (38-29)

ダンは父の気落ちした姿を見るに忍びなかったのか、家を出て気のあった男ヒラと同居することにしました。
そこでカナン人シュアを見初めて結婚、エル、オナン、シェラと、三人の男の子に恵まれました。

長男エルは成人してタマルと結婚するも、
素行が悪く神に打たれて早死にします。
それで、次男オナンと結婚させました。
その場合子が出来ると、
それは長男の子どもということになりましたので
オナンは不服でした。
    夜、嫁の所に入っても
    子種を床に流していました。
    そんなわけで彼も神に打たれてしまいました。

ユダは子どもが次々に亡くなったので
三男もとられたらどうしようと考え、
シラが成人したら、結婚させるからと、タマルを実家に戻しました。
         本当は、もうそんな気はなかったのですが・・・

何年かしてユダの妻が亡くなり
喪が明けると、友だちアドラム人ヒラとテムナに上り
ひつじの毛を刈る仕事を監督することにしました。

タマルはそれを耳に挟むと、未亡人の服を脱ぎ
ベールを被り舅の通る道に坐っていました。

ユダが彼女を見ると
ベールを被っていたので遊女と思い声をかけました。

     「いいわよ。いくらで?」
     「子ヤギが生まれたら一頭というのはどうだね」
     「それでいいわ、
      でもそのことの証拠に印と杖を預からせてくださいな」

ユダはもっともだと思って、彼女に渡し、一夜をともにしました。

それからタマルは元の寡婦の服に着替えて、普段の生活に戻りました。
ユダは子羊が生まれたので同居人ヒラに頼んで渡てもらうことにしました。
しかし、ヒラがいくら探し回っても
ユダが言った場所の近くには遊女らしき女はいませんでした。

それからしばらくすると、タマルの体つきから、
子を宿していることが知られるようになりました。
未亡人のタマルです。
人々の噂は広がって、ユダの耳にも届きました。

     「けしからん。
      ふしだらな女だ。ここに連れて来い」

ユダ家の召使がタマルの家に押しかけて、彼女を引きずり出そうとした時
彼女は印と杖を手にして言いました。

     「この品物の持ち主がこの子の父親です。
      調べてください」

ユダはその品を見て愕然としました。

     「悪かった。わたしが息子シラと結婚させなかったからだ。」

ユダはあやまり、それ相当のことをしてやりましたが、
彼女とは結局結婚しませんでした。

タマルはその後、双子の男の子を産んだそうです。

(●^o^●)・・

音声
http://www.youtube.com/watch?v=NODkpg4HcvQ

ヨセフはどうしてるかな?