ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

金の子牛を・・

       シナイ山を登ったり降りたり
       神さまと民の間に立って
       モーセは休む間もありません。
       モーセ、頑張って!!
・・

翌朝、モーセは山の麓に祭壇を築き、
イスラエル12部族に従って12の柱を立てました。
それから雄牛を奉げて、その血の半分を祭壇に注いだ。
それがすむと神さまの契約の言葉を民に読み聞かせた。
民はその言葉に賛同し、
神さまとの契約を受け入れました。

モーセは神さまの言葉を受け入れた民の頭上に、
残りの雄牛の血を降り注ぎました。

これによって正式に、神とイスラエルの間に契約が成立しました。
     (これがキリストの死と復活によって、古い約束《旧約》となるのですが・・
      それはまだ先のこと・・・・)

これらが済むとモーセ
アロン、ナダブ、アビウとイスラエルの長老70人を連れて、山に登りました。

彼らは、そこで神を見ました。
神を見たものは死ぬ!!
と言われていたから、特別だったんですね・・

神の足の下にはサファイヤの敷石のようなものがあり、
それは澄んだ大空のようだったそうです。

彼らは契約を受け入れたことを報告し、
その足元で感謝の食事をしたんですって。

それから、またしばらくして、
モーセは若いヨシュアを連れて山に登りました。
その間の民の責任者にはアロンとホルを立てました。

モーセは40日40夜、ヨシュアからも離れて山の奥深くにいました。

こんなに長くモーセが民から離れたことは無かったので、
日が経つに連れて民は不安になりました。

    モーセはどこだ?
    遭難でもしたのか?
    俺たちはどうなるんだか?
    神さまは何をしているのだ?

民の不安は頂点に達して
自分たちの装飾品を集めてアロンの元に集まりました。

さあこれで我々のために神を造ってくれ。
そういってアロンの前に品々を置きました。

アロンは迷いました。
民の不安を解消する事も出来ない、自分の指導力の弱さを嘆きました。
そうして、なんとまあ、
民の勢いに押されて金の子牛を造ってしまったのですね。


民は喜び、飲み食いし、踊り明かして不安を忘れました。
ヽ(´▽`)ノ♪ヽ(*´∀`)ノ キω・) ゚


その頃モーセは、神さまからの集中講義も終わり
神ご自身が十戒を刻んだ二枚の石板を手渡されていました。

そのほかに、礼拝するための移動式幕屋の設計図や
そこで仕える祭司やその服装についても教えられていました。

一通りの説明が済むと神は言った。
     「民の所に戻れ!!
      私はおろかな民に我慢がならない。
      彼らを滅ぼそう!!」
神の突然の怒りに、モーセは驚いた。

      「一体何が起こったというのです。
      あなたがせっかくエジプトの国から導き出した民ではありませんか。
      このような荒野で民が滅びたら、
      周りの国々はあなたを嘲り笑うでしょう。」

モーセは必死に執り成しをしました。

その彼の言葉に神の怒りは静まりました。

モーセヨシュアと共に山を駆け下った。
途中で民の乱れた姿を見たモーセは、
大切な石板を怒りをこめて投げつけました。
板は激しい音を立てて粉々に砕け散った。

モーセは民の中に駆け下って金の子牛を打ち砕いた。
それを煮溶かして、粉にすると、
水に溶かして民の口に流しいれた。
           (ええ!!ほ、ほんとうに!!)

そして、アロンから事の顛末を聞きだすと言った。
   「真の神を信じ従う者は私の元に集まれ!!」

真っ先にレビの子供たち全員が、彼の足元にひれ伏しました。
モーセは言った。
   「神を恐れない民を粛清せよ!!」

その日、民の中に恐れと悲しみの叫び声が絶える事が無かった。(>_<)
なんと、3000人の民の血が流されました。

それからモーセは神の山に戻りました。
民に代わって、許しを乞うためでした。

はたして神の怒りは静まるのだろうか?????????
 モーセの足は重かった。
 
・・・

ところで、あの有名なミケランジェロモーセ像ですが、よぉぉく見ると
あらら、怒りのあまり角がぁ・・・・

これは内緒の話ですがぁ(別に内緒でもないのですが・)・・・
モーセって神さまと親しく交わっていたから
神さまの輝きがその顔に反映されて、眩しくって、普通人はまともに見られなかったとか。

それと、ヘブライ語で“顔が輝く”と“角”がよく似た言葉らしくって、
当時、誤訳のラテン語訳聖書が沢山使われていたのを使ってしまったってわけ・・
でも、激しい怒りに角が生えてもおかしくなかったかもね。