ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

さあ、ヨルダン川を渡るのだ!!

ヨシュアヨルダン川の岸辺に立った・・
上流で降った雨のせいか、その日の水は岸一面に溢れ流れていた。
土手の雑草が半ば水に沈み、わさわさと見え隠れして、川下に引っ張られている。

空は雲が重く垂れ込め、今にも雨が落ちてきそうだ。

ヨシュアは12部族の代表12人を集めると言った。

    「今から起こることをよく見ておくのだ。
     我らの先祖が紅海を渡ったように
     我々はこのヨルダン川を足を濡らさずに渡るのだ」

ヨシュアは真っ白な衣の袖を高く挙げた。

    「生ける神が我らとともにおり
     我らの前から
     カナン人、ヘテ人、ヒビ人、ペリジ人、ギルガシ人、アモリ人、エブス人を
     必ず追い払われる。
     神がともに居られることを脳裏に焼き付けるのだ」

祭司の担ぐ契約の箱が静々と前に進んできた。

    人々はこれから起こることにかたずを飲んで見守った・・

ヨシュアは手を大きく広げて、前に振った。

    箱を担ぐ祭司の足が湿った土を踏みしめた。
    それから、ためらうことなく水の中に踏み込んだ・・

    踏み込んだように見えた瞬間、一陣の風が吹いて祭司の裾を巻き上げた。
    そうして彼らの足を置いたところの水は
    あたかも逃げ去るかのように掻き消えて
    乾いた川底についていた。

部族の代表は息を呑んだ。
    年寄りが語っていた奇跡を
    このヨルダン川で今、体験しているのだ。

おお!!
これこそ、それなんだ!!
彼らは驚きとともに恐れも感じた。
我らの神様はなんというお方なんだ。

祭司の足はさらに川底深くに進んでいったが
彼らの足は汚れなかった。
そうして川の中央辺りに来ると立ち止まった。

ヨシュアはまた合図した。

すると、武装したルベン族とガド族の若者と、マナセの半部族の若者たちが
興奮した面持ちで乾いた川に向っていった。

彼らが渡り終えると、それぞれの部族ごとにまとまって川を渡った。

彼らが渡り終えても川の水は流れてこなかったし、川底は乾いたままだった。

民が渡り終えるとヨシュアは12部族の代表者にいった。

      「さあ、祭司が踏みとどまっているところの石をそれぞれ記念に持って
       それを肩に担いで渡るのだ。
       これらの石は永久に記念とするのだ」

最後にヨシュアは箱を担いだ祭司のところに行くと
そのところに記念の石を12個置いた
      その石は今もそこに残っています(?今もそこに?)

そうして、ヨシュアも対岸に渡り終えると
       川底に立つ祭司に手を振った。
       箱を担ぐ祭司は静々と歩いて
       川岸にたどり着き一段高い所に上がるまで
       川の水は留まったままだった。

彼らが渡り終えると、ざわざわと風が騒ぎ
       ヨルダン川は再び水が流れ出し
       彼らの足元近くまで忍び寄ってきたが
       祭司の足は乾いたままだった。

この出来事は正月の10日の事で
       民は神をたたえ
       モーセに代わって立てられた
       新しい指導者ヨシュアをあらためて見直すのだった。
     
    
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