ヨシュアは分割のことを考えていましたが、
実は、まだ取るべき地は多く残されていたのでした。
彼はそれが気になっていました。
ある日、彼が静まって祈っていると、神様がおっしゃいました。
「ヨシュア、残されている地は私に任せなさい。
お前は土地分割に専念しなさい」
すでに ルベン族とガド族と、半分のマナセ族は川向こうの地を譲り受けていました。
レビ族は神様に使える部族として、領地無しと、モーセの頃から決まっていました。
その代わり、12部族の分割地ごとに置かれる4つの町に住むことと、
放牧地を得ることが許されていました。
その町はまた、殺意なく人を殺してしまった人が、逃れてゆける町としました。
だから実際に、ヨルダン川のこちら、
カナンに定住する部族は9部族とマナセの半部族ということになります。
大祭司エレアザルと12部族の頭が見守る中、ヨシュアがくじを引いて決めてゆきます。
(当時大切なことは、くじ引きだったみたい。もちろん神様が見守っておられました)
ユダ部族はヨセフの祝福のゆえに(臨終の時の祈り)
全ての部族に先立ってくじを引きました。
その引き当てた土地は広大でした。
(ユダの地ベツレヘムは・・・後の新約聖書の中で脚光を浴びる)
ユダ族エフンネの子のカレブは前回の記事のように、
ヨシュアから確約を取っていましたから
強豪のアナキ人を追い払いました。
そうして、デビル(旧キリアテ・セぺル)にも手を伸ばしました。
このとき彼は疲れちゃったのでしょうか、
なんと、この町を攻め取った者には、娘アクサを与えようと公約しました。
そしたら彼の弟の子が、まんまと?アクサを手に入れてしまいました。
「結婚のお祝いに泉をくださいな」アクサは父カレブに言いました。
これは、夫になったオテニエルの入れ知恵でしたが・・
「よしよし、上の泉と下の泉を、記念としてあげよう」
カレブは上機嫌で言いました。
次に、ヨセフ部族(エフライム・マナセ)がくじを引きました。
エリコと川辺の土地。西は海を境とする起伏と木立の多い一帯が当たりました。
彼らは不満でした。ヨセフは一つのくじしか引かなかったからです。
我々はヨセフの長子、その子孫にこれっぽちの土地ですか?!o(`・∧・´)o
と彼らはヨシュアに詰め寄ります。
それでヨシュアは言いました。
山や丘はまだ手付かずだ。開墾して土地をひろげ、
敵が攻めてきたとき、地の利を生かして戦えるではないか。
鉄の戦車を持つカナン人に、お前たちの力は小さいというのか。
彼らを追い払い、向こうの端まで自分のものとしなさい。
ヨシュアに促され、ヨセフ部族は果敢に戦い抜き、鉄の戦車を粉砕しました。
生き残ったカナン人は後に使役されるようになりました。
そうそう、マナセの娘たちも土地をもらったのでしたね。(*^-゚)v
結果、ユダ部族は南部に・ヨセフ部族は北部に・・と分割地が定まったわけですが・・
おやつの羊羹の切り方で兄弟げんかが勃発するように・・
後々さまざまなことで彼らはぶつかり合うことになります・・o(▼皿▼メ;)
まだまだ、分割は続きます・・・
。...............
創世記49:ヤコブ最後の祈りより
ルベンよ、わが長子
わが勢い、わが力のはじめ。
しかし、もはやすぐれた者ではあり得ない。
・・・・・・・
ユダは、ししの子
わが子よ、あなたは獲物をもって上って来る
杖はユダを離れず・・
・・・
もろもろの民は彼に従う。
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