エホデは走った。
一気に石像のある場所を駆けぬけると、セイラへと逃げた。
そして、エフライムの山地にたどり着くと
用意してあったラッパを吹き鳴らした。
長老はエホデが出発する時の言葉を信じて
この日のために選りすぐりの兵を募り、武器を調え
てぐすね引いて待っていた。
イスラエルの兵士達は待ってましたとばかりにオーオーと
掛け声も勇ましく姿を現し、エホデの前に集まってきました。
「神さまがともに居られる!
恐れるな!
おれに続け!
勝利は我らのものだ!」
エホデは左手を高く揚げ、集まった人たちを指揮して
山を駆け下った。
ヨルダン川の渡し場を押さえ、それから、モアブを襲いました。
モアブの城では、王様の暗殺騒ぎで、収拾もつかないほど混乱していましたが、
イスラエルが渡し場を押さえたと聞くと、屈強な兵士を差し向けてきました。
しかし、自分たちの罪を悔改め、
神様から許されたイスラエルの民の勢いにはかないません。
この日、約一万ものモアブびとたちが倒されました。
そうして、イスラエルは80年間も平和な時代を堪能するのでした。
エホデの後アナテの息子シャムガルも
牛の鞭を持ってペリシテ人を600人を殺しイスラエルを災いから守りました。
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さあこれから、士師記の4章に入るわけですが・・
その書き出しが「エホデが死んだ後・・」で始まっています。
エホデの後アナテの息子シャムガルでは?
そうだよね、記者さ〜ん、どうして〜
そこで学者さんたちは、大預言者と小預言者とに分けることに・・
・その業績によって
・記事の長短によって
・記事の内容によって
ということで、シャムガルは3章の31節のみですし
成敗した人の数は600人
そして、神様の霊が臨んだとか、
神様がやりなさいとか、
そんな事が書いてないので・・
小預言者ということになります。
扱いにずいぶんとさがありますねぇ・・・
牛の鞭(突き棒)をもって・・
勇ましく戦ったシャムガル、その雄姿をもう少し知りたいな・・なんて思ったりして"^_^"・
それでは、また来週・・