ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

「はい」は「はい」 「いいえ」は「いいえ」 それで十分。

   「神さま、この戦に勝利した暁には、
    わが家の戸口から出てきて、 
    最初に私を迎える者を主のものとし
    その者を燔祭としてささげます」

あれはアンモン人との戦を前に神様に誓った誓願だった。
忘れていたのだ・・
タンバリンの音が、
娘の打ち鳴らすそれが、彼の脳天をかち割るまでは・・


   「お父様の願いをかなえて下さった神さまに
   お父様が誓われたようになさって下さい


けなげにも娘はそう言って、二ヶ月前、家を出た。


父がもたらしてくれた平和な山中で、友と別れを惜しみ
自分が乙女のままであることを嘆くのだといっていた。
そして今日、娘は帰ってくる。


彼は暗い内から起き上がり、そわそわと落ち着きなく部屋の中を歩き回った。


そうして一条の光が部屋の奥まで差し込んできた時
輝かしくも神聖な朝の光を背にうけて
愛しい娘が帰ってきた。
エフタは走り出していた。


走りながら彼は思った。
あの時、召使が出てくれば良かったのかと・・


いや、これで良かったのだ。
私にとっての最高のもの、私の命、それを主に捧げるのだ。


いつしか二つの影は一つとなって
輝く光の中にとけ込んでいった。


・・・・・・・・・

それからです。
イスラエルの娘たちは年に4日ほど山に行って
エフタの娘のために嘆くことが習慣になったとか・・


・・・?

イスラエルでこの当時、人身御供というものがあったのだろうか?
それは忌むべき偶像礼拝として排斥されていたはずでは・・

創世記ではアブラハムがイサクをささげようとしたらヤギが出てきたけど・・
     あれは神さまが言いだしたこと。
  
エフタは自分から言ちゃったんだよね。
  レビ記(27章)には代償の記事があったけど・・
         5歳から20歳までの少女は10シケル(1500円)
でも凄く悲しんでいたから・・こんな代償ではなかったのでは・・?

リビングバイブルでは但し書きとして・・
          実際にいけにえとして殺されたのか?
          乙女のまま神さまに生涯をささげたのか?
          不明とありましたが・・・



・・・・・・・・・
ミカ書6:
         主は数千の雄羊
         万流の油を喜ばれるだろうか。
         わがとがのためにわが長子をささぐべきか。
         わが魂の罪のためにわが身の子をささぐべきか。
         ・・・
         主のあなたに求められることは
         ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、
         へりくだってあなたの神と共にあゆむことではないか。
                     
詩篇51:17         
         神のうけられるいけにえは砕けた魂です。
       
マタイ福音書5:
        ・・・どんな誓いも立ててはいけません。
         ・・・ただ『はい、そうします』とか
         『ええい、そうしません』とだけ言いなさい。
         それで十分です。
         誓いを立てることで
         約束を信じてもらおうとするのは、悪いことです。


・・・・・
それでも苦しい時の神頼み・・ついつい物断ちとかしたくなるのも人情だよね・

・・

ああ、かみさま〜〜
        弱い我らを、
        いえ、弱い私を哀れみたまえ。