ある日のこと・・
一人のレビ人が従者一人と二頭のロバとを連れ、ユダのベツレヘムを目指していました。
四日前、実家へ逃げ帰った妾を連れ戻すためです。
お妾さんの実家に行ってみると、
そこのお父さんは、よく来た、よく来てくださった、とばかり、
連日連夜の大歓迎。o(*^▽^*)o
もちろん、お妾さんとも仲直り。
あっと言う間に四日目の朝。
今日こそは出発だ、と、早朝から起き出して、ロバの世話などしていると
「朝餉の準備が整いました。どうぞ召し上がれ」
それでは旅の腹ごしらえを・・と座り込むと、
あ〜〜ら不思議、もう、夕食時に・・・
四日目もずるずると引き止められ・・
五日目もずるずると・・・
よっぽど居心地がよかったのでしょうか?・
ダメだ!いかん。こんなことでは、と
心を鬼にして、馬上の人ならぬ、ロバ上の人になったときには
すでに日が傾きかけていました。
(何であんなにもしつっこく引き止めたか???)
・
日暮れを気にしながら進む道で、従者は言いました。
「今夜はここに泊りましょう」
「ここは異教徒の町だ。もう少し進んで、ギブアに泊ろう」
ところが、ベニヤミン部族の村ギブアの広場では、誰も声を掛けてはくれません。
「今日はこの広場で野宿だな」
と主人が言ったとき、一人の老人が通りかかりました。
「おや、見慣れない人だが・・どちらから?」
「ユダのベツレヘムから、
エフライムの山奥に戻る途中なんですが・・」
「ここで、野宿を。やめなされ、ここは物騒だ。
狭いが私の家においでなさい。
この年寄りもエフライム出身でね。
そちらの話も聞かせてください」
老人の家で話に花が咲いていると
ソドムでロトが体験したような事が起こりました。
(山に隠れて三日待ちなさい・・ - ピヨピヨひよこ日記)
あの時、ロトは自分の娘を差し出そうとすると、
御使いが止めてくれました。が、今度はそうは行きません。
話しの内容を聞いていたレビ人は、
娘の代わりに自分の妾をドアの外に出してしまいました。
可哀想なのはこの女です。一晩中もてあそばれ
やっとの思いで老人宅にたどり着くと息絶えてしまいました。
レビ人が朝、戸を開けると彼女を見つけました。
そして言た言葉がこれだ。
「さあ、立ちなさい。出かけよう」
よくも、よくも、そんなこと言えるわね!!o(▼皿▼メ;)
寝ぼけてるのかしら
でなかったら、こんな言葉出てくると思う!?
ああそうね、まだ王様がいなかったっていうのね。
この人、彼女の亡骸をロバにくくり付けて自分の家まで
帰ったそうな。
少しは良心の呵責を感じたのか、丁寧に葬ってあげる
つもりなのか・・・
なにぃぃぃ〜〜!! これはおぞましい事だ!! あんまりだ!!
ええ、ええ、それぞれ自分の良いと思う通りにしたのでした
ね。
レビ人は自分の妾があんなふうにして亡くなった事への
悲しみや、怒りなんかは無かったのでしょうか?
いえ、 あったからこそ、その振る舞いに・・ですか?
彼は、イスラエル12部族に思いもよらぬ方法で、この事を伝えたのですが・・・
送られてきた物を見て、それぞれの部族はこれまたビックリ仰天。
そうでしょう、そうでしょう。
「出エジプト以来、初めてのひどい事だ・・」ヾ(`Д´*)ノ
あっと言う間に、ミツバへと、部族の指導者と武装軍人40万人が集結。
それからもう一度、かの男に事の真相を聞き直すと
「ギブアの町に報復だ。それが済むまで我々は引き下が
らないぞ!!」
と、一致団結。
すぐさまベニヤミン部族に使者をたて、悪人を引き渡すように要求しました。
しかし、彼らは応じません。
それどころか、2万6千の兵士をギブアに集め
地元ギブアからも加わったので、2万6千7百人が気勢を上げました。
その中には、左利きの石投げ名人が700人もいました。
腕前は大したもので、一本の髪の毛でも、的をはずすことが無いくらいでした。
・・・・・・・・(どの位、離れて?)
ああ、とうとう、兄弟対決となってしまうのでしょうか・・
イスラエルの人々は神様の前にお伺いを立てると、
許可が下りました。一番手はユダ部族です。
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ははは・・・
書いてますね。何だ、かんだと言いながら・・
書いてしまうんですねぇ・・・
普段は言葉が足りないよ、何て言われてるのにね。
ピヨピヨ・・・・
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