ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

たらい回しにされて「神の箱」、いずくに・・・

エベネゼル(どこだろ?)この場所で、
      イスラエル軍ペリシテ人と戦ったんだよね。
      負け戦だったから、シロから神の箱を担ぎ出してきて、
                         (まさに神頼みだね)
      奥の手を使ったんだけど、負けちゃって・・・
      あげくに「神の箱」奪われて・・
      おかしいね?神様どうしたの?・・・だまって、
アシドドへ運ばれちまって・・・。
              (神の箱は普通の人が触ったら死んじゃうから・・
               レビ人が捕虜になって、運んだのでしょうか?)
       そして、
ダゴンの宮のダゴンの像の傍らに置かれました。
      次の日、ダゴンの祭司が宮に行って見ると、
      ダゴン像が見当たりません。
      なんと、なんと、ぶっ倒れていました。
      それも、「神の箱」に向かってです。
      ダゴンの祭司はビックリ仰天。


      「昨夜、地震でもあったのかい?」
      「とんでもありません。
       風ひとつない静かな過ごしやすい夜でしたが・・」
      「とにかく早く元に戻せ。
       信者に、こんなみっともない姿を見せるわけにはいかないから」
 

      てことで、ダゴン像は元の場所に丁寧に置かれました。で、
      心配だったので、次の朝、あたりが白み始めると、
      音を忍ばせて神殿へ・・
      急いで近寄る祭司の足が何かに当たり、
      彼は、奇妙な声を震わせました。
      信じがたいことでした。
      ダゴン像は「神の箱」に向かってたおれ、
      胴体から切り離された、頭や手が、
      見るも無残に飛び散っていたからです。 

    異変は、それだけでは終わりません。
      アシドドの人たちは突然、腫れ物に悩まされるようになったのです。


      「これはイスラエルの神が怒っているのだ。
       あの箱をなんとかしてくれ・・・・」


      ペリシテの五つの町の指導者が相談して
ガテに移すことにしました。
      ところが、腫れ物も一緒に付いて行ったからたまりません。
      すぐさま、
エクロンにたらい回しです。
      その頃には国中に「神の箱」=腫れ物、原因不明の死、
      と人々に知れ渡っていましたから、
      エクロンの人たちはパニックになって悲鳴をあげました。
      
      「俺たちまで殺すきかぁぁぁぁぁぁ・・」
      「あんなもの、イスラエルに返してしまえ!!」

      ってことになってしまいましたが、
      
      七ヶ月も原野に、放りっ放し


       もう恐ろしくって、その箱に近づくこともままなりません。

       ペリシテ人の祭司や占い師やらが、あれやこれやして、
       引き出した答えがこうでした。
       「神の箱」は、イスラエルに引取ってもらうことだ。
       それと、我々の罪を許していただくために、
               災いの腫れ物を模った金の腫れ物五つと、
               我々を困らせたねずみを模った金のねずみ五つを
               供え物として一緒に送りかえすのだ。
       昔、エジプトの国も彼らの神に悩まされ、
       奴隷だったイスラエル人に贈り物をつけて追い出したようにだ。

       それから、
       まだくびきを負った事がなく、
       子を生んだばかりの雌牛二頭と、新しい荷車を用意するのだ。
       
       
       二頭の雌牛が引く荷車に「神の箱」と供え物が乗せられました。
                  (だれが「神の箱を」動かしたのでしょうね?
                   レビ人はまだ一緒だったのでしょうか?)
       それから、人々はそっと、荷車から離れました。


                  あっ、
                  かすかに子牛の鳴き声が聞こえませんか。
                  ・・・・そう言えば・・・
                  子牛が乳をほしがっているんですよ。
                  かわいそうに・・・

                  あら、あの牛
                  だ〜れもたずなを取らないのですか?
                  だったら、子牛のところへ行っちゃいますね。


       モ〜〜〜ォ! 二匹の雌牛たちはうれしそうに鳴きました。
       自由に好きなところへ行けるのです。
       ゴトリ、荷車が動き出しました。
       
       取り囲む人々は、雌牛の動きに息を止めました。
       荷車は進みます。
       躊躇することなく進みます。
       子牛の声からドンドン離れて進んでゆきます・・
       彼らの声は聞こえないのだろうか?


       後ろには、荷車の行く末を見届けようと、
       少し間隔をあけて、ペリシテの指導者たちが続きます。
       そして、とうとう
ベテシメシの国境まできました。
       彼らは、大きな息を吐き出しました。
       それとゆうのも、牛が子牛のところへ行けば、
       今までの災いは偶然起こったことで、
       こうして、イスラエルの国へ荷車が入ってゆけば、
       やっぱり、
       イスラエル神様のお怒りをかったっということだったからです。
       彼らは牛が国境を越えてゆくのを確かめると、
       二度と振り返らず、大急ぎで引き返してゆきました。


荷車はベテシメシ人ヨシュアの畑の中で止まりました。
       時に、ベテシメシの人々は小麦刈りの真っ最中でしたが、
       失われた「神の箱」が戻ってきたのを見て、曲げてた腰を伸ばし、
       鎌も麦の穂もほったらかし、
       驚喜して出迎えに走り出しました。


やれやれ、よかった、よかった、ピヨ、ピヨ。
ひよこもうれしくって駆け出してしまいました。ピヨ。