ゲハジの事件があった後も、預言者学校は何とか続いていました。
それどころか建物が手狭になるほど、たくさんの人々が集まってきたようです。
ナアマン将軍は、自分に起こった癒しの業について話をしながら帰って行ったので、預言者学校への関心が高まったのでしょうか?
とにかく手狭になったのです。
どうしたものだろうか?
増築しましょうよ。o(*^▽^*)o
それがいいね。
それもいいが、
この近くには材料になる木材がないよ。
そうですねぇ・・木材ですねえ。。
あっ、そんなお話があるかと思いまして調べておきました。確かにこの周辺では木材の調達は無理です。でも、ヨルダン川の近くには良質な木材が沢山あります。
だからといって、あそこからここまで運んで来るとゆうのは・・出来ないことではないが、無理がある。 ( ̄∇ ̄;)
どうだろうか、ここは思い切って、
新しい学校をヨルダン川の近くに造っては?
そんな話が煮詰まったある日のことです。
その日は、ヨルダン川の近くに行って、新しい建物のために、木を伐採に行くことになっていました。
エリシャ様、行ってきます。ヽ(゚∀゚ヽ
このところ天気はいいし、作業をするには最適だが、気をつけて・
エリシャがみんなを送り出そうとした時、一人の学生が言いました。
先生もいらっしゃいませんか?
おい、なんてことを、先生はお忙しいのだ。ε=(#・д・)/
それに力仕事だ、私たちで出来ることだ。
学生たちが、がやがやとさわいでいると、エリシャが言った。
私も一緒に行かせてもらおう。どんな場所か見ておきたいし。
そんなわけでエリシャも学生たちと一緒に出発しました。
絵を入れる・・・・・・・・
ずいぶんと材料が集まった。
よし、後一仕事だ!!
昼食がすんで、そんな掛け声で始まった午後の作業は順調だった。
あ! 大変だ!!\(◎o◎)/
どうした!!
斧が、川の中に!!
あの斧は借り物だ!!
どおしよう!!
学生はバシャバシャと川の中に入って行った。流れは穏やかだが、動けば動くほど土や埃が舞い上がった。
誰かがエリシャのもとへと走って行った。
斧を川に落としたとな。
よし、行ってみようか。
学生の後に従ったエリシャの足はゆっくりだった。
そんなエリシャに急かす言葉も言えずに、若者は足をばたつかせ、時々立ち止まって振り返った。エリシャはそんな彼を、面白そうに見ながら現場へと足を進めた。
先生がいらしたぞ!!
川底を探っていた学生の耳にもその声は届いて、びしょぬれの学生が這い上がってきて、エリシャの前に立った。
済みません。
あの斧は借り物です。
場所はわかっているのですが水が濁っていて・・(,,#゚Д゚):∴;
そうか、よしわかった!
エリシャは近くに生えていた木の枝を切ると、青年が指し示す水面に投げ入れた。
え!!まあ!!ヽ(´∀`*)ノ感激
いとも簡単に、鉄の斧がぷっかりと浮かんできたではありませか!!
え!! て、鉄ですけど!鉄!!
さあ、とって来なさい。
(о゚∩゚о)
これは?(´_`illi)
子供の頃読んだイソップ童話?
あれは、正直者のきこりが仕事中に誤って斧を池に落として嘆いていると、女神が現れて・・・。
これがお前の斧か?と言って金の斧を見せ。
これがお前の斧か?と言って、銀の斧を見せたんですよね。
金でも銀でもありません。私の斧は鉄です。
まぁ〜、なんて正直なきこり!!.
+:。(ノ^∇^)ノ゚.+:。
感心した女神様が金、銀、鉄の、三つの斧をプレゼントしてくれるんでしたね。
エリシャさんがその元祖だったとはね。
(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
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