長いまつ毛の先に、ひかるしずく。
さっきまで泣いていたその声の、
なんと透き通って、健やかなことだろう。
その唇は、
やわやわと、さわればくずれてしまいそう。
すうすうと、寝息もかわいい。
お腹いっぱい満たされても、
それでもやっぱり、
乳を求めて、むにゅむにゅ。。。
ああ、愛おしさで、胸がうずく。
あなたは祝福された子。
何の支障もなく育って来たあなたは、
好奇心に満ちた瞳であたりを見回し、
この母の目を見定めてぴたりと止まり、
信頼をこめて、満足げにほほ笑む。
(*δ,δ)σス・キ・ヨ♪♪
私は世界一祝福された女。 (≧∇≦)
この微笑みにつつまれると、
あたりはかすみ、音は消え、
碧い碧い湖底に沈んでゆくのです。
ふたりきり?
いいえ、
その堺が解けてゆくんです。
は!! φ(゚Д゚ )
この子はまだ私の体の中で、
まさに私とつながっていて、
私の命の一部。
私が笑えばお腹の子も喜び、
悲しめば顔をゆがめます。
日に日のたくましくなる胎の子の、
存在感が増すごとに、
私は祈らずにはいられない。
あなたは、神様に、願かけて授かった子。
母はあなたの未来をおもうと憂います。
生まれたときから王の位を約束された子よ。
気をつけなさい。
女と酒に。
これらは王をも迷わす道、
正しい裁きを惑わすもの。
君たる者は、
民の声に耳を傾け、
弱き者、貧しき者の声を聞き漏らすことのないように。
あ!
痛い!o(*≧д≦)o
なんて元気の良い子なの。
ママの願いが聞こえたのね。
ほほほ、、、
私のいとし子は、
私の命の一部。
その成長が増すごとに、
先々の憂いが気になるのです。 Σ( ̄ロ ̄lll)
いい子ね。
今日も優しい心で、
美しいものを探し見つめて、
あなたに語り掛けて過ごしますからね。
(⋈◍>◡<◍)。✧♡
そうだわぁ!
あなたにふさわしいお嫁さんを探さなければ・・
(マッサの王レムエルの母はおもうのでした。)