ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

舌の根も乾かぬうちに

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偉大な指導者、モーセの後を継いだのはヨシュア

ヨルダン川を渡れば、闘いの日々が待っています。でも神様の「約束の地」ですから、神様も大いに手を?お出しになったみたい。

ヨシュア記23章には『主がイスラエルの周囲の敵を、ことごとく除いて、イスラエルに安息を賜った』とありますから。

しかし、ヨシュアには心配がありました。それである日、12部族の主だった人たちを招集しました。

「私も年を取った。皆さんは神様がなさった大いなる技を見、体験した。だから、モーセの律法を忘れるな。『それを離れて、右にも左にも曲がってはならない』」と念を押しました。それから懇切丁寧にイスラエルの歴史をおさらいし、仕上げにこう言いました。

「あなた方は偶像に仕えるか、ヤウェに仕えるか、今日ここで決めなさい」一瞬ざわりとしたものの『主を捨てて、他の神々に仕えるなど、われわれは決してしません』人々は即答しました。ヨシュアは、三回も念押しをしました。それだけ心配だったんですね。

ヨシュアの憂いはじわじわとやってきました。いや、ほころびは早かったのです。

彼の晩年に、それはありました。神の使いが現れたのです。「異教の民を全滅せよ」と言われていました。しかし、若者たちは異教の娘たちと親しくし、結婚までしていました。そのため、みんな泣いて悔い改めましたが、ヨシュアが亡くなり、同年代の年寄りたちが亡くなると、状況は悪いほうに流れました。それで、メソポタミアの王に7年間も支配されてしまいました。

テニエルは主から遣わされた救助者で、主の霊が臨んでいました。彼はイスラエルメソポタミアの王から解放したので、40年間、平和に過ごすことができました。オテニエルが亡くなると、またイスラエルに悪がはびこりました。今度はモアブの王が、18年間もイスラエルを苦しめました。

左利きのエホデ(ベニヤミン人のゲラの子)が救助者としてたてられました。

彼は策を練りました。貢物をモアブの王に納めるとき同行し、その帰路の途中、一人で引き返しました。彼はモアブの王に会って、意味ありげに言いました。

「王様、わたくしは重要機密を掴んでおります」

「なに!?」王はおつきの者たちを顎で部屋から締め出しました。二人きりです。そこは屋上の一部屋でした。

「機密とは何かな?」王は椅子から立ち上がり、涼しい風が入ってくる窓際に行こうと立ち上がりました。エホデは、王様に断りを入れると、音もなく近づきました。左手には、太ももに隠し持っていた短剣がありました。彼はそのまま王の脇腹めがけて突進し、力任せに刺しました。深々と刺さった短剣の柄を王はつかみましたが、肥満気味の王の腹の脂肪が、しっかりと短剣に食いこんで、ピクリとも動きません。

エホデは素早く部屋に鍵をかけると、窓枠を伝って外に出ました。あとは全速力で走るだけです。彼はエフライムの山地までかけ続けて、ラッパを吹きました。かねて用意の兵士たちが、わらわらと集まってきて、エホデを取り巻きました。

「俺に続け!神様はモアブに勝たせてくださるぞ!」そして、80年間平和が続きました。

モアブの王様の家来たちは、「王様はお休みになられたのか?」とか、色々忖度して、発見が遅れ、手遅れになったみたい。

エホデのあとシャムガル(アナテの子)が、牛のムチを持ってペリシテ人600人を殺し、イスラエルの危機を救いました。

テニエルも、左利きのエホデもアナテの子シャムガルも 士師と呼ばれる人たちで、指導者、治める者、裁き人の意味があります。

 

その後もイスラエルは罪を重ねました。

今度は鉄の戦車900両を持つカナンの王がやってきて、20年間も人々を苦しめました。

はたして助け人は現れるのか・・

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