ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

私がお前を強くしよう

やはり神様は、民の叫びに答えられました。

デボラ(ラピドテの妻)です。女預言者です。彼女は人々の争い事の相談に乗ったり、イスラエルの政治的なことにも関与していたかもしれません。ラピドデは「いなびかり」の意味があります。夫も特別な人だったのかなぁ?ある日彼女は、ナフタリのケデシュに住むラクを呼び寄せました。

「これは神様からのお告げだよ。ナフタリとゼブルンの両部族から一万人の兵を集め、カナンの王を打ち破るのだ」

「あなたも一緒にいかれるのですよね?」

「私が?行ってもいいが、お前の手柄にはならないよ」

デボラの言ったように敵の将軍首は、ケニ人へベルの妻ヤエルの手にかかりました。それが引き金となり、勢いに乗ったイスラエルはヤビン王を倒すことができました。

デボラとバラクはこの大勝利を得て、御霊に満たされ、神様を賛美しました。

でもまた、すぐに横道にそれてしまうのがイスラエルの民です。それで7年間、ミデヤン人に苦しめられ、人々は山の洞窟などに隠れ住ました。

ギデオンもまたその一人で、隠れて仕事をしていました。そんな所に神の人が現れました。それで日ごろの疑問をぶちまけました。

「神様がおられるのに、なぜ我々はこんなに苦しめられるのですか?」

「それではお前がイスラエルを救い出すのだ」

「え!そんなことできません!私の家は部族の中でも貧しく、私は末っ子です」

「わたしがお前を強くしよう」

「そんなことを言われても‥そうだ、証拠を、奇跡を見せてください。」

み使いはギデオンに奇跡を見せました。

「さあ、バアルの像を壊し、新しい祭壇を作っていけにえを捧げなさい」

彼は人の目が気になり、夜中にこっそりそれをしましたが、すぐ町の人たちの知るところとなりました。人々がギデオンの家に押し掛けると、父親がかばってくれました。それからです。周辺諸国が束になって戦を挑みましたが、たった300人の精兵で切り抜けました。ギデオンの働きは40年間続けられ、人々は彼を王にしようと働きかけましたが、

「私も子供たちも、その気はない。王はイスラエルの神様だけだ!」ときっぱり跳ねのけました。

ギデオン、かっこいい!!

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でも、親の心子知らず・・ギデオンが亡くなるや、息子のアビメレクが、王座につきました。そのやり方がえぐい。自分の兄弟70人を殺しちまったんです。彼の死は、か弱い女の?落とした石うすにあたったことが原因でした。「女に殺されたなんて情けない!とどめを刺してくれ!」と、虫の息で供の兵に頼んで死にました。

こんなことになってしまった元凶は、父ギデオンに責任がないとは言えません。「神様がこの国の王様だ」と見栄を切ったのに、戦利品の一部を貰って記念品をつくったのです。これを人々が偶像化して拝みに集まってきました。これを神様が喜ばれる?はずがありませんよね。ギデオンもまさかこれで、子孫に禍根を残すことになろうとは、ゆめゆめ思わなかったことでしょう。怖いですね。

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