オリンピック始まりましたね。
ちょっと古い記事ですが、
「キリバス」の選手団が富士山に桜のマークを付けて行進?
どうして?
「キリバス」面積730平方キロメートルで対馬とほぼ同じとか。
2017年の国家予算の約50パーセントが海外からの支援によるもの。
主な支援国の中に日本も含まれているそうで、納得。
将来的には海水に飲まれてしまう可能性がある国とか。
同じ島国のフィジー共和国はそのようなときは全員受け入れる用意があるとのこと。
頼もしい!
フィジー共和国は*国との経済的なつながり大で、*国籍のマグロ漁船27隻が共和国から出港して、がっぽがっぽとマグロを捕獲しているとか。😿
漁業資源に関するいろいろなお約束があるけれど、守っているかなぁ~~。
温暖化対策。島国日本はどうなんだろう?(´;ω;`)
(恐)💦
怖い思いをしたのは預言者ヨナ。
ヨナの体は、波頭から零れ落ちる波しぶきの向こうに一瞬にして消えました。
乗船者はヨナの姿を追ったが、眼前の景色は一瞬に変わって、穏やかな日差しを浴びた波が笑いかけるようにたゆたっているだけでした。
彼らは唖然とし、この劇的変化にとまどいました。そして足元から湧き上がってくる恐怖と畏敬の念にかられて膝の震えが止まりませんでした。
今、船上から一筋の煙が立ち上っています。
乗船者たちは、ヨナが信じていた神様に従うことを誓い、そのための犠牲を捧げたのでした。積み荷を全部捨てたのに不思議だけど。
***
ヨナは水面に腹をしたたか打ち付けて一瞬息が詰まった。そしてブクブクと海中に引きずり込まれ、そのまま彼の意識は途絶えました。
海水を飲みこんで苦しんでいるはずのヨナ。しかし、気づけばそこは闇の世界で、普通に呼吸をしていました。
ヨナは大魚に飲み込まれたと聖書に書いてあります。
世の中には、サメやシャチにかみつかれた人の記事は多いいですが、魚に飲み込まれた記事は少ない。クジラに小魚と一緒に誤って飲み込まれ、すぐに吐き出されて奇跡的に助かった記事があった。
ヨナは三日三晩、大魚の腹の中。。。。。。。
神様が大魚にヨナを飲み込めと指示を出したようです。
そのために、ヨナのいるべきスペースがちゃんと用意されていたのでしょう。
腹の中で祈るゆとりも?あったヨナ。
奇跡的に助かった人によると、胃袋の圧が半端なくて死を覚悟したそうです。
やっぱり魚は頂く物で、頂かれたくはありませんよね。🐡
異物を飲み込んだ大魚は、結局ヨナを吐き出しました。
陸地にです。
場所は?。
鉄砲魚のようにですかね?
そんなことをしたらヨナの体が大変なことに・・
きっと陸地に近い海岸に、そっと吐き出したのでしょう。
「さあ、あの大きな町ニネべに行き、あなたに命じる言葉を民に伝えよ」
ニネべは巨大都市。めぐるのに三日はかかります。
ニネべに着くと、旅の疲れをものともせずにヨナは叫んだ。
「皆の衆聞くのだ。あと40日後にこの町は滅びるぞ!」
大魚から吐き出されたヨナの体からは異臭が漂い、衣もボロボロだったのでは?着替えたとは思うけれど。
そんな異形の預言者の口から語られた言葉に、町の人々は驚いた。その言葉は時を経ずして、ニネべの王のもとにまで達しました。王様も王衣を脱ぎ捨て、荒布をまとって灰の中に伏したとあります。素直な王様ですね。その時の王様のお触れがすごい。
「民は断食をせよ」
それはわかる。
「人も獣も荒布をまとって、ひたすら神に呼ばわり、各々その悪い道およびその手にある強暴を離れよ」
「獣も荒布をまとえ」ですって。
「悪い道、その手にある強暴」
ヨナが神様の言葉に逆らったのもそこにありました。
アッシリヤ軍はとても残虐でした。征服すると、周囲の国々への見せしめのために、捕虜の扱いは筆舌しがたいほど醜いものだった。
それに彼らは異邦人ではないか。神様の愛は選民イスラエルだけのものではないのか?
しかし今、ヨナはそのようなことを忘れて叫び続けていた。
「あと40日後にこの町は滅びるぞ!」
汗にまみれ、ホコリにまみれながら、町中をくまなく経めぐり、ヨナは叫んだ。
「この町は滅びるぞ!」
ヨナにとって彼らが改心することなど願っていなかった。厳しい審判が下されればいい。その宣告だ。滅びだ!滅びるがいい!ヨナは身の内から溢れてくる内言を噛みしめた。
41日目の朝が来た。
ヨナは早朝から目が覚めて、ことの成り行きに耳を澄ましていた。時が過ぎて、日が高く上がっても、ニネべの町に異常は見られなかった。耳をすませば人々の感謝の声が聞こえるではないか。
ヨナは自分の頭をガンガンたたいた。
「何てことだ。こうなると分かっていたんだ。残虐で異邦人の彼らをも、神様は恵みを施されると分かっていた。しかし、わたしは彼らを受け入れることが出来ない。預言者なんかもうやめちまいます。神様、どうぞ私の命を取ってください」
ヨナは神様に怒りをぶつけて懇願した。
それでも怒りは収まらず、いてもたってもいられなかったので、町の東にある二番目に高い丘に登った。もしかしたら、何かが起こるかもしれないと思ったからだった。
見晴らしのきくそこには、元気よくトウゴマが生えていました。ヨナがその日陰に落ち着くと、すっと汗が引き、気持ちも静まった。これはいい。明日もここに腰をおろして、成り行きを見定めようと決めた。しかし、それは一晩で枯れていました。
ヨナはがっかりし怒って、枯れたトウゴマを足で蹴飛ばしました。
「死んだほうがましだ!」
「自分で作った日陰でもないのに、それが無くなると、そんなにも嘆くのか?」
ツッツーと汗が滴り、顎で止まった。ヨナは頭を動かしてあたりを見回すと、溜まっていた汗が顎から飛び散った。あたりに人影はなかった。
「あの草は勢いがあるが、虫に弱い。私があの草を生えさせ、虫を送ったのだ。お前は自分で植えもしない草が刈れたと嘆いているが、私がニネべの町を惜しむことがわからないのか?あそこには12万もの人々と、家畜がいるのだよ」
砂交じりの熱風が時折吹いて、息もままならないほどだったが、その時、太陽が雲に隠れ、吹く風が肌に優しく触れていった。それはヨナの泡立つ心の中にまで吹いてきて、我知らず涙があふれてヨナは咽んだ。
ヨナの意味名は「はと」。🕊
大洪水の後、ハトはオリーブの枝を銜えて来て、水が引いたことを知らせました。
ヨナは神様の言葉に背き、タルシシ行きの船に乗ったこと、
神様が起こした嵐と、大魚の腹の闇の中に三日三晩いたこと。
そして吐き出されて、今ここニネべにいること。
自分の身に起こった不思議をニネべの人々に語ったのでしょうね。
体験談は人々の心を打つものです。彼の語りを聞いて人々の心が動いた。
ヨナの存在そのものが奇跡としてニネべの人々に映り、神様への畏れがうまれ、悔い改めへと導かれたのでしょう。
時が流れて、イエスキリストがヨナのたとえを用いられるなんてことは、この時のヨナ本人には知る由もないことですが、凄いことです。( ゚Д゚)
*ヨナ書の著者はヨナです。色々あってほかの人が書いたのではとの解釈もあるようですが、一応ヨナとしておきます。ヨナのように神様のご命令に逆らった預言者は、後にも先にも彼だけのようです。同時代、北イスラエルで活躍していた預言者にはホセアとモアスがいました。