ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

「主はわが平安(エホバ・シャロム)」

「大勇士よ」

突然ギデオンの耳元で声がした。
彼は思わず息を止め、あたりをうかがった。 
そこは酒舟の中。


彼はゆるゆると穴倉から這い出した。
人がいた。


アビエゼルびとヨアシに属するオフラにある
テレビンの木の下にやってきていた主の使いだった。


  「主があなたと共に居られます」

  「ならば、なぜこのようにして、
   酒舟の中に、私は隠れているのです」



ギデオンは一歩、歩を進て立った。


  「年寄りは『偉大な神様が、エジプトから我らを導かれた』という。
   ではなぜ今、ミデアンびとがのさばるのか
   神様はわれらを見捨てられたのでしょうか・・」



ギデオンは、両手の握りこぶしを震わせた。
そんなギデオンを見つめながら、主の使いは淡々と言った。


   「ミデアン人の手から、イスラエルを救うのはあなただ!」

   「え!私が!!」


ギデオンは真実を探そうと、相手の目を見つめた。
主の使いの瞳は、空のように澄んでいて、穏やかで、力があった。


   「わたしの氏族はマナセのうちで一番弱く
    わたしは・・父の家族の末っ子だ」



ギデオンは自分の立場を思い出して苦々しく言い捨てた。



   「私が一緒だ。
    あなたはひとりを撃つように 
   ミデアン人と戦うのだ」


いつのまにか、主の使いの右手がギデオンの頭上にあった。
彼は夢見ているようだった。



   「あなたの言葉が本当だとしたら、・・
    ま、待ってください。印・・
    そうだ、供え物を準備します。
    それまであの木の下を離れないでください」


ギデオンは大急ぎで、子ヤギを焼き、
    36リットルの粉でイースト菌なしのパンを焼き、
    肉をかごに詰め、
    スープを鍋に入れて樫の木の下に運んだ。


   「肉と種なしパンをこの岩の上に置き、スープを注ぎなさい」


主の使いは手にした杖の先でそれらに触れた。
めらめらと、真赤な炎にそれらはのまれ、神の人は消えた。


ギデオンは地面に額を擦りつけた
   「私はどうなるのだろう。
    顔と顔とを会わせて主の使いを見てしまった」


すると声がした。


   「大丈夫だ、恐れるな。
    このことでは、あなたは死なないから」


ギデオンはほっとして我に返った。

それから彼は、その場所に祭壇を築き
   
   「主はわが平安(エホバ・シャロム)」と名づけた。


・・・・

ギデオンは神様の召命を受け入れて、
心が平安になり、腹が据わったのですね。

さて、感動冷めやらぬその夜のこと
神様はあることを彼に命じました。

わぁ、なんだろ、なんだろね?