ユダの王ヨタム、アハズ、ヒゼキヤの時代のことです。 モレシテ人ミカがサマリヤとエルサレムについて、神様から示された言葉。 その日ミカは荒野に座して祈っていた。 太陽は中天をとっくに過ぎて、徐々に彼の体を朱色に染め出していた。 群雲が沸き上がり…
小高い丘の中腹。そこにある洞穴。そこで泣きながら祈っている人がいる。預言者エレミヤだ。 「ああ、神が住まわれる主の山シオン、エルサレムよ」 ほとばしるその言葉は、悲しみと苦しみとやるせなさが、ない交ぜになっていた。繁栄を極めた選民の地。それ…
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