イザヤは大きな板に、 「マヘル・シャラル・ハシュバズ」と書いた。 昨夜、神様からのお言葉があったのだ。 祭司ウリヤとゼカリヤに事の次第を告げると、 二つ返事でその証人となってくれた。 イザヤはその大看板を担ぐと、 路傍に立った。 興味を示した人々…
イザヤは窓辺の小さな机の上に両肘を突き出して、 組み合わせた指の上に顎をのせていた。 彼の瞼は閉じられていて、 時折ひくひくと動いた。 このところ、隙間時間があると、 牛のように反芻していたのは、 裏山で神様から示された内容だった。 奴隷生活から…
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