ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

つけは先送り

 

えっ、

神様はあの男を許されるのですか?

エリヤは神様の懐の深さに感動し、

カァーと丹田が熱くなった。

 

異教の妻の言いなりになり、

偶像に染まり切ったどうしょうもない男。

その男が今、見栄も誇りも打ち捨て、

着物を引き裂き、ぼろを身にまとっていた。

食を断っていた。

焦燥しきって、髪も髭もぼさぼさだ。

落ち窪んだ目の周りに出来た大きな隈。

不眠に悩まされている証拠だ。

これが数日前に会ったあの男か?

エリヤは目を疑った。

男の名はアハブ。

イスラエルのれっきとした王である。

 

数日前、

エリヤは神の言葉を携えて王のもとを訪ねた。

エリヤがアハブ王に会う時はいつも、

神の言葉を携えていた。

それも、彼を不機嫌にさせる言葉をだ。

そのため、王は極力彼に会うのを避けていた。

それでも、神の預言者としての務めを果たすべく、

エリヤを追い払おうとする家来たちを払いのけて、

強引に王の前に立つのが常だった。

 

あの時もそうだった。

宮殿の中の部屋々を回りながら、

主に導かれて、

王のいる部屋へと踏み込んだ。

アハブは憎々しげにエリヤを見、

体中から拒否反応を発散させながら言った。

  「なんだ、またお前か。

  許可なく、ずかずかと入り込んでくるとは

  いい度胸だ。

  今日は何だ。」

 エリヤは大きく息を吸った。

そして目を閉じ、

神からの言葉を整えた。

神からの言葉は強烈で、エリヤが初め聞いたとき、

体が押し倒されるような衝撃を受けた。

エリヤはまた深呼吸をし、

アハブを見つめた。

アハブは足を広げて、肘掛椅子に深々と腰かけ、

ふんぞり返り、

王としての威厳を保とうと、

エリヤを睨みつけていた。

そんな彼にエリヤは言った。

   エズレル人ナボテの葡萄畑を奪ったな。

   畑だけでなくその命まで奪ったな。」

アハブ王は微かに口角を引き上げた。

   宮殿に隣接するあの土地は日当たりもいいし、

   菜園畑にぴったりだと常々思っていた。

   わしは通常の倍の代金を払い、

   代替え地をも用意すると言った。

   なのに、

   あいつはけんもほろろに断った。   

   くさくさしていたら、

   イゼベルがうまくやってくれたのだ。

   わしはどんな方法でやったかなんて、

   知らない。」

   「知らないですと。

   異教の妻イゼベルに話せば何とかなると、

   あなたは知っていた。

   そうやって、

   いつも自分を甘やかしてきた。

   そのつけは大きいですぞ。」

 エリヤはアハブを射殺すように見つめた。

 

   「アハブよ、聞くがよい。

    神はこう言われた。

 

   『私はあなたに災いをもたらす。

    アハブ家に属する者は容赦なく滅ぼし、

    イスラエルからお前の家系を断つ。

    お前も妻イゼベルも、獣に食われて死ぬ。

    町で死ぬアハブ家の者は獣に食われ、

    野で息絶える者は空の鳥の餌食となる。』

 

エリヤは一気に言葉を吐き出した。

このような言葉をいつまでも心にとどめていると、

自分自身の体がむしばまれてゆくような気が、

いつもしていた。

 アハブは額に青筋を立て、

肘掛の先をがっしりと掴み、顔を突き出し、叫んだ。

    「いつもいつも、そうやってわしを怒らせる。

    アハブ家が滅びるだと。

    ぬかせ!

    イゼベルは異教の国とを結ぶ要だ。

    そのおかげで、

    幾度、戦を避けられたと思っているのだ。

    イスラエルの神だけに仕えよだと。

    笑止、笑止。

    それこそ頑なな心とゆうものよ。

    互いに理解しあい、相手を受け入れてこそ、

    平和が保てるというものだ。

    お前はわしの預言者たちを偽者呼ばわりするが、

    偽者はお前だ。

    帰れ、帰れ!

    お前の顔など見たくもないわ!

    これ以上ここにいたら、

    命は無いものと思え!」

 王は怒りで震える腕を伸ばし、

エリヤを指さしながら叫んでいた。

エリヤは自分の背中越しにその言葉を聞いた。

足早に屋外に出ると、

雲足が強まっていて、

太陽を覆っていた。

 

時には、自分の勤めの重さに疲弊するエリヤ。

しかし、

イスラエルの民を偶像の餌食には出来ない。

真の神を見失ってほしくない。

自分はそのために遣わされているのだ。

神の言葉の代弁者として、

人に憎まれ、命を狙われようと、

悔いはない。

そんな思いが弱気になる彼を奮い立たせ、

さらなる働きの原動力となった。

主よ、お守りください。

エリヤは天を仰いで歩きだした。

 

                 f:id:pypyhiyoko:20181013213206j:plain

 

エリヤの姿が扉の向こうに消えて、

アハブは腕を下ろした。

体中の力が抜けて、

イスの中に体がのめり込んでゆくように感じた。

重い。

不意に瞼が下りてきた。

ずずーっと

冷や汗が背中をつたった。

指先が冷えてきた。

再びエリヤの言葉が響く。

アハブに向かって、

チロチロと赤い炎が這い上ってきた。

わぁぁぁぁあ~~!

アハブはのけぞって悲鳴を上げた。

 巨大な目玉が迫ってきたのだ!

 

目が開いた。

心配そうにのぞき込むイザベラと目が合った。

彼はベットに横になっていた。

  「また、あの預言者が来たのですね。

  アハブ家が滅びるなんてありえません。

  あなたはイスラエルの王様。

  恐れるものなど無いのです。

  ちょうど、礼拝に行くところでしたから、

  私の神様にお祈りをささげてきますわ。」

 イザベラは真っ赤に紅を差した唇を、

アハブの耳元に近づけて言った。

 

静かだ。

アハブはほっとしながら、

広い寝室の天井を見つめた。

そこには池の水が反射して、

柔らかな光が揺れていた。

葉連れの音がせわしなくなってきて、

不意に、

窓辺のカーテンを舞い上がらせた。

 

わぁ!

アハブの体がわなわなと震えだし、

がくがくと操り人形のように、

不器用に体を動かして、

芋虫のように体が丸まった

すると、

大きな手で首根っこを押さえつけられ、

誰かに引きずり出されるようにして、

ベッドからずり落ちた。

 

 彼は放心していた。

見開いた眼は、焦点が定まらず、

だらしなく開いた唇はカサカサになっていた。

アハブは突然、ビリビリと衣を裂いた。

髪をかき回し、髭を引っぱった。

 「 ゆ、ゆるしてくれ、エリヤ!

  幼いころは真の神を敬い、

  父オムリのようにはなるまいと、

  気負っていた。

  それが今は何だ。

  妻の機嫌を取らなければと、必死だ。

  甘やかされて育ったことはわかっている。

  何もかも人任せになってしまった。

  まわりの者が忖度してくれるからな。

  ナボテには悪いことをした。

  だからといって、

  獣に食い殺されたくはない!

  エリヤよ、教えてくれ!

  わしはどうしたらいいのだ。」

  アハブは幼子のように声を出して泣いた。

 

 

それから幾日が経過しただろうか。

エリヤがまた、アハブのもとへやって来た。

アハブはふらつく体を、

イスに縛り付けるようにして座った。

声を出すことも億劫で、

エリヤの足元を見つめていた。

預言者の衣の裾は土にまみれ、擦り切れていた。

 

  「神様の哀れみだ。」

突然エリヤの声がした。

 『アハブよ、お前は獣に殺されることはない。

  お前の悔いる心を神はよみされた。

  裁きは延ばされたのだ。』

 

その言葉にアハブはびくっと反応し、

勢いよく背筋を伸ばした。

それから口をパクパクさせ、慌てて手で押えた。

見開かれた眼の中で黒目が大きく揺れて、

彼は、膝に顔をうずめてただ泣いた。

 

 

 わぉ~~!

神様は素晴らしい!

でも、命をとられちゃったナボテは・・・( ;∀;)

それに、あんな□□ このまま生かしていていいのでしょうか?

あれ~、Σ(・□・;)

汚い言葉を使ってしまったので、傍線を引かれてしまいましたぁ。。。

罪を憎んで人を憎まず・・むずかしい‥‥

アハブさん、あんたは楽して、子孫にそのつけを押し付けて、

それで何とも思わないのかぁ・・・なぁ~んて、思ってしまう。

🐤はやっぱり🐤だなぁ・・・・

 

 

ちょっと・・・

                  蝉の声が一段と姦しい

 

     使命を終えた彼らが

     そこここに静かに横たわる

 

     太陽は中天にあり

 

     黒い兵士が運ぶ遺品は

     か細く揺れて

     木漏れ日の中に消えて行く

     

     夏を背負って

     土へとかえすのだ

 

 

 

     

                                                     f:id:pypyhiyoko:20180806110207j:plain

 

ちょっと、休憩。

たぶん今年いっぱい。

山の神か平地の神か・・・

エリヤはエリシャの澄み切った目の中に

接ぎ木されてゆく新しい力を見た。👀

 

エリシャは、

身の内から湧き上がる興奮を抑えるすべを知らなかった。

彼の弟子になりたい!

エリシャにとって、エリヤは英雄の何者でもなかった。

カルメル山のでの偽預言者との対決は、

自分の耳にも届いていて、

ワクワクと心が踊っていた。

 その英雄が目の前にいて、

彼のマントが自分の肩にかけられたのだ。

 

「弟子にしてください。」

 

エリシャの声は上ずっていた。

 エリヤはその言葉を聞くと、

すたすたと歩きだした。👣

 

「ま、待ってください。

家族にあなたのことを紹介させてください。」

 

エリシャは何の躊躇もなく、

牛のくびきを燃やし、その肉を煮て、

預言者をもてなし、

家族にも食べさせ、

そして家を離れた。

 

   簡単に書いてあるけど、

   彼は長男ではなかったのかな?

   昔だから、兄弟はいっぱいいて、

   働き手が一人かけても大丈夫だったのか?

   突然の旅立ちに両親は戸惑ったのでは?

   それとも、預言者に理解のある家族で、

   預言者の世界では、

   時代の寵児であったエリヤの弟子に成れることは、

   賛成こそすれ、反対する者はいなかったのか。

 

   とにかく、

   これからの二人の師弟関係からは目が離せません。

 

   と思っていたら、

    何ですか?

   ぷっつりと消息が途絶えてしましました。Σ(・□・;)

   それで、エリヤとエリシャの師弟愛を書く前に、

   アハブ王のことを書かなければなりませんが、

 

   「師弟愛」(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

   最近、四角い盤上が縁で結ばれた「師弟愛」が話題に。

   こっちも目が離せな~い!☖

 

 あ!見てください。

首都サマリヤがシリヤ軍に完全に包囲されてします。

スリヤの王ベネハダデが率いる、

32人の王の連合軍です。

わああ、す、凄い!! 凄い数です!!

アハブ王もその状況をこの目で見て、

ビビってしまいました。

だから、相手の軍から使者が来て、

 

「宝物も王の妃たちも子供たちも、

 わが軍のものだ!

 さしだせ!」

 

と言われた時、

握りこぶしに力を入れすぎて、

爪痕がくっきりと手のひらに残ったものの、

反抗もせずに受け入れてしまいました。

命あっての物種ですからね。

 

無抵抗の王の反応に気をよくした王たちは、

楽勝とばかりに宴会を始めてしまいました。

そして酔った勢いで新たに使者を出しました。

使者は胸をそらし、もったいぶって言いました。

 

「ベネハダデ王は言われる。

 新しい要求だ。

 我々が民の家々を回って、

 気に入ったものがあれば、

 それも我々のものだ!」

 

「なんということだ。

 初めの要求でさえ、

 断腸の思いで受け入れたとゆうのに、

 今回の話は、ばかにするにもほどがある。

 我々にも意地はある。」(# ゚Д゚)

 

その伝言を受け取ったベネハダデ王は、

なみなみと注がれた盃を一気に飲み干してから

怒鳴りました。

 

「小癪なことをぬかしおって。

 あんなサマリヤの一つや二つ、

 あっとゆうまにひねり潰せるんだ。

 私にそれが出来ないとでも思っているのか?

 ワハハ!

 わしの思いどうりにならなかったら、

 神々が、わしをそのようにするだろうよ。」

 

使者は二人の間を、行ったり来たり大忙しです。

こうなったら、アハブ王も黙ってはいられません。

わきの下に冷や汗をかきながらも言い返しました。

 

「戦はやってみなければわからないさ。

 我々を見くびるな!」(# ゚Д゚)

 

これを伝え聞いたベネハダデ王は、

額に青筋を浮き上がらせ、

盃を投げ捨てて言いました。

 

「よおし、やってやろうじゃないか。

 戦だ!攻撃だ!

 戦闘の準備をせよ!」

 

その頃、

王アハブは覇気のないげっそりとした顔で

玉座に座っていました。

言葉の応酬で大それたことを言ってしまったが、

打つ手はありません。

力の差は歴然です。

と、部屋の入口が騒がしくなり、

部下が飛び込んできて言いました。

 

預言者が来ました。

 神託を持って来たとわめいています。」

 

もう、この際です。

藁にもすがる思いでいましたから、

預言者は直ちに王に謁見出来ました。

その男は痩せていて、浅黒い顔を王に向けました。

 

イスラエルの神はこう言われる。

 232人の助っ人外人部隊を編成し、

 7000人のイスラエル軍と共に敵に向かうのだ」

「そんな少人数で勝てるものか。」

 

アハブは苛立ちながら言いました。

 

イスラエルの神の力を信じなさい。

 戦はこちらから仕掛けるのです。

 先発は、少人数の外人部隊です」

 

こうして招集された兵士たちが整ったのは、

もう太陽が中天にあるころでした。🌞

 

何の計略もないまま外人部隊が進みましたから、

すぐに敵に見つかってしまいました。🔭

 

「あ、敵兵だ!」👀

 

すぐにベネハダデに伝えられましたが、

見た目、少人数だったため油断していると、

後からイスラエル軍が飛び込んできて、

シリヤ軍を蹴散らし、

沢山の分捕りものを確保しました。

でも、

ベネハダデ王は部下に守られて逃げのびました。

 

この戦での、

イスラエル軍の損失はありませんでしたから、

みんなお祭り騒ぎでしたが、

かの預言者は顔を引き締めて言いました。

 

「彼は態勢を整えて、

 来年また攻めてくるでしょう。

 気を抜いてはいけません。」

 

その通りでした。

ベネハダデ王の側近は王に言いました。

 

「今回は大敗しましたが、

 次回は倍返しです。

 イスラエルの神は山の神でした。

 次回は平地で彼らを負かします。

 連合軍の王でなく、

 指揮権を我々将軍にお委ねください。

 必ず勝利してみせます。」🏁

 

 一年なんてアッというまですね。

ベネハダデ王は優秀な軍隊を引き連れてアペクで

イスラエル軍とにらみ合いとなりましたが、

またもやその勢力の違いは歴然です。

そんな時、またもやかの預言者が言いました。

 

イスラエルの神には山も谷も平地も関係ない!

 目の前の大軍を恐れるな!

 主がお前たちに彼らを渡された!

 恐れるな!

 万軍の神が彼らと戦われるのだ!」

 

この言葉にイスラエル軍の気力はいやがうえにも高まり、

7日間もにらみ合った末に、

合戦の火ぶたが切られました。

イスラエル軍は、一日で歩兵10万人を倒し、

逃れた2万7千人はマペクの城壁の陰に身を潜めました。

すると突然、

城壁が何の前触れもなく崩れて、全滅です。

ベネハダデ王は側近に守られて、

町の一軒家に身を潜め、

一息ついたとき、

側近が言いました。

 

「アハブ王は哀れみ深い王だと聞いています。

 命乞いに行かせてください。」

 

彼らがみすぼらしい格好でアハブ王の前に行き、

王の命乞いをすると、

大勝利に気をよくしたアハブ王は言いました。

 

「彼は生きていたのか。

 彼は私の兄弟だ。

 連れてきなさい。」

 

こうしてベネハダデ王の首は繋がりました。

そのうえ、王の車にも乗せてあげたので、

大感激したベネハダデは言いました。

 

「私の父が奪った町々をお返しします。

 それと、

 私の父がサマリヤに市場を作ったように、

 ダマスコに市場を開いてください。」

 

アハブは上機嫌で彼と条約を交わしました。

 

よかった~ぁ。。。

 

          f:id:pypyhiyoko:20180607002155j:plain

 

   やや?!

   何やってんでしょうね?

   例の預言者と、同胞の預言者が、わめいています。

 

「なんてことを言うんだ!

 お前を殴れだって?!

 意味もなくお前を殴ることなんかできやしない。

 気でもおかしくなったのか?」

 

「意味があるから言っているんだ。

 でもお前は私の言葉を拒んでしまった。

 これは主の言葉だったんだ!

 ああ、なんてことだ。

 いいか、

 お前はライオンに殺される!」

 

「そんな馬鹿な。」

 

驚きと戸惑いの色を見せながら、

その預言者は駆けだしました。

 かの預言者は大きく息を吐きだして顔を上げました。

すると前方から、別の同胞が歩いてきました。

 

「お前の持っているその剣で、

 私に傷を負わせてくれ。」

 

その同胞は躊躇しながらも彼を傷つけました。

 

   え、その前の人は?ですか。

   残念ながらその通りになってしまったようです。(´;ω;`)ウゥゥ

 

次の日です。

かの預言者は傷ついた体に包帯を巻き、

目にも包帯を巻き、

道端で王を待っていました。

 

「王様、私が戦場で捕虜の見張りを頼まれました。

 『逃がしたらお前の命をとる、

  それが嫌だったら60万円を出せ』

 と言われました。

 私が他のことに気を奪われているすきに、

 捕虜が逃げてしまいました。

 どうしたらいいでしょうか」

 

「それはお前が悪い。

 60万円を払うんだな。」

 

王のその言葉を聞くと、

かの預言者はやにわに立ち上がり、

するすると包帯をときました。

 

「やや、お前は、この前の預言者ではないか。

 お前の助言のおかげでわが軍は大勝利だ。

 後でおまえと食事がしたい。」

 

その言葉を払いのけるように、

固い声で預言者は言いました。

 

「王様、イスラエルの神は、こう言われます。

 私が殺そうと思った者*1

 お前は生かした。

 それゆえ、お前が命を落とすのだ。

 お前の民は、彼の民の代わりに滅びる。」

 

「なんだと!

 せっかくいい気分になっているとゆうのに。

 ぬかせ、たわけ者めが!」

 

王は怒りをあらわにして、預言者を睨みつけ、

サマリヤに帰って行きました。

そこには愛しい妻イゼベルが彼を待っているのです。

 

王の行列が通り過ぎ、

わだちの後を空しく見つめていた預言者の周りに、

突然砂ぼこりが舞い上がりました。

彼は慌てて衣の裾で顔を覆いました。

 

「神よイスラエルを憐れみたまえ。」

 

預言者の閉じた瞼の隙間から、

涙があふれてこぼれ、😢

土ぼこりがその後をなぞりました。

 

 

 

 

 

*1:ベネハダデ王

「起きて食べなさい。道が遠くてたえられないでしょうから」く~っつ!(´;ω;`)ウゥゥ

預言者エリヤの出現は、

アハブ王とその妻イゼベルにとって、

厄介な存在だった。

真の神から民の目をそらさせ、

バアル礼拝を奨励し、

率先して偶像礼拝を行っていた王の前に、

忽然と現れたエリヤの風貌は、

威厳があって、

王の権威をもってしても抑えがたかった。

彼、エリヤには、神の怒りの霊が臨んでいたのだ。

特にイゼベルは、

真の神の、預言者たちの迫害に躍起になっていた。

そのやり方は熾烈だった。

王に仕える高官オバデヤは見かねて、

預言者100人余りを分散して、

荒野の洞窟にかくまったほどだった。

 

エリヤはカルメル山で、バアルの預言者たちと対決し、

三年半も雨が降らなかった地に、雨を降らせた。

 持てる力をすべて出し切った彼を待っていたのは、

 イゼベルの怒りと、執拗な追跡だった。

 心身共に、ぼろぼろのエリヤは、

追跡者の手を逃れ、

ベエルシバのケリテ川のそばに身を潜めた。

 

そこは、干ばつが襲ってくる前、

神に示された場所であり、

数々の奇跡によって命を繋がれた場所だった。

そこではザレパテの寡婦の息子を、

死から引き戻したことがあった。

あれも、これも、

すべて全能の神様のお力だ。

 

しかし、今回の出来事は・・ 

カルメル山でのあれは、何だったんだ。

勝利の高揚感はエリヤから引き剥がされ、

ずたずたにひきちぎられて、足蹴にされた。

彼の心は虚無感で抜け殻のようになっていた。

 

王も王妃も、真の神のお力に震えあがり、

土ぼこりの地に雨粒が落ちだしたとき、

あんなに狂喜して喜んだというのに。

彼らはそれを真の神様のお力だと認めなかったのか?

バアルの預言者の無力さに目をつむったのか?

止まれ、止まれ!

こんな愚かな王や民のために何をやっても無駄だ。

 エリヤはベエルシバの荒野の中で、

神様の器としての自分の無力さを呪い、

死を願ってうめいていた。

 

そんな彼のもとに、

天の使いが現れた。

天の使いは、

しなったエリヤの肩に手を置いて言った。

 

「起きて食べなさい」

    ああ、ここ、なぜか目頭がじわんと~~。🐤

 

エリヤが振り返ると、

    あらら~!Σ(・□・;)

 焼きたてのパンと、水の入った瓶が・・

 

エリヤはそれらを飲んで食べた。

すると、

今までの疲れがどっしりと彼の上に倒れ込んできて、

瞼が抵抗空しく垂れ下がり、

ずりずりと眠りに引きずり込まれた。

 

「はっ?!」Σ(゚Д゚)

 

どのくらいたったのか、

突然、耳元で声がした。

 

「起きて食べなさい。

 道が遠く耐えられないでしょうから」

 

耳元でささやく声には聞き覚えがあり、

温もりを肩に感じた。

 

疲れでぼんやりとしていた視界が、

今は開け、

心臓の鼓動も、

力強く全身にエネルギーを送っていた。

目の前には、やはりパンと水があった。

彼はガツガツと勢いよく食べた。

そして立ち上がると歩きだした。👣

 

どこへ?

 

エリヤはそれがどこだか分らなかったが、

彼の足は力強く踏み出し、

迷うことはなかった。

 

 

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ええ!

 

40日40夜、歩いて、ホレブ(シナイ)山へ!👣

カルメル山からベエルシバまで約170キロ

そこから、

モーセ十戒を貰ったホレブ(シナイ)山までは約300キロ。

 

   40日40夜?

   どこかで寄り道でも?

 

エリヤは山頂近くで洞穴を見つけると、

くずおれるように倒れ込み、

幼子のように眠りこけた。

 

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寒さで目が覚めたとき、

太陽はまだ地平の向こうに沈んでいて、

一日の働きのための序曲を奏でていた。🎻

それは、薄くたゆたう雲を七色に変化させていたが、

遠くの山々は黒い影の中にしずまっていた。

 

 エリヤは横になったまま、

ぼんやりとそれらに目をやった。

頭の中で、

目まぐるしく過ぎた日々を反芻していた。

と、

彼のいる洞穴の奥から、声が響いてきた。

 

「エリヤよ、出でよ!

 山頂に立て!」

 

彼が、驚いて身を起こしたその時、

目の前の大岩に雷が落ちた。

眩しい閃光と飛び散る岩。

思わずマントに身を隠し、

穴の入口にへばりついた。

バタバタとマントの裾が風にあおられ、

体が激しい振動に揺さぶられ、

ばらばらと小石が彼の上に落ちてきた。

稲光は留まることなくマントに差し込み、⚡

耳をふさいだ指の隙間から雷鳴が鼓膜を叩いた。

 

神様が、エリヤの前を通り抜けられたのだ。

  

気付けば、

いつの間にか地震も暴風も止み、

雷鳴も遠のいていた。🌈

しかし、

彼の体は小刻みに震え続けて止まらなかった。

 

「エリヤよ。ここで何をしているのか」

 

朝日がエリヤのマントを朱色に染め始めたとき、

その声がした。

ビクリと頭を動かすと、はらりとマントがずり落ち、

太陽のぬくもりが彼を包んだ。🌄

冷え切った身の内から、

温かなものがあふれてきて、

彼の手を濡らした。

 

彼はあわててマントをつかみ、

しっかりと全身を覆いなおした。

震える手がまどろっこしかった。

神の御光の中にあることの恐ろしさに、

心臓がバクバクと彼の喉を圧迫した。

慄きが頂点に足したとき、

誰かに引き起こされるかのように立ち上がっていた。

そして、洞穴の入口へと導かれた。

 唇がカサカサだった。

ヒリヒリと痛む喉の奥で、

空っぽの胃が、ぎゅぎゅぎゅっと萎縮した。

 

空気が押し出されて、

彼は声を絞り出した。

自分の耳にその声は素通りしていって、

今までのいきさつを語り、

追ってから逃れていることを告げた。

他人の声のようだった。

 

がくがくと膝がしらがきしみ、

エリヤは再び身を沈めた。

 

「ダマスコに行くのだ。

 二ムシの子エヒウに油を注ぎなさい。

 次期イスラエルの王は彼だ。

 お前の後を継ぐ者も決めた。

 エリシャだ。」

 

こうしてエリヤはホレブ山を後にした。

山を下りるごとに、彼の体は軽くなり、

歩幅も伸びて行った。🐾

 

一人の若者が12くびきの牛を使って畑を耕していた。

エリヤは通りすがりに、

自分のマントを彼に被せた。

 

するとその若者ははたりと動きを止め、

振り返ってエリヤを見た。

 

「あ、あなたは!」Σ(・□・;)

 

若者は慌ててエリヤを追った。

追い越しざま、彼は両手を突き出して、

澄みきった目で真っすぐとエリヤを見た。👀

 

つづく

 

 

 

 

 

 

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pyp

 

 

グルグル回り胴回り、           は、教えないよ~((´∀`))

  ちょっと、ちょっと、(# ゚Д゚)

  なかなか前へ進んでいないのでは?

  堂々めぐりしてない?🚙🚌

 

はい、その通りで・・。

道が見えてきません~。(´;ω;`)ウッ…

 

  ほんと、何とかならないの?⚓

 

あ、すみません。<m(__)m>

う~、あ~!

あ、悪の~、、ぺんぺん。。。

🐤は浪曲も講談も好きだぁ、ぁ、~~。。

 

 さて、

悪の代名詞のように言われてしまう王、👑

ヤラベアムの在位期間は22年、

実子のナダブは、2年間玉座に座りました。

父の悪行はしっかりと受け継いだナダブ王は、

アヒヤの子バアシャの反逆で、

あえなく玉座を奪われました。

 

バアシャは即位後、

あっという間にヤラベアム家を滅ぼしました。

 

  それって、身の安全のためなの?

 

それもあるけど、

あのシロ人アヒヤの預言のとおりになったってことよね。

  

  え!そうなの!ブルッ!

 

いつだったか、 ハナ二の子のエヒウ

神様がおっしゃったんですって、

「バアシャのやり方は良くない・・・」って。

エヒウは忠実にそれを実行したので、

バアシャは殺されたってわけ。

 

  でも、バアシャの子のエラが

  王座を引き継いだのでは、

  変わり映えしないわよね。

 

そうねぇ。(・・?

でも続きが…

 エラ王様って、

テルザ宮殿のつかさの家の宴席中に、🍶

その家来ジムリに殺害されちゃうのよね。

 

  つかさと家来はグルだったの?

 

そこはどうだか?

家来のジムリが王になったってことは、

宮殿つかさは知らなかったかもね。

 

  そうなんだ。

  ジムリも即位後すぐ、

  前王の家系に属する者を抹殺したそうだけど、

  どうなの?

 

本当のことよ。

なにせ、預言者エヒウの言葉があったから・・・。

 

   うう、預言者の言葉って・・・怖い~。

 

ジムリのやり方は民の反感をかって、

その波に乗って🌊

軍曹オリムが謀反人討伐に乗り出したものだから

あっという間にジムリは追い詰められたってわけ。

 

  あ、そのことはうわさで聞いたわよ。

  火攻めにあったとか・・。

 

そ、そうなのよ。

ジムリはもう勝ち目がないと悟って、

宮殿に火を放って、

天守に登って焼け落ちたの。

日本にも三日天下・・とかあったらしいけど、

ジムリは七日天下だったってわけね。

 

これがきっかけになって、

ギナテの子テブニを推す者と、

オムリを推す者とに 

イスラエル国内は分裂するけど、

結局、オムリが勝って、

12年間イスラエルを治めたのね。

 

彼の死後、実子アハブが即位して、

お后をむかえたけど、👸

偶像(バアルとアシュタロテ)と

それに仕える祭司をぞろぞろ連れてきちゃったから、

アハブ王様は大変。

お后の機嫌をとって、

バアル礼拝にはまってしまって。

これには、忍耐深い神様も怒ったわ。

 

さて、ぺんぺん!🎸

そんなわけでして、

テシベ人エリヤに神様のお声がかかりました。

果たしてそのお言葉とは。

 

はい、お時間が参りました。⌛

次回、預言者エリヤの立ち回り、

とくとごらんあれぇ~~!

***

 

連休はどこかへお出かけでも・・?

ドライバーのイライラは禁物。

渋滞に備えての対策もお忘れなく。

いってらっしゃいませ~!🐤

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