ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

エリヤの二倍の力は・・はたして・・

 「わが父、わが父、

  イスラエルの戦車よ!

  その騎兵よ!」  

 

目の前で、黒く細く渦巻いて、

するすると昇って行く竜巻。

先生(エリヤ)の乗った、

真っ赤に燃える戦車。 🔥

それが、

その先端にあった。

夢中で追いかけようと、

走る私の頭上に、

ふわりとマントが落ちてきて、

視界をさえぎった。

そしてそれは、私の足に絡まった。👣

私は顔から地面に突っ込んで転んだ。

慌ててマントをむしり取った。

はて? (・・?

あたりは静けさに包まれ、

今までの嵐の跡形もなかった。

見上げる空には、

ねぐらへ急ぐ鳥たちの一群があるだけだった。🐤

手にしたマントは懐かしいエリヤ先生の物。

まだ温もりさえ感じられるそれを、

私は引き寄せた。

私ははっきりと、天に上って行く先生を見た。🐎

それは、まだこの瞼の底に焼き付いている。が、

あの後、転んでしまって・・

私は不安になった。

先生の霊の二つ分を求めたが、

果たして・・

あれから、自分の中に、

何の変化も起こっていない。

私はゆっくりと立ち上がった。

枯れ葉や草の種が、その服に付着したが、

気にならなかった。

私はマントを広げてみた。

使い古したそれは、

継ぎはぎが目立ち、汚れてもいた。

このマントで先生は、

あの川の水を打ったのか。

帰る道は先ほど来た道しかないと思った。

ぶるっと筋肉が委縮した。

たぶん向こう岸には、

預言者学校の仲間が、☺

首を長くして待っているはずだ。☺☺☺☺☺

ざわざわと藪をかき分けて私は急いだ。

太陽の傾きが増したからだ。

こんなにも長い道のりを歩いたのかと、

私は首をひねった。

道に迷ったか?

少し不安になりかけたとき、

視界が開けた。

ヨルダン川がその流れの色を濃くしながら、

そこにあった。

岸に立つと、

一瞬ぐらりと体が傾き

足元の土が崩れて足が濡れた。

  

    先生!!

 

なぜか目頭が熱くなった。( ;∀;)

葦のざわつく向こう岸で、仲間が何か叫んでいた。

手を振っている。✋

ぴょんぴょんと跳ねている者もいる。🐸

マントをふっている者も。

私は足元を確かめて、

川岸に立った。

 

    マントだ!

    マントで川の水を打つのだ!

 

内なる力が私に迫ってきた。

抱えていたマントを片手で持ってみた。

    お、重い! 

垂れ下がった裾が地面にふれた。

私ははっとして、両手でそれを持った。

 

    わが主、ヤーウェよ、

    私にエリヤの二つの霊を授けられた主よ。

    今ここに、

    その力を、

    私を通してお示しください!!

 

両手でつかんだマントを頭上高く持ち上げると、

私は叫んでいた。

そうして右手を軸にして、

後ろから前へ、

流れる川面に力を込めて打ち付けた。

 

   バサ!

 

鈍い音がした。

と、手にしたマントが急に軽くなって、

私の元に戻ってきた。

 

   おお!道が!

 

乾いた道が真っすぐに続いて、

それは仲間の預言者たちの足元へと繋がっていった。

彼らの驚きの声が返ってきた。☺☺☺☺☺☺

私は走って仲間の元へ行きたかったが、

この乾いた細い道の向こうには、

幾多の困難が待ち受けていて、

もはや、後戻りは許されないのだ。と知ると、

踏みしめる一足一足が、

ズシリズシリと重かった。

 

   エリシャさ~ん!エリシャさ~ん!

 

対岸が近づいて、仲間の歓喜の声の中に吸い込まれると、

もはや、そんな思いも消えていた。

 

   エリシャさん、

   先生はどうしたのですか?

 

   竜巻が起こって、

   燃える戦車に乗って、🔥

   天に上って行かれました。

 

   え?!そんなことって・・

   待ってください。

   あの時、強風が吹き荒れていたのは、

   こちらからでも見えましたよ。

   竜巻ですか?

   だったら、強風にあおられて、

   山か谷に持って行かれたのかもしれませんね。

     よくあることです。

   どうか探しに行かせてください。

 

   いや、そういうことではないのだ。

   天に引き上げられたのだ。

   先生は、この地上には、

   もはやおられないのだ。

 

何度か彼らと話し合ったが、

言葉はすれ違ったままだった。

そのうち、疲れが急に覆いかぶさって来て、

わたしは、早く休みたかった。

そんな私は、

彼らに言い寄られて、

つい、首を立てに振ってしまった。

 

三日三晩、

屈強な若者50人が

夜を徹して探し回ったようだったが、

影も形も見いだせず、

疲労困憊して戻ってきた。

 

そうなのだ。

先生はもうこの地上にはおられないのだ。

 

 

そんなわけで、

私はエリコの預言者学校に留まっていた。

 そこにいる間、

請われるままに、先生との離別体験を語った。

そのことを語れば語るほどに、

私の中で不思議さが増していった。

そして、

先生の後継者としての自覚もはっきりと見えてきた。

先生は孤高の働き人だったが、

私には仲間がいる。☺☺☺☺☺☺

 

先生のマントは今、

私の手の届くところに置いてある。

たぶん私は、

先生の使い慣れたマントを持ち歩くだろう。

 

   主よ、私を通して、

   エリヤ先生の二倍の働きを、

   おすすめください。

 

跪いて祈るエリシャの声は、

低く長く続いて、

預言者学校の夜は更けていった。🌙

 

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欲しいものは何ですか?🎁

バシャ!

鈍い音がした。

水しぶきが私の顔をぬらし、

大きな魚が一匹、水面に躍り上がって水藻に消えた。

私は自分の外套で水面を打ったのだった。

その使い古した外套は、

預言者活動を共にした、いわば私の一番近しい同士だ。

それで水を撃てと、内なる声が命じたのだ。

 

内なる声。

 

突然、雷のように私の脳天を撃ち、

熱を帯びたそれは、

私の体力を消耗させた。

しかしその声は、

祈りに専念した後などに、静かに訪れるのが常だった。

 

罪の赦しを請い、

心を清めていただいて、

賛美をささげ、

身をもたげると、

微かな何かを感じるのだ。

 

頬にあたる空気のながれ、

風に揺れる小枝のささやき、

岸辺に打ち付けるさざ波のつぶやき。

 そのような物とは異なる内なる気配は、

時に、私を取り囲む空気の層の中からも。

 

私の五感は、

確実にそれをとらえることができた。

そして、

母体の中でゆるゆると運ばれている、

幼い命のような、

不思議な感覚に浸るのだった。

 

水鳥が慌てて水面をかけて行く。

エリシャが身を乗り出し、

50人のともがらの驚きが、

打ち寄せては、引いて行った。

 

ざわざわと水が騒ぎたち、そして、

せき止められた水が壁となり、

乾いた道が目の前に現れた。

私は川底に足を踏み込んだ。

 

ああ、

我ら先祖を引き連れ、

エジプトの地から決別するため、

乾いた紅海の中を歩まれたモーセよ。

これは私と、

この世とを区切る結界なのだろうか。

 

アッというまに渡り切り、

川岸に立つと、

 

   「あっ!水がまた・・」

 

と、うわずったエリシャの声。

私はそのまましばらく、杣道の中を進んだ。

目の前にわずかばかり視界が開けた。

すると、

太陽が雲に遮られ、あたりが急に暗くなった。

私は振り返って言った。

 

   「エリシャよ。

    私があなたを離れる前に、

    私に何を求めますか。」

   「あ、え?!」

 

エリシャの喉が大きく動いた。

無防備に胸もとで開いた手が

プルプルと震えていた。

 

   「あ、あなたの、に、二倍の力を。✌

    二倍の力を、私に授けてください。」

 

変にうわずった声で彼は言った。

 

   「それは難しいことだが、

    私が、

    天に引き上げられて行くのを見るならば、

    あなたはそれを得るでしょう。」

 

エリシャは目を見開き、コクコクとうなずいた。

 

ゴおオーオオ!!

 

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その風の音は、

今までに聞いたことのないものだった。

髪は乱れ、衣の裾が翻った。

草木が騒めきだった。

私たちは思わず西の空を見上げた。

おお、雲が引き裂かれて行く。

雲に包まれ、沈みかかっていた太陽が、

激しい閃光を発して、目に飛び込んできた。

 

その中に、

一つの黒点が現れ、

みるみる大きくなって迫ってきた。

それは、炎の塊で、

真っ赤に燃える馬と、戦車が姿を現した。

と、

再び突風が巻き起こって、

私とエリシャの間を引き裂いた。

 

私たちの間に、

あの燃える戦車が割って入り、

私の体はその中に吸い込まれた。

エリシャの体は弾き飛ばされていた。

彼の悲鳴が聞こえた。

川の向こうで、

慌てふためくともがらの姿が見えた。

 

 「エリヤさまぁぁ!!」

 

エリシャが手を伸ばしながら、

今まで見たこともない形相で走ってくる。

 

「わが父、わが父‼

 イスラエルの戦車と、騎兵よ!!」

 

彼の声が、かき消され、

その姿が急激に小さくなって消えた。

 

私の乗った火の車は、

恐ろしい勢いで高みを目指して突っ走った。

振り落されそうになる体を必死に支えていると、

するり、とマントが私から離れて行った。

それを目で追おうとしたが、

ただ、炎の色しか見えなかった。

 

・・・・

 

熱くなかったのですか?🐤

   🔥いいえ、全然。

 

怖くなかったのですか?🐤

    🏇ぜ~んぜぇん。

 

その後、どこに行ったのですか?🐤

   🏠それは今、

   私の口からは言えません。

   ただ、今までに感じたことのない、

   満ち足りたときの流れの中にいることだけは、

   お伝えできます。

   そして何百年後かに、

   尊いお方をお迎えするため、

   ⛅雲に乗って地上に現れることも。

 

   あっ!そうです。

   あわただしい離別の準備期間中に、

   私は内なる声の導きのままに、

   一通の手紙をしたためました。✉

   その内容は厳しいもので、

   ユダ王国、五代目の王様宛てのものです。👑

   不思議です。(・・?

   今、ユダ王国の王様は、

   信仰深い四代目、ヨシャパテ王様なのですから。

   私は手紙を書いたのですが、

   その手紙が今、どこにあるのか、

   わからないのです。(・・?

   果たして、

   存在していない未来の王様に、

   無事に届くものでしょうか?📭

 


 

 

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記念の場所をたずねて・・

ギルガルからべテル。

べテルからエリコへと

神様は私を導かれた。

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しかしそれは、

私自身の望みだったような気がするし、

エリシャの為でもあったのではないか,
とも思う。(・・?
 
  「ここにとどまっていなさい。」
 
と私がエリシャに言うたびに、
瞼を激しく動かしながら彼は言った。(´;ω;`)ウッ…
 
  「主は生きておられます。
    また、
   あなたも生きておられます。
   私はあなたを離れません。」 
 
それは今までの私の来し方でもあり、
若き日の自分を見るようでもあった
その言葉は、夜の白むまで、
呻き、嘆き、苦しみ、もがきながら、
吐き出してきた言葉だった。
私は寂しい山峡で育った孤児で、
身にまとう物も粗末だった。
預言者としての教育を荒野でしていた時から、
まとう物は毛衣だった。
髪も伸び放題で、人々は私を見ては、
けげんな顔をしたものだったが、
私はその異相をやめなかった。
 
私の預言者生活は、
激しい戦いの日々だった。
それまで、
人を攻める言葉を履いたこともなく、
人をなじることなど全くない、
静かな生活だったから。
 
あれ以来、
嵐の中でもてあそばれる枯葉のように、
私の心は激しく震えておびえていた。
そんな私が、告白する言葉がこれだ。
  「主は生きておられます。
   私はあなたを離れません。」
 
たびたび、
時を忘れて祈り続けた。
朝日に染まる妙なる雲の、
その雲の隙間から光が差し込んで、
目が奪われることもあった。
それらの光の中に身を置くと、
活力が全身にみなぎり溢れて、
難しいご用を全うすることができたのだった。
 
べテルはその昔、
アブラハムが旅の途中で、
近くに立ち寄り、祭壇を築いている。
ヤコブは、長子の権を兄から奪ったことで、
その報復を恐れ、
この地で夜を徹して祈った。
その折に、
 
  「イスラエル
 
という名を賜った記念の場所であり、
我ら民族の信仰の原点となった所だ。
私はこれらを記念して、
ここに預言者学校を作った。
 
  「エリシャよ。
   これから、
   どんなことが降りかかってこようとも、
   この場所を忘れるなよ。
   ご先祖様の祈りの積み重ねてあるこの場所を。
   その場所をいつも、
   お前の心の中に確保しておくのだよ。」
 
私たちは赤茶けた細い道を下りて、
預言者学校の門をくぐった。
 創始者でもある私は大歓迎を受けた。
その帰り際、
 若い預言者がエリシャに駆け寄って来てささやいた。
 
  「神様が今日、
   エリヤ様をあなたから
   取られることを知っていますか?」
 
   「はい、知っています。
    でも、
    あなたがたは黙っていてください。」
 
少し強張った声が風に乗って私の元に届いた。
そして、相手を振り切るようにして、
エリシャの駆けてくる足音が近づいてきた。
 
私たちはこれからエリコに行くのだ。
 
エリコも、
イスラエルの民にとって記念すべき町の一つだ。
そこは、ヨルダン川から西に9キロの所にあった。
あったというのは、
今はがれきの山になっているからだ。
今朝,私たちが出発したギルガルは、
かつて、ヨシュアの総司令部のあった場所だ。
エリコはそのギルガルと、
ヨルダン川とのちょうど中間に位置していた。
 
約束の地は、
手放しで我ら民族に与えられたものではなく、
先住民族を倒して、
手に入れなければならなかった。
 
砂漠を彷徨うこと40年、
武器を手にしたこともない民だった。
それがこれから、
力ずくで踏み込んでゆかなければならないのだから、
相当なプレッシャーだったはずだ。
そこで神様は、
民に自信を植え付けさせるために、
不思議な方法で堅固なエリコの城壁を崩された。
ご自身のお力を見せつけられたのだ。
 
  お前たちには私がついているぞ!
 
とばかりに。
 
  「おおそうだ。
   エリシャよ、
   このがれきの山こそ、
   力あるお方が我らの神である証なのだ。
   そしてこのお方が、
   お前と共におられるのだよ。」
 
私がここに預言者学校を創立したのは、
神様のお力を忘れないためなのだ。
私はここでも色々な引継ぎの手続きを手際よくこなして、同労者と別れを惜しんだ。
エリシャはまたもや、
同じ質問をさているようだ。
幾人かの輩に囲まれ、
顔を真っ赤にして何か言っている。
 
最後の行く先はヨルダン。
 
私たちはだんだん口数が減り、
ただ、土ぼこりをまき散らして歩を進めた。
細い緑の稜線が見えてきた。
川の匂いもしてきた。
そして、私たちを遠巻きにして、
預言者のともがら50人ほどがついてきていた。
 
私はずんずんと川岸に近づいて行った。
そして水分を含んで色が変わっている、
柔らかな土の手前で止まった。
エリシャが私にぶつかりそうになって、
息をつめて止まったのがわかった。
 
太陽は傾きを増していたが、
照り付ける力はまだ衰えていなかった。
雲一つない空。
吸い込まれそうな予感に私の身は震えた。
 
         🐤もピョピョついて行くのだ!!
             決定的瞬間を、パチリ!📷
 
 

先祖のことを思うと・・

  エリヤさんはこのところ超多忙。

   預言者学校の引継ぎ、

   預言者仲間にエリシャの紹介。

   その合間に色々な人からの相談やら何やらで、

   寝る間もないほどです。🐤ぴよ!

 

 

 

久しぶりに暇ができて、

私は窓辺に置かれた、

古びた小さなテーブルの前の椅子に腰かけた。

涼やかな風が私の気持ちをほぐしていく。

それにしても、

エリシャはよくついてくるものだ。

いつ根を上げるかと思っていたが、

最近は目つきが変わって来たなぁ。

 

   「神様、感謝します。」

 

瞼が急に重くなってきた。💤

 

 ギルガル、それが私の生まれ故郷だ。

その昔、

モーセの後を継いだヨシュアの一行は、

ヨルダン川をはさんで、

目の前に広がる約束の地を見た。

すでに贈与の地は種族ごとに決まっていた。

しかし、

私の先祖は、

神から賜るはずだった約束の地を蹴ったのだ。

理由は、

家畜に適した地、

ギルガルが気にいったからだ。(⋈◍>◡<◍)。✧♡

麗しい地ではあったが、

同族とは川で隔てられた。

そのため、

常に周辺諸国の脅威にさらされることになり、

イスラエルの心配の種ともなった。

そんな不信仰の種族にもかかわらず、

神様は私を心にかけて下さり、

預言者としての訓練を、

荒野でうけさせてくださった。

厳しかった。

だが、

先祖の汚名返上のため、

全力で主にお仕えしようと、

若かった私は誓い、

苦しい訓練にも耐え抜いたのだ。

 

そんな訓練を私が積んでいたころ、

イスラエルの王アハブは、

バアル、アシュラ信仰の盛んな地から、妻をめとった。

名はイゼベルといった。

結婚と共に偶像も持ち込み、

王は積極的に宮を建て、祭壇を築いた。

 

これに神様は怒られたのだ。

私が、荒野から王のもとに遣わされ、

神の怒りがどんなに激しいかを、

3年6か月もの異常気象で示したのだ。

その時、私はケリテ川で鳥に養われ、

川が枯れると、べテルへと導かれた。

 

べテル?

イゼベルの出身地ではないか!

バアル、アシュラ礼拝の本拠地ではないか!

その地も神の怒りに干上がっていて、

緑のかけた世界が広がっていた。

そこに、

やせ細った寡婦とその子供がいて、彼らを助け、

そして、

私は3年も、

やもめの家に滞在した。🏠

 

私はアハブ王の元へ遣わされた。👣

イスラエルがとんでもないことになっていたのだ。

イゼベルはバアルの預言者450人を養い、

次々と真の神の預言者を迫害していた。

それを聞いて、👂 見て、👀

私の心に沸々と怒りが込み上げてきた。(# ゚Д゚)

私の後ろには、

常に真の神様の存在があったので、

私は王の前でも恐れはなく、大胆に語ることができた。

   

   「カルメル山で対決だ!

    どちらの神が雨を降らせるか!」☂

 

バアルの預言者450人対、私一人でだ。

そして、それは私エリヤの劇的な勝利で終わった。

それを知った民衆は、狂喜乱舞した。

その勢いに乗って、ずぶ濡れの中、

バアルの預言者たちを倒したのだった。

しかし、それを知ったイゼベルの言葉に、

私は臆した。

 

   「エリヤを殺せ!

    その仲間もだ!」

 

疲れ果てた私に、その言葉は稲妻よりも恐ろしく、

胃が痙攣を起こしたほどだった。

あれほどまでに強烈に、

神様の力をこの身を通して表してくださったのに、

あの時、私はどうしたというのだろうか。

勝利の言葉に舞い上がり、

己の力でしたかのように錯覚してしまったのか。

今、思い起こしても身震いがする。

 

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40日40夜の長旅。

それはただ、神様の哀れみだった。

強行のはずなのに、私はあまり覚えていないのだ。

ただ何者かに引きずられるようにして、

歩いていたように思うのだ。(・・?

疲れて倒れそうになる私を、

 

そうだ!確かに!

温もりのある逞しい腕を・・

ああ、はっきり思い出せない!!💦

 

気付けば、

偉大なモーセ十戒を頂いた、

ホレブ山の山頂近くの洞穴の中にいて、

激しい落雷と風の音に目が覚めたのだ。

 

嵐の中であの方の声が聞こえて、

慌てて入り口近くまで這いだすと、

 

   「お前はなにをしているのか?」

 

と言われた。

 

   「イゼベルが報復として、

    あなた様の預言者を全滅させ、

    私一人が逃れて、ここにいます」

 

と私が言うと、

 

   「ハザエル、エヒウ、エリシャの他にも

    7000人もいるではないか」

 

と神様は言われた。

その言葉に私はハッとして、泣いた。( ;∀;)

孤軍奮闘だと思っていたのは自分の傲慢だった。

私の気負った心がすっと無くなった。

 

 

エリヤの首が、かくんと揺れて、

目の前の小さなテーブルに倒れ込んだ。

 

 

今やアハブ王は戦死し、息子アハジヤが王となった。

その彼も亡くなり、弟のヨラムが王となった。

 オムリ王朝の終焉は近い。

 

一陣の風が、小さな窓の戸をカタカタと鳴らした。

 

   「うっ」

 

私は体をもたげ、

コリコリと首を回した。

寝ていたのか。夢を見ていたのか。

両手のこぶしを上にあげながら、

腹の底からこみあげてくるものを、

椅子の背に背骨をゴリゴリ押し付けながら、💺

 

   「ゥ、う~ん」

 

と吐き出すと、

心配そうなエリシャの顔が窓越しにあって、

目が合った。👀

 

 

私は言った。

 

   「主が私をべテルに遣わされた。

    お前はここに留まっていなさい。」

 

突然の私の言葉に、

エリシャの顔が真っ赤になって、

窓枠にかぶりついてきた。

 

風が吹いて、

エリシャの荒い息遣いが耳元に届いた。

 

私はそれで満足した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと見つけましたぁ~~👀

わぁ~い!

エリヤさん、見っけ!ピョ!👀

ずっと探してたんですからぁ~~。。

後継者を見つけてから。

どこに行ってしまったの?って思っていたら、

ギルガルの、預言者集団の中に紛れていたんですね。

エリヤさんは真の神様の預言者学校を、

あちらこちらに作っていて、

国中を駆け回っていたみたいです。

アハブの目を盗んで。

もちろん、

エリシャも金魚のあれみたいにくっついてね。

 

 

前回で、列王記上は終わりですが、

最後の章に、ササっとまとめが記されていました。

イスラエルの新王は息子のアハジヤが継ぎ、

彼はなんの違和感もなく、

偶像信仰もそっくり受け継ぎました。

その間戦場で命乞いをしたヨシャパテ王は無事帰国。

彼は、亡き父アサ王のなしえなかった、

神殿男娼を追っ払いました。

それでも、高き所にある偶像を取り除くまでには至りませんでした。悪しき習慣は、民の間に根強く浸透していたということの証でしょうか。

 そして、偶像礼拝に染まっている、イスラエルとの関係には慎重になりました。

 

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列王記下の1章からエリヤさんが登場ですが、

あれ?大急ぎで山道を歩いています。

神様からのお告げがあって、

アハジヤ王の使者がこの道を通るらしいですよ。

あ、見えてきました。

エリヤさんは足を止め、彼らが来るのを待っています。

彼の姿は異様ですね。

のびた髪の毛と髭が顔の大半を覆っていて、

澄んだ瞳が深い沼のように沈んで見えます。

使者はちらりとその男を見て、

通り過ぎようとしましたが、

エリヤさんは道を譲りません。

はて?っといぶかしげに男を見る彼らに、

エリヤさんは唐突に言いました。

 

 「さあ、帰ってアハジヤ王に伝えるのだ。

  『どうしてわざわざ、

   エクロンの神バアル・ゼブブに、

   お伺いをたてに行くのだ?

   イスラエルには、

   お伺いを立てる神はいないのか?』

  とな」

 

使者がのけぞっています。

何か言い返そうとしていますが、

口がパクパク動くだけで、言葉になっていません。

そして、操り人形のようにゆらりと体が揺れて、

王のいる宮殿に帰って行きました。

 

 「なに?!使者が戻ってきた?

  早すぎる。どうした?」

 

 「実は王様、

  途中で異様な姿の男に会いまして、

  あなた様に伝えるようにと言葉を貰いました。

 

アハジヤ王は、その男の特徴を聞いてピンときました。

 

 「それは預言者エリヤだ。

  父が彼に会うといつも不機嫌になったものだ。

  それで何と言われたのだ。」

 

王は痛みに顔をしかめながら言いました。

しかし、使者はうつむいたままです。

 

  「どうした、なんと言われたのだ。」

 

   「あ、はい、

    『エクロンの神バアル・ゼブブに、

    お伺いをたてに行くのだな。

    イスラエルにはお伺いを立てる

    神はいないのか』

    と大声で言い放ちました。

    それからとんでもないことに、

    あなた様の怪我は治らず、

    ベットから起き上がることのないまま・・」

 

  「なんだ。」

 

  「はい、その・・」😥

 

  「わしが助からないとぬかしたか。

   ううっつ!Σ(・□・;)

   大きな声を出すと、胸に響く。

   天井を見たまま首も動かせぬ。

   こうなったらエリヤを捕まえて来い。」

 

王の指示で

50人の兵士と隊長がエリヤ捕縛に向かいました。

エリヤは丘の上の切り株に腰を下ろしていました。

 

  「王の命令だ。

   預言者エリヤよ!

   我らと一緒に山を下りるのだ。」(# ゚Д゚)

 

隊長は兵士たちに号令をかけました。

 

  「私を捕まえようというのか、

   私が神の人であるなら、

   天から火が下って、

   お前たちを焼き尽くすぞ!」

 

兵隊たちがその言葉に、二の足を踏むのに、

隊長はさらに声を張り上げて命令しました。

あ!

隊長の延ばした腕の先がピカっと光り、

隊長と兵士たちが炎の中に倒れました。

生き延びた一人が息せき切って宮殿に駆け戻り、

事の次第を告げると息絶えました。

 

  「ゆけ!捕まえて来い!」

 

再び王の命がだされて、50人の兵と隊長が、

顔を強張らせてエリヤのもとに駆け付けました。

あたりには異様な臭いが漂っています。

何ということでしょう。

二度目の部隊も、一度目の部隊と同様な目に会い、

また、三度目の部隊がエリヤのもとに行かされました。

三度目の隊長はエリヤの前にひざまずいて言いました。

 

  「真の神の人よ。どうか我らを

   焼き尽くさないでください。」m(__)m

 

するとエリヤの耳元でささやく声がありました。

 

  「彼と共に下りなさい。」✨

 

宮殿につき、アハジヤの病室に入ると、

エリヤは憐れむように王を見つめながら、

神の言葉を伝えました。

 

それから間もなくです、

王はベットから立ち上がることなく、

息を引き取りました。

王には子がいなかったので、

弟ヨラムが、イスラエル9代目の王となりました。

 

 

さあいよいよ、エリヤとエリシャ再登場。

次回、楽しみだわぁ~~。*1

 

 

 

*1:´∀`*