ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

もう我慢も限界だ!

地図を作成してみました。

神様が滅ぼすと断言したガザ、アシケロン、アシドドなどを記入すると、ごちゃごちゃです。ペリシテの町エクロンは狭すぎて記入できませんでした。

Bardで検索したら、北イスラエルの面積は約1万平方キロメートルで四国地方と同じくらい、南ユダの面積は5000平方キロメートルで北海道の半分くらい。

ゼパニヤは幼いころから、大叔父ヒゼキヤ王の偉大さを聞かされて育った。大叔父はユダ王国第13代の王様でした。

その父アハズ王は罪深い王様で、偶像礼拝に染まっていました。

そのため、シリヤとイスラエルが北から攻め、エドムは東から、ペリシテは西から攻め囲みました。(これ、神様の仕業。!サンドイッチ状態ですね)

そんなわけでアハズ王はアッシリヤに頼り、重税を納め続けていました。

それに野蛮な騎馬民族スクテヤ人が、突然わらわらと北方から、コーカサスの山々を越えて、西南アジアの諸国民に襲い掛かってきました。アッシリヤも例外ではありません。

幼い時から父君の行いを反面教師として育ったヒゼキヤ王は、負の遺産を引き継ぐと、すぐ改革に乗り出しました。

そこには預言者イザヤがいました。

途絶えていた過ぎ越しの祭りを復活させました。

神様はをそれをよしとされ、何とかアッシリアからの独立を勝ち取りました。

ヒゼキヤ王の話題はたくさんありますが、大病が癒され「15年寿命が伸ばされました」 半信半疑のヒゼキヤ王に、神様は日時計の針を45分退かせて見せました。(24時間+45分)

ゼパニヤはそんな話を思い出すたびに、若きヨシヤ王を励まさないわけに行きませんでした。王はゼパニヤの言葉に素直に耳を傾け、自分のするべきことわきまえて、実行に移しました。

13代目のヒゼキヤ王の後、14,15と悪王が続き、ヒゼキヤの改革を踏み倒していましたから、16代目のヨシヤ王は宮清めから始めなければなりませんでした。

人々の心に沁みついた悪習慣は、容易なことではぬぐい切れず、表面的な改革になっていました。

そんな時でした。しびれを切らした神様がゼパニヤに言いました。

「もう我慢も限界だ。私が創造した動物、鳥、魚も滅ぼそう」

(ええっ!!?彼らが何をしたと???

そういえば、ノアの大洪水で地上を一掃したとき。あの時は箱舟につがいで避難させましたけど、今回は・・。

 

『偶像も、その礼拝者も、祭祀も、偽預言者も、イスラエルもユダもだ!!』

面白いのは(と言っていいのか?)、神様が懲らしめの為に用いられた周辺諸国も、容赦はしないとおっしゃいました。

「闇の中に隠れても、灯をかざして探し出して罰するぞ!」と、

その裁きは徹底しているようです。

その恐るべき日は近いのだ」

実際、イスラエルを滅ぼしたアッシリヤが、勢い余ってユダに攻め込んできます。残るは首都エルサレムだけとなります。このぎりぎりで神様はバビロンに力を与えらるのです。バビロンはアッシリヤを一掃し、エルサレムに残った人たちをバビロンに引っ張って行くのです。世界地図の色分けが変わるのです。最後はそのバビロンもその高慢のゆえに滅ぼされる運命にあるのですが・・・。

ゼパニヤは幻の中で、焼け焦げた城壁を見せられて絶望します。しかし神様は新しい希望の光をもお見せになりました。

捕囚によって、ふるいにかけられた彼らの信仰の確かさを、神様はお喜びになるのです。

後2,3年もすればユダはバビロンに捕囚として連れ去られます。

時間は刻一刻と近づいています。

「皆の衆。集まって祈れ、悔い改めるのだ。神におすがりするのだ。審判が始まるまで、まだ時間がある。神様の激しい怒りが襲い掛からないうちに謙遜になって、正しいことをせよ。そうすれば、その運命の日に、守っていただけるかもしれない」

神様は言われる。

周辺諸国も全地も、妬みの炎で焼き尽くすと。

しかし残された者たちは「私の名」に信頼する』と言われる。

イスラエルの王である神様が、必ずあなたのうちに住まわれる。そして、あなたの苦しみは終わるのだ。もう恐れることはないのだ。

だから元気を出せ。恐れるな」

ゼパニヤは大きく息をして、あたりを見回した。

「神様は言われる。

『私は傷ついた者を集め、その恥をすすごう。

その時、わたしはおまえたちを呼び集め、アブラハムに約束した地に連れ戻そう。シオンの娘よ、喜び歌え。地のすべての民の中で、あなたがたに名を得させ、誉を得させる』」

高々と掲げた握りこぶしを、思わず握りなおしたゼパニヤ。そしてよろめいた。それは今まで彼が体験したこともない、強烈な閃光が瞼の内をよぎったからだった。

ゼパニヤは掌で瞼を覆い、神様のお言葉をかみしめた。この祝福のお言葉にはさらなる祝福が含まれているのか?

「クッ!!」ゼパニヤはふつふつと湧き上がる笑い声を喉元で抑えた。

終わりが迫っているというのに…