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ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

私の名を消し去ってもかまいません

モーセは民の許しを乞うため山に登った。
モーセが登り始めると、雲が山を包んでいった。

いつもの場所にたどり着くとモーセは膝づき、頭をたれた。
     「神さまお許しください。
      民はもう約束を忘れ
      金の子牛の回りを踊りまわっていました。

      あなたの哀れみにすがって、
      今もし彼らの罪を許されますならば・・」

モーセは喉が渇いて言葉がかすれた。
頭の中を一瞬、家族の顔がよぎったが、彼は振り払った。
彼は続けた。
      「どうか民の罪をお許しください。
       お許しいただけるなら
       私の名をあなたの永遠の命の書から
       消し去ってくださってもかまいません」

突然稲妻が走り雷が地面を揺るがした。
      「罪を犯したものは私が裁く。
       それは今ではない。

       私がアブラハム、イサク、ヤコブに誓った約束の地に民を導くのだ。
       お前の前には私の代わりの者を遣わそう」

モーセはぎくりとした。
ここから約束の地に行くためには
幾つもの戦いを勝ち抜いてゆかなければなりません。
ここまでこれたのも
神さまが共にいてくださるという確信があったからでした。

モーセは言いました。
       「あなたが共に行かなければ
        私たちは一歩も進めません」

モーセはこの難局を乗り切るため、さらに神に交渉しようと決心した。
会見の幕屋を、民のいる所よりもずっと離れたところに移して、幕屋にこもった。
すると神さまの臨在を顕す雲が降りてきた。

神さまはモーセの決意の揺ぎ無いことを知ると
民と一緒に行くことに同意しました。

それでもモーセは、今ひとつ確信がほしくて神さまに願った。
        「神さま、あなたはいつも私に特別親しく接してくださいます。
         どうかあなたの栄光をわたしに見させてください」

モーセは神さまの指示により
新たに二枚の石板を用意しシナイ山に登りました。

神さまはモーセを岩の裂け目に入れて
ご自分の手で入り口をふさがれて通り過ぎました。

そうしてモーセは、神さまの後姿を見ることが出来たのでした。

神さまは
        「わたしは哀れみ深く情け深い
         怒ることに遅く
         恵みとまことに富んでいる。
         恵みを千代に保ち、咎と叛きと罪を許す。
         罪を犯す者は必ず罰して報いる」
とおっしゃりながら通りすぎました。

モーセは神さまの後姿を見て、なお生きていることに感謝し
その場で神さまを礼拝したのでした。