わぁ~い!エリヤさん、見っけ!ピョ!👀ずっと探してたんですからぁ~~。。後継者を見つけてから、どこに行ってしまったの?って思っていたら、ギルガルの、預言者集団の中に紛れていたんですね。
エリヤさんは真の神様の預言者学校を、あちらこちらに作っていて、国中を駆け回っていたみたいです。アハブの目を盗んで。
もちろん、エリシャも金魚のあれみたいにくっついてね。
前回で、列王記上は終わりですが、最後の章に、ササっとまとめが記されていました。イスラエルの新王は息子のアハジヤが継ぎ、彼はなんの違和感もなく、偶像信仰もそっくり受け継ぎました。
その間戦場で命乞いをしたヨシャパテ王は無事帰国。彼は、亡き父アサ王のなしえなかった、神殿男娼を追っ払いました。
それでも、高き所にある偶像を取り除くまでには至りませんでした。悪しき習慣は、民の間に根強く浸透していたということの証でしょうか。
そして、偶像礼拝に染まっている、イスラエルとの関係には慎重になりました。
列王記下の1章からエリヤさんが登場ですが、
あれ?大急ぎで山道を歩いています。
神様からのお告げがあって、アハジヤ王の使者がこの道を通るらしいですよ。あ、見えてきました。
エリヤは足を止め、彼らが来るのを待っています。
エリヤの姿は異様ですね。のびた髪の毛と髭が顔の大半を覆っていて、澄んだ瞳が深い沼のように沈んで見えます。
使者はちらりとその男を見て、通り過ぎようとしましたが、エリヤさんは道を譲りません。
はて?っといぶかしげに男を見る彼らに、エリヤさんは唐突に言いました。
「さあ、帰ってアハジヤ王に伝えるのだ。
『どうしてわざわざ、エクロンの神バアル・ゼブブに、お伺いをたてに行くのだ?イスラエルには、お伺いを立てる神はいないのか?』とな」
使者がのけぞっています。何か言い返そうとしていますが、口がパクパク動くだけで、言葉になっていません。
そして、操り人形のようにゆらりと体が揺れて、王のいる宮殿に帰って行きました。
「なに?!使者が戻ってきた?早すぎる。どうした?」
「実は王様、途中で異様な姿の男に会いまして、あなた様に伝えるようにと言葉を貰いました。」
アハジヤ王は、その男の特徴を聞いてピンときました。
「それは預言者エリヤだ。父が彼に会うといつも不機嫌になったものだ。それで何と言われたのだ。」
王は痛みに顔をしかめながら言いました。
しかし、使者はうつむいたままです。
「どうした、なんと言われたのだ。」
「あ、はい、『エクロンの神バアル・ゼブブに、お伺いをたてに行くのだな。イスラエルにはお伺いを立てる神はいないのか』と大声で言い放ちました。
それからとんでもないことに、あなた様の怪我は治らず、
ベットから起き上がることのないまま・・」
「なんだ。」
「はい、その・・」😥
「わしが助からないとぬかしたか。ううっつ!大きな声を出すと、胸に響く。天井を見たまま首も動かせぬ。エ、エリヤを捕まえて来い!」
王の指示で
50人の兵士と隊長がエリヤ捕縛に向かいました。エリヤは丘の上の切り株に腰を下ろしていました。
「王様の命令だ。預言者エリヤよ!我らと一緒に山を下りるのだ。」(# ゚Д゚)
隊長は兵士たちに号令をかけました。
「私を捕まえようというのか、私が神の人であるなら、天から火が下って、お前たちを焼き尽くすぞ!」
兵隊たちがその言葉に、二の足を踏むのに、隊長はさらに声を張り上げて命令しました。
あ!
隊長の延ばした腕の先がピカっと光り、隊長と兵士たちが炎の中に倒れました。生き延びた一人が息せき切って宮殿に駆け戻り、事の次第を告げると息絶えました。
「ゆけ!捕まえて来い!」
再び王の命がだされて、50人の兵と隊長が、顔を強張らせてエリヤのもとに駆け付けました。あたりには異様な臭いが漂っています。何ということでしょう。
二度目の部隊も、一度目の部隊と同様な目に会い、再び、三度目の部隊がエリヤのもとに行かされました。三度目の隊長はエリヤの前にひざまずいて言いました。
「真の神の人よ。どうか我らを焼き尽くさないでください。」m(__)m
するとエリヤの耳元でささやく声がありました。
「彼と共に下りなさい。」✨
宮殿につき、アハジヤの病室に入ると、エリヤは憐れむように王を見つめながら、神の言葉を伝えました。
それから間もなくです、王はベットから立ち上がることなく、息を引き取りました。
王には子がいなかったので、弟ヨラムが、イスラエル9代目の王となりました。
さあいよいよ、エリヤとエリシャ再登場。
次回、楽しみだわぁ~~。*1
*1:´∀`*