兄弟対決だけは避けたい。
そんな思いでベニヤミン部族と交渉したものの
彼らの心はますます頑なに・・・。
困ったな。(´Д`)=3
イスラエルの人々は、契約の箱が置いてあるべテルに上って、
神様にどうしたものかと祈りました。その答えは
「戦え!。先陣はユダだ」
結果・・・・2万2千人を失いました。
再び、泣きながら祈ると、
「戦え!攻め上れ!!」
それで、次の日も戦いに打って出ましたが・・・
剣を帯びた者が1万8千人、地に倒れました。
彼らはまたも涙と断食をして、主の前にひれ伏しました。▄█▀█●
エレアザルの子でアロンの孫に当たる祭司ピネハスは
完全に焼き尽くすいけにえと、和解のいけにえを捧げました。
「せめよ!明日、決着をつけよう」
そうして、あくる日には町は全滅。
ベニヤミン軍2万5千人も倒しました。
あわやベニヤミン族抹消か、(寂´・ω・`、) に見えましたが
600人の兵は、命からがら荒野の岩地に逃げのびました。
それで、残兵には家庭を持たせてあげようと思いたちますが、
すでに、ベニヤミン人に自分たちの娘を嫁がせませんと、神様に誓ったてまえ、
どうすることも出来ません。
このままでは本当に、ベニヤミン部族は絶たれてしまいます。
彼らは早朝、礼拝が終わると、
この戦に、ヤベシ・ギレアから、一人も参加していない事が判明。
これでは規律を乱してしまうということで
有志1万2千人が、ヤベシ・ギレアに向かいました。Σ( ̄ロ ̄lll)
制裁です。若い処女400人だけを残しました。
イスラエルの人たちはこの娘たちを引き連れ、
岩場に隠れていた残兵と和解交渉に・・・・。交渉成立。
しかし後、200人足りません。
そうだ、毎年シロで祭りがある。
それは良い、ということになって話はとんとん拍子・・。
それはこうです。
その祭りに集まってくる若い女たちの中から、
自分の好みの者をさらって、
ベニヤミンの地に連れ帰れ。
もし、娘の父親が抗議に来たら、
我々長老が責任を持って対処しよう。
こうして、イスラエル12部族は欠けることなく保たれたのでした。
il:i(-ω-`;)ll|
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何という時代だったんでしょうね・・・
しかしこれもそれも、
イスラエルには王もなく、
それぞれ自分の目に正しいと思うところを行った結果でした。
これで約束の地での、最初の約300年の歴史が終わろうとしています。
これからも波乱にとんだイスラエルの歴史が続くのですが・・
そんな嵐の吹き荒れる前の、ほんのひと時、
穏やかの光が降り注ぐような書が次に続く「ルツ記」です。
「サルモンの子はボアズで、
売春婦であったラハブから生まれた者であり、
ボアズの子はオベデは
異邦人ルツから生まれた者であり・・・・・」
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ラハブについては下記をご覧ください。
(1、ラハブの部屋、2、遊女ラハブの心は揺れて、3、ラハブの後悔)
http://d.hatena.ne.jp/pypyhiyoko/20100904