詩篇77篇より
わたしは主のみわざを思い起こす。
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雲は水を注ぎいだし、空は雷をとどろかし
あなたの矢は四方にきらめいた。
あなたの雷のとどろきは、つむじ風の中にあり
あなたのいなずまは世を照らし、地は震い動いた。
あなたの大路は海の中にあり
あなたの道は大水の中にあり
あなたの足跡はたずねえなかった。
あなたは、その民をモーセとアロンの手によって
羊の群れのように導かれた。
口語訳
われ往古(いにしへ)よりありし汝がくすしきみわざを思ひいださん
・・
雲はみずをそそぎいだし 空はひびきをいだし
なんぢの矢ははしりいでたり
なんぢの雷鳴(いかづち)のこゑは暴風(はやち)のうちにありき
電光(いなづま)は世をてらし地はふるいうごけり
なんぢの大道(おほじ)は海の中にあり
なんぢの徑(みち)はおほみづの中にあり
なんぢのみ跡はたづねがたかりき
なんぢその民をモーセとアロンとの手によりて
羊の群れのごとくみちびきたまへり
文語訳