ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

あなたは王であって、祭司ではない・・・

遅い、遅すぎる。
サウルは心の中で叫んでいた。
祭司サムエルを待っていたのだ。
すでに、約束の7日を過ぎている。

それは彼が、30歳(?)で王位について2年目のことでした。サウルはその頃、二千の精兵を持って、ミクマシとべテルの山地にこもり、息子ヨナタンにも精兵一千を任せてギべアに置き、残りの兵士は自宅待機とし、普段の生活をさせていたときのことでした。

ある日、王子ヨナタンは、ゲバに駐屯していたペリシテ人の守備兵を倒しました。怒ったペリシテ人はミクマシに続々と集まって気勢をあげました。危機感を募らせたサウルは、ギルガルにヨナタンはじめ、兵士を呼び寄せ、自宅待機の兵もギルガルに集めました。
探ってみると
戦車3000、騎兵6000、
その外に、おびただしい兵がぞくぞくと・・・

その規模は今までにないほどで、イスラエル人は、
わぁぁぁぁ・もう〜〜、お終いだぁぁ、とばかりに慄いて
新しく加わった兵士たちも逃げ出して、
ほら穴や、茂みの中、岩の裂け目や、地下の墓場、
水ためにさえ隠れようと先を争いました。
中にはヨルダン川を渡って逃走する者まで出始めました。

しかしサウルは精兵と共に、ギルガルでサムエルを待ち続けました。その精兵たちでさえ、今は不安に慄いています。敵は今にも戦闘開始といった状態で、睨みをきかせ、サウルはあせりました。時間が経つほどに、彼の周りを固めていた精兵たちの中からも、逃げ出す者が出てきて兵士の数が目に見えて減ってゆきました。
サムエルが着さえすれば、神様の祝福が頂けさえしたら・・・
しかし、サムエルは現れません。じりじりと気持ちだけが焦って、統率力は益々衰えてゆきました。
限界だ!!
サウルは立ち上がりました。
完全に焼き尽くすいけにえと、
和解のいけにえを自分でささげるためにです。
もう、神様だけが頼りですからね。
皮肉です・・
サウルが礼拝を終わるのと、サムエルが現れたのが一緒でした。状況を見てサムエルは怒り嘆きました。
「ああ、なんとゆうことを・・
あなたの祝福は子々孫々続くはずでした。
しかし今は神様に従わなかったあなたから
その祝福は去りました。
あなたは私を待つべきでした。
あなたは王であって、祭司ではなかったのです」

こうしてサムエルは、ギルガルからギベアに、さっさと行ってしまいましたとさ。
あああ・・・携帯電話があれば・・
それだって、危急の時に通じるかどうか・・
サムエルさ〜ん、あなたも約束破ったんでないの? な〜んて言っても、サムエルの耳には届かなかったみたいね・・・サウル王様が可愛そうな気が・・・・
頼りにしていたサムエルには怒られ・・
神様にも見捨てられたって・・
とにかくここは、怒られてもなにしても、やるっきゃないみたいで・・
サウルは残っている兵を数えてみました。
おお、なんと、なんと、六百人しかいません。
対するペリシテ人は数に物言わせて、部隊を三つに分けて、取り囲みました。
人数だけではありませんでしたね。武器の質も量も雲泥の差がありました。なんせ、ペリシテ人イスラエル人が剣や槍を造ることを恐れて、鍛冶屋を置くことを許しませんでした。だから、彼らがすきや、くわ、斧、鎌などを研ぎたいときには、ペリシテ人の鍛冶屋にたのんでいたのです。
代金は・・すき・・200円
くわ・・200円
斧・・・100円
かま・・100円
突き棒・100円

とゆうわけで、イスラエル軍の中で、剣や槍を持っているのはサウルとヨナタンだけだったんで〜す。
ええっ!!

そんなんで、どうやって、、、
かないっこないんじゃあ・・・
そんなんで軍隊なんていってたわけ・・
それで精兵?
どうりで・・ね。みんな逃げ出しちゃうわけですね。
そんなわけで、アッとゆうまに、ミクマシへ通じる山道は封鎖。彼らは袋の鼠。あとは時間の問題。
イスラエル軍は完全にお手上げ状態。

ひよこにも先が読めませ〜〜ん・・・・と、言いながら
先、読んじゃったけど・・
それでは、また来週・・・・