ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

あのね、エリシャさんもやっちゃいました〜ぁ!!

エエッ!!
ここには五つのパンと二匹の魚しかありません!!
これで5000人以上の人たちの腹を満たせと???

どう考えたって、首をひねったって、出来るわけがありません。
逆さになって、
一回転したって、
どうしょうもありません。

でも、やっちゃった!!
そのうえ、あまっちゃったというのですから、
びっくり!! じぇじぇじぇ!!
止まらないひゃっくり。

このお話は、まだまだ先の話ですが、
クリスマスの主人公イエス・キリスト様がなさった奇跡。
あのね、エリシャさんも100人の人にやっちゃいました。

シュネムのあの女主人の家で子供を生き返らせ、
家族からは、感謝、感謝、雨あられ。
引き止められるのを、
振り切って、、
今、ギルガルの預言者学校に身をおいている彼。

わ!なつかしいわぁ〜〜!その地名。
イスラエルの人々が約束の地にやってきて、最初に拠点とした所。
あそこで、土地分割や、何やかんやで苦労したのはヨシュアさん。

まあ、それはともかくとして、大変です!
雨が降りません。
雨が降らなければ、
穀物の成長は止まり、
収穫が出来ません。
ってことは・・・・、
そうです、ギルガルの地は今、飢饉状態なのです。

普段から質素倹約を旨としていた彼らの食料事情は極端に悪化。
見るに見かねたエリシャさんはゲハジに言いました。

     生徒さんたちの食事の用意をしなさい。
 
    え! 食べ物ですか!
    こまったなぁ・・、
    見てのとおり炊事場に材料なんかありゃしない。。
    そうだ! 
    土地勘のある人に聞けば、
    まだどこかに食べるものがあるかもしれない。

すると、食事係の生徒が言いました。

    このあたりは、我が庭のようなものです。
    この建物の周りにはもう何もありませんが
    もう少し山奥に行けば何かあるでしょう。

生徒はゲハジの期待にこたえようと山に入ってゆきました。
見渡す限り赤茶けた景色。
所々に、立ち枯れた草木が点在しているだけです。
それでもあきらめずに歩き続け、探し続けました。

   あ!
   あれだ!
   あったぞ!
   瓜だ!!

たわわに実をつけて、重そうに垂れ下がっているそれは、
回りの景色とは不釣合いでした。

   ちょっといつもの瓜と色が違うけど、
   大丈夫、食べられる。

彼は夢中で瓜をもぎ取りました。
それは彼が用意していた袋に入りきれないほどの量でした。
   
   ゲハジさん、思ったとおりでした。
   見てください。

彼は目を輝かせて袋の口を開きました。

    よくやった。
    
ゲハジも瓜の山に目を細めました。

昼近くになると学生たちの居る部屋まで
食欲をそそる匂いが漂ってきて、
若者たちの腹の虫が一斉に鳴き出しました。

    さあ、みんなぁ!!
    食事だよ!
    今日はいつもの倍は食べられるよぉ〜!

食堂は学生たちの歓声で溢れ、
湯気の立つスープに釘付けです。
食前の祈りが終わり、
一番腹ペコな生徒がスプーンでその瓜をすくい上げ、
口元まで持って行ったときです。

    食べるな! 毒だ! 

ガタリと椅子がひっくり返り、
一人の生徒が叫びながら立ち上がりました。

   何だって、どれが毒なんだ!
 
   瓜だよ!
この瓜、いつもの瓜じゃあ無いよ。
   色が違う!

食堂の中は騒然となり、
ゲハジはビックリして、
助けを求めるように、
大きく見開いた目をエリシャに向けました。
エリシャは、何一つ、取り乱すこともなく言いました。

   大丈夫だ!
   まずは鍋にスープをもどしなさい。

どやどやと、学生たちが立ち上がり、めいめいのスープを
大鍋に戻しました。
そこへエリシャがやって来て言いました。

   ところで、麦粉はまだあるのかな?

   あ、あります!あります。

   それを、少しだけ持ってきなさい。
エリシャはそれを受け取ると、湯気の立つ大鍋に無造作に振り入れました。

   さあ、これで毒素は消えた。
   スープはちょうどいい具合に温まっている。
   好きなだけ食べなさい。

   わぁぁぁぁあ〜〜〜!!!!

学生たちの歓声が部屋を満たし、
それから空腹を満たすために
食堂から話し声がぱたりと止んだ。
部屋の隅で真っ青になって突っ立っていた青年に
ゲハジは近づくと、

   よかった、よかった。
   素晴らしい体験を目の当たりにし、
   そのうえみんなの空腹も満たされた。
   さあ、君も安心して食べなさい。


よ、良かったで〜す。
ひよこも、お腹がくちくなりました。
わぁぁぁぁ〜。
なぜかまぶたがぁ〜〜。

ふぁぁぁぁあ。
そうでした。
ネムネムの前に・・。

   それからすぐにね、食料が本当に底をついたのね。
   そしたら、あそこ、普通の学校じゃあないのね。
   神様のために働こうって人たちばかりでないの、
   だから、誰言うともなしに、
   皆様、手を合わせていらっしゃるの。
   驚いたことに、あの人たち、

   ありがとう!
   ありがとう!

   って感謝のお祈りしてるのよね。
   確か腹ペコのはずよ。
   昨日もその前も、一日一食になっちゃって。
   その上、今日は何も出ないって言ってたはず。

   それにしてはあなた、丸々と・・・

   あ、私?
   私は体がちっさいし、このおちょぼ口、
   人様が気が付かないほど小さな食べ物が・・
   ほらね、あなたの足元にも・・
   ちょっと失礼。ピヨピヨ。。。ご馳走様!!

  それで?

   なんと、なんと、なんと、ですよ!!
   さっき、庭先が騒がしいなぁって思って覗いてみたら、
   バアル・シャリシャ(?)から人が来て、
   ロバの背に初穂のパンと大麦パンが20個と、新穀一袋が届けられたのよ。
   その人いわく、突然心が騒いで、
   どうしてもこれを届けなければって気持ちになったんですって。
   バンザ〜〜イ!!

   学生さんたちは大喜び!
   でもゲハジさんは、がっかりしながら言ったの、

   これっぽっちでは、焼け石に水。
   一食分にも足りませんよ!!

あの人最近いらいらしてない?
してるしてる、気持ちわかるけど、ちょっとね・・・

そしたら、別の声がして、

   さあこれで何かを作りなさい。
   パンも割いてくばりなさい。
   みんながお腹一杯になって、
   食べきれない人も出ますよ。
   ゲハジ、神様がそう言われたのだからね。

きゃ!!
エリシャ様!!
ひよこも驚いたけど、ゲハジさんはもっとおったまげて、
顔を赤くしたのを私、見てしまったの。
そうゆうのって、ひよこは見たくないのだけどね。

てっことは、
そんなこと話さなくてもいいことじゃぁないの?

そうゆうことでした。

神様、助けて、ぴよ!!