ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

ちょっと・・・

                  蝉の声が一段と姦しい

 

     使命を終えた彼らが

     そこここに静かに横たわる

 

     太陽は中天にあり

 

     黒い兵士が運ぶ遺品は

     か細く揺れて

     木漏れ日の中に消えて行く

     

     夏を背負って

     土へとかえすのだ

 

 

 

     

                                                     f:id:pypyhiyoko:20180806110207j:plain

 

ちょっと、休憩。

たぶん今年いっぱい。

山の神か平地の神か

エリヤはエリシャの澄み切った目の中に

接ぎ木されてゆく新しい力を見た。👀

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エリシャは、

身の内から湧き上がる興奮を抑えるすべを知らなかった。

彼の弟子になりたい!

エリシャにとって、エリヤは英雄の何者でもなかった。

カルメル山のでの偽預言者との対決は、

自分の耳にも届いていて、

ワクワクと心が踊っていた。

 その英雄が目の前にいて、

彼のマントが自分の肩にかけられたのだ。

 

「弟子にしてください」

 

エリシャの声は上擦った。

エリヤはその声を聞くと、

すたすたと歩きだした。👣

 

「ま、待ってください。

家族にあなたのことを紹介させてください」

 

エリシャは何の躊躇もなく、

牛のくびきを燃やし、その肉を煮て、

預言者をもてなし、

家族にも食べさせ、

そして家を離れた。

 

簡単に書いてあるけど、

彼は長男ではなかったのかな?

昔だから、兄弟はいっぱいいて、

働き手が一人かけても大丈夫だったのか?

突然の旅立ちに両親は戸惑ったのでは?

それとも、預言者に理解のある家族で、

預言者の世界では、

時代の寵児であったエリヤの弟子に成れることは、

賛成こそすれ、反対する者はいなかったのか。

 

とにかく、

これからの二人の師弟関係からは目が離せません。

 

と思っていたら、

 何ですか?

ぷっつりと消息が途絶えてしましました。Σ(・□・;)

それで、エリヤとエリシャの師弟愛を書く前に、

アハブ王のことを書かなければなりませんが、

 

「師弟愛」(⋈◍>◡<◍)。✧♡

 

最近、四角い盤上が縁で結ばれた「師弟愛」が話題に。

こっちも目が離せな~い!☖

 

 あ!見てください。

首都サマリヤがシリヤ軍に完全に包囲されてします。

スリヤの王ベネハダデが率いる、32人の王の連合軍です。

わああ、す、凄い!! 凄い数です!!

アハブ王もその状況をこの目で見て、

ビビってしまいました。

だから、相手の軍から使者が来て、

 

「宝物も王の妃たちも子供たちも、わが軍のものだ!さしだせ!」

 

と言われた時、握りこぶしに力を入れすぎて、爪痕がくっきりと手のひらに残ったものの、反抗もせずに受け入れてしまいました。

命あっての物種ですからね。

 

無抵抗の王の反応に気をよくした王たちは、楽勝とばかりに宴会を始めてしまいました。

そして酔った勢いで新たに使者を出しました。

使者は胸をそらし、もったいぶって言いました。

 

「ベネハダデ王は言われる。

 新しい要求だ。

我々が民の家々を回って、気に入ったものがあれば、それも我々のものだ!」

 

「なんということだ。

初めの要求でさえ、断腸の思いで受け入れたのだ。

今回の話は、ばかにするにもほどがある。我々にも意地はある」(# ゚Д゚)

 

その伝言を受け取ったベネハダデ王は、なみなみと注がれた盃を一気に飲み干してから怒鳴りました。

 

「小癪なことをぬかしおって。

あんなサマリヤの一つや二つ、あっというまにひねり潰せるんだ。

私にそれが出来ないとでも思っているのか?

ワハハ!

わしの思いどうりにならなかったら、神々が、わしをそのようにするだろうよ」

 

使者は二人の間を、行ったり来たり大忙しです。

こうなったら、アハブ王も黙ってはいられません。

わきの下に冷や汗をかきながらも言い返しました。

 

「戦はやってみなければわからないさ。我々を見くびるな!」(# ゚Д゚)

 

これを伝え聞いたベネハダデ王は、額に青筋を浮き上がらせ、盃を投げ捨てて言いました。

 

「よおし、やってやろうじゃないか。

 戦だ!攻撃だ!

 戦闘の準備をせよ!」

 

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その頃、

王アハブは覇気のないげっそりとした顔で、玉座に座っていました。

言葉の応酬で大それたことを言ってしまったが、打つ手はありません。力の差は歴然です。

と、部屋の入口が騒がしくなり、部下が飛び込んできて言いました。

 

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預言者神託を持って来た、とわめいています」

「誰だ?」

「名前を聞いても言いません」

 

もう、この際です。

藁にもすがる思いでいましたから、無名の預言者は直ちに王に謁見出来ました。

その男は痩せていて、浅黒い顔を王に向けました。

 

イスラエルの神はこう言われる。

 232人の助っ人外人部隊を編成し、7000人のイスラエル軍と共に敵に向かうのだ」

 

「その少人数で勝てるものか」

 

アハブは苛立ちながら言いました。

 

イスラエルの神の力を信じなさい。戦はこちらから仕掛けるのです。先発は、少人数の外人部隊です」

 

こうして招集された兵士たちが整ったのは、もう太陽が中天にあるころでした。🌞

 

何の計略もないまま外人部隊が進みましたから、すぐに敵に見つかってしまいました。🔭

 

「あ、敵兵だ!」👀

 

すぐにベネハダデに伝えられましたが、見た目、少人数だったため油断していました。

すると、後からイスラエル軍が飛び込んできて、シリヤ軍を蹴散らし、沢山の分捕り物を確保しました。

でも、

ベネハダデ王は部下に守られて逃げのびました。

 

この戦での、イスラエル軍の損失はありませんでしたから、みんなお祭り騒ぎでしたが、かの預言者は顔を引き締めて言いました。

 

「彼は態勢を整えて、来年また攻めて来る。気を抜いてはなりません」

 

その通りでした。

ベネハダデ王の側近は王に言いました。

 

「今回は大敗しましたが、次回は倍返しです。

 イスラエルの神は山の神でした。次回は平地で彼らを負かします。

連合軍の王でなく、指揮権を我々将軍にお委ねください。必ず勝利してみせます」🏁

 

 一年なんてアッというまですね。

ベネハダデ王は優秀な軍隊を引き連れてアペクで

イスラエル軍とにらみ合いとなりましたが、またもやその勢力の違いは歴然です。

そんな時、またもやかの無名の預言者が言いました。

 

イスラエルの神には山も谷も平地も関係ない!

 目の前の大軍を恐れるな。主がお前たちに彼らを渡された!

 恐れるな!

 万軍の神が彼らと戦われるのだ!」

この言葉にイスラエル軍の気力はいやが上にも高まり、7日間も、にらみ合った末に、合戦の火ぶたが切られました。

イスラエル軍は、一日で歩兵10万人を倒し、逃れた2万7千人はマペクの城壁の陰に身を潜めました。

すると突然、

城壁が何の前触れもなく崩れて、全滅です。

ベネハダデ王は側近に守られて、町の一軒家に身を潜め、一息ついたとき、側近が言いました。

 

「アハブ王は哀れみ深い王だと聞いています。

 命乞いに行かせてください。」

 

彼らがみすぼらしい格好でアハブ王の前に行き、王の命乞いをすると、大勝利に気をよくしたアハブ王は言いました。

 

「彼は生きていたのか。

 彼は私の兄弟だ。

 連れてきなさい」

 

こうしてベネハダデ王の首は繋がりました。

そのうえ、王の車にも乗せてあげたので、大感激したベネハダデは言いました。

 

「私の父が奪った町々をお返しします。

 それと、

 私の父がサマリヤに市場を作ったように、ダマスコに市場を開いてください」

 

アハブは上機嫌で彼と条約を交わしました。

 

よかった~ぁ。。。

 

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やや?!

何やってんでしょうね?

例の預言者と、同胞の預言者が、わめいています。

 

「なんてことを言うんだ!

 お前を殴れだって?!

 意味もなく殴ることなんかできやしない。気でもおかしくなったのか?」

 

「意味があるから言っているんだ。

でもお前は私の言葉を拒んでしまった。これは主の言葉だったんだ!ああ、なんてことだ。

いいか、お前はライオンに殺される!」

 

「そんな馬鹿な。」

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驚きと戸惑いの色を見せながら、その預言者は駆けだしました。

 かの無名の預言者は大きく息を吐きだして顔を上げました。

すると前方から、別の同胞が歩いてきました。

 

「お前の持っているその剣で、私に傷を負わせてくれ」

 

その同胞は躊躇しながらも彼を傷つけました。

 

え、その前の人は?ですか。

残念ながらその通りになってしまったようです。(´;ω;`)ウゥゥ

 

次の日です。

かの無名の預言者は傷ついた体に包帯を巻き、道端で王を待っていました。

 

「王様、私が戦場で捕虜の見張りを頼まれました。

『逃がしたらお前の命をとる、それが嫌だったら60万円を出せ』

と言われました。

私が他のことに気を奪われているすきに、捕虜が逃げてしまいました。どうしたらいいでしょうか」

 

「それはお前が悪い。60万円を払うんだな。」

 

王のその言葉を聞くと、かの無名の預言者はやにわに立ち上がり、するすると包帯をときました。

 

「やや、お前は、この前の預言者ではないか。

 お前の助言のおかげでわが軍は大勝利だ。

 後でおまえと食事がしたい。」

 

その言葉を払いのけるように、固い声で預言者は言いました。

 

「王様、イスラエルの神は、こう言われます。

 私が殺そうと思った者*1お前は生かした。それゆえ、お前が命を落とすのだ。お前の民は、彼の民の代わりに滅びる。」

 

「なんだと!

 せっかくいい気分になっているとゆうのに。ぬかせ、たわけ者めが!」

 

王は怒りをあらわにして、預言者を睨みつけ、

サマリヤに帰って行きました。

そこには愛しい妻イゼベルが彼を待っているのです。

 

王の行列が通り過ぎ、わだちの後を空しく見つめていた預言者の周りに、突然砂ぼこりが舞い上がりました。

彼は慌てて衣の裾で顔を覆いました。

 

「神よイスラエルを憐れみたまえ。」

 

預言者の閉じた瞼の隙間から、

涙があふれてこぼれ、😢

土ぼこりがその後をなぞりました。

 

*1:ベネハダデ王

起きて食べなさい

預言者エリヤの出現は、アハブ王とその妻イゼベルにとって、厄介な存在だった。真の神から民の目をそらさせ、

バアル礼拝を奨励し、率先して偶像礼拝を行っていた王の前に、忽然と現れたエリヤの風貌は、威厳があって、王の権威をもってしても抑えがたかった。

彼、エリヤには、神の怒りの霊が臨んでいたのだ。

特にイゼベルは、真の神の預言者たちの迫害に、躍起になっていた。

そのやり方は熾烈だった。

王に仕える高官オバデヤは見かねて、預言者100人余りを分散して、荒野の洞窟にかくまったほどだった。

 エリヤはカルメル山で、バアルの預言者たちと対決し三年半も雨が降らなかった地に、雨を降らせた。

 持てる力をすべて出し切った彼を待っていたのは、イゼベルの怒りと、執拗な追跡だった。心身共に、ぼろぼろのエリヤは、追跡者の手を逃れ、ベエルシバのケリテ川のそばに身を潜めた。

 

そこは、干ばつが襲ってくる前、神に示された場所であり、数々の奇跡によって命を繋がれた場所だった。

そこではザレパテの寡婦の息子を、死から引き戻したことがあった。あれも、これも、すべて全能の神様のお力だ。

しかし、今回の出来事は・・ 

カルメル山でのあれは、何だったんだ。勝利の高揚感はエリヤから引き剥がされ、ずたずたにひきちぎられて、足蹴にされた。彼の心は虚無感で抜け殻のようになっていた。

 王も王妃も、真の神のお力に震えあがり、土ぼこりの地に雨粒が落ちだしたとき、あんなに狂喜して喜んだというのに。

彼らはそれを真の神様のお力だと認めなかったのか?

バアルの預言者の無力さに目をつむったのか?

止まれ、止まれ!

こんな愚かな王や民のために何をやっても無駄だ。

 エリヤはベエルシバの荒野の中で、神様の器としての自分の無力さを呪い、死を願ってうめいていた。

 そんな彼のもとに、天の使いが現れた。

天の使いは、しなったエリヤの肩に手を置いて言った。

 「起きて食べなさい」

ああ、ここ、なぜか目頭がじわんと~~。🐤

 エリヤが振り返ると、 焼きたてのパンと、水の入った瓶が・・

エリヤはそれらを飲んで食べた。

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すると、今までの疲れがどっしりと彼の上に倒れ込んできて、瞼が抵抗空しく垂れ下がり、ずりずりと眠りに引きずり込まれた。

 「はっ?!」Σ(゚Д゚)

 どのくらいたったのか、突然、耳元で声がした。

 「起きて食べなさい。道が遠く耐えられないでしょうから」

 耳元でささやく声には聞き覚えがあり、温もりを肩に感じた。疲れでぼんやりとしていた視界が、今は開け、心臓の鼓動も、力強く全身にエネルギーを送っていた。

目の前には、やはりパンと水があった。彼はガツガツと勢いよく食べた。そして立ち上がると歩きだした。👣

 どこへ?

 エリヤはそれがどこだか分らなかったが、彼の足は力強く踏み出し、迷うことはなかった。 

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ええ!

40日40夜、歩いて、ホレブ(シナイ)山へ!👣

カルメル山からベエルシバまで約170キロ。

そこから、モーセ十戒を貰ったホレブ(シナイ)山までは約300キロ。

40日40夜?どこかで寄り道でも?

 エリヤは山頂近くで洞穴を見つけると、くずおれるように倒れ込み、幼子のように眠りこけた。 

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寒さで目が覚めたとき、太陽はまだ地平の向こうに沈んでいて、一日の働きのための序曲を奏でていた。🎻

それは、薄くたゆたう雲を七色に変化させていたが、遠くの山々は黒い影の中にしずまっていた。

エリヤは横になったまま、ぼんやりとそれらに目をやった。頭の中で、目まぐるしく過ぎた日々を反芻していた。

と、彼のいる洞穴の奥から、声が響いてきた。

 「エリヤよ、出でよ!山頂に立て!」

 彼が、驚いて身を起こしたその時、目の前の大岩に雷が落ちた。眩しい閃光と飛び散る岩。思わずマントに身を隠し、穴の入口にへばりついた。バタバタとマントの裾が風にあおられ、体が激しい振動に揺さぶられ、ばらばらと小石が彼の上に落ちてきた。稲光は留まることなくマントに差し込み、⚡耳をふさいだ指の隙間から雷鳴が鼓膜を叩いた。

 神様が、エリヤの前を通り抜けられたのだ。

  気付けば、いつの間にか地震も暴風も止み、雷鳴も遠のいていた。🌈

しかし、彼の体は小刻みに震え続けて止まらなかった。

 「エリヤよ。ここで何をしているのか」

 朝日がエリヤのマントを朱色に染め始めたとき、その声がした。ビクリと頭を動かすと、はらりとマントがずり落ち、太陽のぬくもりが彼を包んだ。🌄冷え切った身の内から、温かなものがあふれてきて、彼の手を濡らした。

彼はあわててマントをつかみ、しっかりと全身を覆いなおした。震える手がまどろっこしかった。神の御光の中にあることの恐ろしさに、心臓がバクバクと彼の喉を圧迫した。慄きが頂点に足したとき、誰かに引き起こされるかのように立ち上がっていた。そして、洞穴の入口へと導かれた。

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 唇がカサカサだった。ヒリヒリと痛む喉の奥で、空っぽの胃が、ぎゅぎゅぎゅっと萎縮した。空気が押し出されて、彼は声を絞り出した。自分の耳にその声は素通りしていって、今までのいきさつを語り、追ってから逃れていることを告げた。他人の声のようだった。

がくがくと膝がしらがきしみ、エリヤは再び身を沈めた。

 「ダマスコに行くのだ。二ムシの子エヒウに油を注ぎなさい。次期イスラエルの王は彼だ。 お前の後を継ぐ者も決めた。エリシャだ。」

 こうしてエリヤはホレブ山を後にした。

山を下りるごとに、彼の体は軽くなり、歩幅も伸びて行った。🐾

 

一人の若者が12くびきの牛を使って畑を耕していた。エリヤは通りすがりに、自分のマントを彼に被せた。するとその若者ははたりと動きを止め、振り返ってエリヤを見た。

 「あ、あなたは!」Σ(・□・;)

 若者は慌ててエリヤを追った。追い越しざま、彼は両手を突き出して、澄みきった目で真っすぐとエリヤを見た。👀  つづく

 

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pyp

 

 

グルグル回り胴回り、    

  ちょっと、ちょっと、(# ゚Д゚)

  なかなか前へ進んでいないのでは?

  堂々めぐりしてない?🚙🚌

 

はい、その通りで・・。

道が見えてきません~。(´;ω;`)ウッ…

 

  ほんと、何とかならないの?⚓

 

あ、すみません。<m(__)m>

う~、あ~!

あ、悪の~、、ぺんぺん。。。

🐤は浪曲も講談も好きだぁ、ぁ、~~。。

 

 さて、

悪の代名詞のように言われてしまう王、👑

ヤラベアムの在位期間は22年、

実子のナダブは、2年間玉座に座りました。

父の悪行はしっかりと受け継いだナダブ王は、

アヒヤの子バアシャの反逆で、

あえなく玉座を奪われました。

 

バアシャは即位後、

あっという間にヤラベアム家を滅ぼしました。

 

  それって、身の安全のためなの?

 

それもあるけど、

あのシロ人アヒヤの預言のとおりになったってことよね。

  

  え!そうなの!ブルッ!

 

いつだったか、 ハナ二の子のエヒウに

神様がおっしゃったんですって、

「バアシャのやり方は良くない・・・」って。

エヒウは忠実にそれを実行したので、

バアシャは殺されたってわけ。

 

  でも、バアシャの子のエラが

  王座を引き継いだのでは、

  変わり映えしないわよね。

 

そうねぇ。(・・?

でも続きが…

 エラ王様って、

テルザ宮殿のつかさの家の宴席中に、🍶

その家来ジムリに殺害されちゃうのよね。

 

  つかさと家来はグルだったの?

 

そこはどうだか?

家来のジムリが王になったってことは、

宮殿つかさは知らなかったかもね。

 

  そうなんだ。

  ジムリも即位後すぐ、

  前王の家系に属する者を抹殺したそうだけど、

  どうなの?

 

本当のことよ。

なにせ、預言者エヒウの言葉があったから・・・。

 

   うう、預言者の言葉って・・・怖い~。

 

ジムリのやり方は民の反感をかって、

その波に乗って🌊

軍曹オリムが謀反人討伐に乗り出したものだから

あっという間にジムリは追い詰められたってわけ。

 

  あ、そのことはうわさで聞いたわよ。

  火攻めにあったとか・・。

 

そ、そうなのよ。

ジムリはもう勝ち目がないと悟って、

宮殿に火を放って、

天守に登って焼け落ちたの。

日本にも三日天下・・とかあったらしいけど、

ジムリは七日天下だったってわけね。

 

これがきっかけになって、

ギナテの子テブニを推す者と、

オムリを推す者とに 

イスラエル国内は分裂するけど、

結局、オムリが勝って、

12年間イスラエルを治めたのね。

 

彼の死後、実子アハブが即位して、

お后をむかえたけど、👸

偶像(バアルとアシュタロテ)と

それに仕える祭司をぞろぞろ連れてきちゃったから、

アハブ王様は大変。

お后の機嫌をとって、

バアル礼拝にはまってしまって。

これには、忍耐深い神様も怒ったわ。

 

さて、ぺんぺん!🎸

そんなわけでして、

テシベ人エリヤに神様のお声がかかりました。

果たしてそのお言葉とは。

 

はい、お時間が参りました。⌛

次回、預言者エリヤの立ち回り、

とくとごらんあれぇ~~!

***

 

連休はどこかへお出かけでも・・?

ドライバーのイライラは禁物。

渋滞に備えての対策もお忘れなく。

いってらっしゃいませ~!🐤

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こんなはずでは・💔

★(シロ人の預言者アヒヤの回想)   

 

アヒヤは、暗い部屋の中で心を痛めていた。

ヤラベアム王が、

べテルとダンに「金の子牛」の像を置き、🐂

民に礼拝させたと聞いたからだ。

 

あの日、私はエルサレムの町の外の

やっと自分が休めるほどの、

小さな木陰に立っていた。🌲

相変わらず照りつく太陽の日差しは強く、

ついつい日陰を探していたのだ。☀

目をつぶっていると、

まったりとした空気が取り囲んでいた。

閉じた瞼の中は、もやもやとして明るかった。

あの時、私は一人の男を待っていた。

その男は、ヤラベアムといった。

ソロモンに手腕を買われ、

強制労働の総監督に任命されていた。

陰ひなたなく良く働く男だった。

 

いっときほど待っただろうか、⌚

私の目の前を歩いて行く者はいなかった。

きっと早朝に出て行って、

陽が落ちる前に帰ってくるのだろう。

何の鳥だったか、🐦

そのさえずりが今も耳元に残っている。

私はそのさえずりの中にさまよっていた。

それからしばらくして

一瞬、風が頬をなぜ、

さえずりが止んだ。

ゆっくり目を開けると、

一人の若者が、

サクサクと、

小気味よい足どりで歩いてきた。👣

 

彼だ!♡

私の心が叫んだ。

私はその若者が近づくのを待って、

ゆっくりとお辞儀をした。

 

それから、

若者の先にたって歩いた。

躊躇することもなく若者は従ってきた。

少し行くと脇道があった。

私は迷わずその道を進んだ。

覆いかぶさるような藪道を抜けると、

ぽっかりと空が広がった。

そこは野っぱらで、

2人のほかは誰もいなかった。

 

その開けた中にずんずん進んでいって、👣

ぱたりと、唐突に止まり、

ゆっくりと振り返った。

手の届くほどの距離に若者がいた。

はっと息をのんで、

立ち止まった時の、

その目は、

澄んでいた。

瞬時に、神様が示されたヤラベアムだと分かった。

あの時、

私は彼を好ましく思ったものだった。💝

 私はその若者に、伝えるべき言葉があった。

私は足を止めていった。

 

「私はアヒヤ

 預言者だ」

 

今日は、真新しい衣を着てきた。👘

私はゆっくりと、その衣を脱いだ。

それから、

その白い衣を恭しく天に掲げた。

 

 「その衣を12枚に裂け!」

 

神の声が耳元で響いた。

それで私は力まかせに、ビリビリと引き裂いた。

一枚が二枚に、

そしてさらに引き裂いていって、

12枚になった。

若者は驚きつつも、

私の指先を見つめていた。👀

私はその時、少し汗ばみながら言った。

 

 「さあ、10枚をとりなさい。

  イスラエルの神、主はこう言われる。

 『私はソロモンの不信仰のゆえに、

  その手から国を引きはがす。

  そして、

  あなたに10の部族をあたえよう。」

 

若者は一瞬プルっと震え、

いやいやと首を振って後ずさった。🙅

私はずいっと、彼に近寄って、

引き裂いた布を差し出した。

彼は観念したように唇をかみしめた。

指が震えていた。✋

その小刻みに震えた指で布をつかみ、

小さな声で数えつつ、

10枚を手にした。

肩が大きく揺れ、ふうっと息がもれた。

 

私は彼の手の中の、

白い布を確かめた。

それから、気を引き締めて言った。

 

 「あなたは神に選ばれたのだ。

  神の言葉を伝えよう。

 『あなたは、

  ダビデの神の御心にそって、

  定めと戒めとを守るなら、

  あなたのために堅固な家を建てよう。』🏠

  と神は言われる。」

 

そうして私たちは分かれた。

 後日、このことが

ソロモン王の耳に入ったらしく、👂

彼は刺客に狙われた。🔫

それで彼はエジプトに身をかくした。

 

時は流れて、

彼は今、10部族を治め、

イスラエルの王となっていた。

 

  「王よ、私の言葉を忘れたのか!」(# ゚Д゚)

 

アヒヤは薄暗い部屋の中をうろうろと徘徊した。

彼は年と共に目がかすみ、

昼も夜のようになっていたのだ。

 

★(ヤラベアム王の妻の訪問)

 

 「アヒヤよ。」

 

突然、神の声を聞いたアヒヤ

彼は反射的に床にひれ伏した。

 

「ヤラベアムの妻が、この家の戸を叩く。

 息子が病気だ。」

 

そしてすぐ、

ドアを叩く音と訪ないの声を聞いた。

 

 「アヒヤよ、お前はこう言うのだ。

  ヤラベアムの家は、

  その不信仰のゆえに災いだ。

  私はその家を滅ぼす。

  約束の先祖の地より追放する。

 

アヒヤは、自分の衣の裾を踏んで、

危うく転びそうになりながらも、

よろよろとドアに近づいた。

ドアを開けると、

微かな明かりが届いて、

彼の濁った目が

ぼんやりとした黒い影を認めた。

その影が何か話そうとしたとき、

アヒヤは言った。

 

 「王妃よ。

  なぜその身を隠して来たのか。

  ヤラベアムに告げなさい。

  神は彼を離れた。💔

  彼が偶像礼拝を取り入れ、

  私の民をも巻きこみ、

  私を捨てたからだ。」

 

アヒヤは大きく息を吸った。

そしてゆっくりと言った。

 

  「あなたの息子は、

  あなたがその町に入ったとき

  亡くなるだろう。」

 

  「ああ!」

 

ヤラベアムの妻の手から籠が落ちた。

カシャン!

蜜の入った瓶が割れ、

10個のパンと幾つかの菓子が散らばった。🍰

彼女はそれを拾うこともなく、

衣の裾に足をとられながら、引き返して行った。

アヒヤはその後姿を見えない目で追った。

 

いつの間に来たのか、

犬がこぼれた蜜をなめ

パンを食べていた。🐶

 

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