ピヨピヨひよこ日記

自分流に聖書を読んでいます。

聖書を自分流で読んでいます。

足を滑らせて、、、

え!

今なんとおっしゃいました?

エレミヤは思わず聞き返してしまった。

 

f:id:pypyhiyoko:20220305234225j:plain

「故郷のアナトテの人々が私の殺害計画を企てた」と神様がおっしゃったからです。

驚きです。私のことを理解し、応援こそすれ、命を狙っているなんて信じられません。

どう考えても、その理由が思い浮かばないのです。

あるとすれば、、、

ユダのヨシヤ王の宗教改革でしょうか。

そのことで地方に住む祭司たちに不利益が及んだのだろうか?

地方の偶像まみれの礼拝を一掃し、首都エルサレムでの礼拝に統一したことで、彼らの生活が脅かされたのだろうか?

f:id:pypyhiyoko:20220305234257j:plain



エレミヤは色々と思いめぐらしながらも、行きつくところは決まっていました。

どちらにしても神様はいつも正しいお方だ。

必ず彼らの心と動機を探って、その悪に報いてくださるはず。私は神様が正しい裁きをなさるのを見守るだけだ。

エレミヤは花〇回答をしました。何しろ神様に選ばれた優等生ですから。

f:id:pypyhiyoko:20220305234314j:plain



しかし、その言葉とは裏腹に、埃にまみれ、裾の破れた外套をまとい、手入れのしていない髭に覆われた自分の姿と、自分が説教している人々や、また自分を脅かし嘲笑している人々の外的繁栄とを比べて思いました。

不公平なのでは?

エレミヤの心のもやもやは膨れて行きました。

f:id:pypyhiyoko:20220306211820j:plain

 

「主よ、私があなたと論じ争う時、あなたは常に正しいのです。しかし腑に落ちないのです。どうして悪人の道が栄え、不真実な者が繁栄するのか?一体どうしてなのでしょう?」

 

それに対し神様は言われました。

「徒歩の人と競争して疲れるなら、どうして騎馬の人と競うことが出来よう。」とかなんとか・・・

そして悪人の未来に希望のないことを示されました。

f:id:pypyhiyoko:20220306211915j:plain



エレミヤは納得できたんでしょうね。

ひよこは・・・ぴょ??

そしたら、詩編73篇で祭司アサフさんがやっぱり同じような疑問をつぶやいていました。

そこの所を「リビングバイブル」は面白く書いています。そのままだと長いので、ちょっと加工して載せてみました。

f:id:pypyhiyoko:20220305234334j:plain



『神さま、私は崖っぷちギリギリで足を滑らせ、あわや、まっさかさまという体験をしました。あわやですが。

その理由は、傲慢な連中や悪党どもの羽振りがよいのを、妬ましく思ったからです。

奴らの人生ときたら、すいすいうまくやっています。あのつややかな顔、でっぷりとした体。連中は、他の人のように悩むこともなく、深刻な問題で頭を抱え込んだりすることもないのです。

・・

あの腹の突き出た連中には、欲しい物が何でも手に入るのです。神様をあざけり、神様を信じる人々を脅かし、その口の利き方のなんと横柄なことか!

その影響は神様を信じる人々にも及び、多くの混乱と戸惑いをもたらしたのです。

一体神様は、地上でどんなことが起こっているか、ご存じなのだろうか?

見ろよ。あの威張り腐った連中を。全く気楽なもんだぜ。

f:id:pypyhiyoko:20220306212050j:plain



私が今までしてきた事は、無駄だったのでしょうか?清くあろうと苦しんだ日々は、何だったのでしょう。神様にお従いする生活から得たものといえば、苦しみと災いだけです。しかもそれは、日々、朝から晩まで付きまとうのです。

もし、本気でこんなことを言ったら、私は神様の国民を裏切ることになったでしょう。

でも実際、主を憎む者共がこんなに栄えている現実をどう説明したらいいのか、私にはわかりません。

そんな苦しみの中で瞑想していた時のことです。

f:id:pypyhiyoko:20220306212114j:plain



悟りました!

わかりました!

はっきりと見えました!

あの者たちは、なんと危なっかしい滑りやすい道を歩いていることにです。

f:id:pypyhiyoko:20220306212521j:plain

突然、神様から崖っぷちに追いやられて、足を滑らせ、滅びの底に落ちて行くのがわかりました。

私は愚かで無知でしたが、こんな私をも愛してくださるのが神様なのです。

右手をしっかり掴んでくださり、知恵と助言とをもって導いてくださいます。

やがて私の体は衰え、気分も沈みがちになっていくことでしょう。

しかし神様は、いつまでもお変わりになりません。

一生涯、いえ永遠に、私と共にいてくださるのが、私の神様なのです。』

f:id:pypyhiyoko:20220306212421j:plain

   世界が平和でありますように。